青空が、気持ち良くて。
飛び出したんだ。
さぁ、掴まえにいこうか。
何か、うやむやで自転車をこいだ。
街の中では、うやむやは消えなくて。
突然に、海を目指した。
まっすぐ、まっすぐ。
そこには海があった。
海は広かった。
うやむやも飲み込まれた。
....
始まりは何時もそうなんだ
この名の僕が先頭に立つ
僕の悩み事は何でも最初
一番にやらなくてはならない
爪先立ちすれば後ろの眼差しが痛い
時には後ろに下がりたい
そして
こっそり泣 ....
傍へ行ってその手を取って
少しでも傷を癒してあげたいのに
それが出来たらいいのに
独り抜け出せない淵
あなたには何が見えている
どこまでも続く長い長いトンネルの
その先へ行きたい
はるをまたずに
なんでなんで
咲くの
底冷えの寒さを
わざとえらんで
ウメは咲いて
あっという間に散って
白くやわらかな
なきがらの下から
プチンプチンと
....
空を
見上げる
君が
振り向く
微笑む
僕と君だけの空
大事なことは
ことばにしては駄目なんだ
ことばは
写真のように伝えるけれど
ことばの力は
限られていて
ことばにしては駄目なんだ
私は
今日もことばをたどっている
そこに ....
スーパーのレジで
おつりのコインを数枚受け取ると
「わあ、お金が増えたね」
と娘は目を輝かせる
自動ドアから出るときも
「あのおばさん、きっと親切な人なんだよ」
ふわふわと歌う
....
落日
蜃気楼のよう
だけど蜃気楼じゃない
焼かれるのは
空じゃなく
今日という日の末路
果てるような
限界線
焼かれるのは空
じゃなく
今日も何にもなく
サプライズが来るわけでもなく
いつもの風景を見て
いつもの夢を見て
ぼくはまた明日の朝日と
挨拶を交わした
マフラーを首に巻いて
パーカーを ....
歌ってすごいですよね、一つの歌で人の将来とか決まってしまうこともあるし、とても、勇気づけられたりしたり、歌って本当に魔法のようですよね、色々な歌がありますよね、ポップや童謡ロックにラップ、それぞれにと ....
駅前にはたくさんの
駅が並んでいて
降り出した雨に
みな一様に同じ音をたてている
線路は出鱈目にひかれ
それでも人は
誰かを待ち続けなければならない
世界で一番
悲しく笑うため ....
ぎゅってして
どこか遠くに飛んでいかないように
あなたの手が私に触れて
ものすごく幸せで
ものすごく気持ちよくなって
なんだかどこかに
飛んでいきそうになるから
だからちょっと怖 ....
まっしろな
かみの
やぎさん
まっぱだか
だから
あめふって
いろかわると
こまる
無言電話がかかってきたので、無言で待った。
遠くから、海の音がした。
高い空の下では、夏を気にも止めず
君はまだ、飛行機雲を見ている
あなたが好きな場所
あなたが好きな色
あなたがすきな音楽
全部あつめたら
少しは近い気持ちになれる?
あなたがすきだった女(ひと)たちといたら
私が敵わないところ わかるのかなぁ…
そのそらのすきまから
つよくて
おおきい
かいぶつがでてきて
このせかいをこわしてくれるんだ
貴方がすきです
すこしずつ
色を足し
気づかれないよう
形をかえて
満月を
あとふたつ数えたら
「春」になります
北風の止んだ空に
雲の声がした
何がしたいんだろう
何が欲しいんだろう
どこに行きたいんだろう
どこへ行けばいいんだろう
誰かに好きって言って欲しくて
誰かを好きになりたくて
笑っていても笑ってなくて
笑わ ....
なっちゃんだって
辛いこと、悲しいことあると思うよ
みんなが寝静まった頃
こっそり泣いてるのかもしれないな
それでも朝には
こんなに笑顔
自分も頑張ろうと思う
恐れてもいいんだよ
強く繊細な瞳に映るその全てを
それでも僕らは待っているから
西陽が差し込むこの部屋で
風は思いのほか近くから来る
雨はほぼ真上から
あなたの街は遠くて
僕は想うより他に知る事が出来ない
いつか
そこに立ったとき
僕は何を感じるのだろう
暑い暑い日差しに
....
どれだけ手を伸ばしても、
届かない。
いとしいひとよ
顔が見えずとも
声がきこえずとも
跡形がなくなったとしても
あなたはわたしの
いとしいひとです
季節外れの花を見て
桜の下のあなたをおもう
....
僕の秘密の場所にようこそ
大好きだよ
あなたの瞳も微笑みも
大好きだよ
あなたのしぐさややさしさも
そしてね ぜんぶ私の宝物
あたしは
ただあなたの背中を見送る事しか、できなかった。 ....
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