梅干が食べたい時に
おにぎりの中の梅干を食べるのは
おにぎりを食べながら梅干を目指す
その時間が
まったくもって無駄だ

だから俺は最初から
梅干を梅干として
食うのだ
神様なんて居ねえんだよ
なあ、神様
バス 食いてえ
ツートン・カラーとか たっぷりの水分を含んだ 薄皮に包まれて
タイヤは曲がったゴムの匂い うは やっぱり
バス 食いてえ 
運転手が禁忌する交差点の手旗信号
それ ....
カット!

違うんだな そのコーヒーカップに入ったスプーン
もっとクルクル回して
ユダヤ人ならもっとクルクル回すんだよ
そう 頭の中で目の前の恋人のことも考えるし
干してきた白いシャツが乾 ....
いないよ
誰もいない
警察手帳を見せたって
撃鉄の光で脅したって
きみを抱きしめてくれる人なんて
世界中どこ探したっていやしない
いないよ
誰もいない
いくら叫んだって
針みたいな雨 ....
りんは河原で泣きました

自分なんて居なくても
地球は回るのだと

石ころを蹴飛ばそうとして
空振り すってんころ


---------------------


【 問1 ....
にゃんでか知らにゃいけど
「にゃににゅにぇにょ」
が言えにゃくて、全部
「にゃににゅにぇにょ」
ににゃる
日常生活に支障はにゃいもにょにょ
こにょままでは
僕が僕でなくなってしまう
 ....
 シルクハットの手品師は
 自分の姿を消しました
 種も仕掛けもなかったので
 もう元には戻らないのでした
 相棒の鳩は
 空を飛んでいます
 
  


 
いつかわたしは
わたしから名を与えられた
わたしではないわたしが
鳥のように道に立っていた
地にも 空にも
翼は落ちていた


遠い光の日に
熊は殪された
血は流れ
人の内に ....
山田でございます。
前回はスタミナ切れでと言う誤魔化し方で何とかお茶を濁してみたのだけれど、実はそこから先に進まないとあのままじゃただの俺の言い訳だけだったりしたような気がすごくしていて(最もこっか ....
イメージするということ

たとえば

ゴキブリいっぱいのプールに放り投げられるということ

眠っている間に鼻の穴から寄生虫を入れられるということ


イメージするとい ....
ある日

ヒゲが全然剃れないので
やけに切れないカミソリだなと思ったら

カミリソだった

そりゃそうだ


*


ある日

ヒゲを剃っている途中
カミソリにカミリソ ....
あきらさんの問いかけ
{引用=
作詩は若葉マークの身の上ですので、これから書いていくにあたり、技術上の約束事や注意点などについて知りたいのです。
現代詩も ただ自由に書くというわけにはいきません ....
花が居て
狂いたい
と言った
なにもしてやれないので
川にうつる枝のなかに立ち
はらわたの森をひらき
ここにお入り
と 言った


蝶が来て
狂いたい
と言 ....
 数ヶ月前のことになりますが、触発する批評http://takemoto.picot.ne.jp/incentive/に「ネット詩について」というスレッドがあって、それを読んだとき、「ネット詩」という .... (まず誤解の無いように記しておきたいが、これは原口昇平氏の言及(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=781&from=menu_d.php)に対して .... 【透明人間の憂鬱】

透明人間の悩みは
最近、髪の毛が薄くなってきたこと
これでも若いころは
リーゼント、ヨロシクきめて
ハマのあたりでバリバリに透明だったぜ、ってなもんで
今ではバ ....
若原光彦さんのおすすめリスト(354)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
梅干を食いたい時がある- ミサイル ...自由詩204-11-19
- ミサイル ...自由詩304-11-19
バス食いてえ- たもつ自由詩1404-11-7
カット!- 純太自由詩13*04-11-2
誰も- haniwa自由詩204-11-1
りん- ミサイル ...自由詩304-7-13
にゃ- たもつ自由詩3504-5-18
消滅のしかた- カンチェ ...自由詩9*04-3-25
秘名- 木立 悟自由詩604-3-8
山田せばすちゃんショウたぶん番外のけたらその5_再びいつの日 ...- 山田せば ...散文(批評 ...503-11-24
Imagine._And_imagine.- いとう自由詩3203-11-23
かみりそ- ミサイル ...自由詩1803-11-12
詩と非詩の境界_自由詩の限界についてのメモ- 片野晃司散文(批評 ...9*03-10-8
ノート(緑透火)- 木立 悟自由詩1703-10-6
「ネット詩」の思い出- 渦巻二三 ...散文(批評 ...1303-8-21
技術論とミロのヴィーナス- いとう散文(批評 ...503-7-29
透明人間と- たもつ自由詩4703-6-23

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