(みえる?)
みえるよ
(きこえる?)
きこえるよ
空の色も 土の声も
自分の魂の熱いゆらぎも
氷の蕾だった五感が
白い星になって咲いた
「私」という宇宙は はじまった ....
君が誰とどこで会っていようが僕には見えない。
僕が誰とどこで会っていても君に見えないように。
鏡に映った自分に「僕は大丈夫?」と問いかけてみても
答えは自分しか知らないのだけど。 ....
悪いのは手
あなたの
私を抱きしめた
悪いのは手
私の
背中を探しあて
ことばとは
たぶん違う生き物が
私の中で
惑う
戸惑う
力強く
さみしく
やさしい
....
星のないこの空
君の姿が見えない
小さな灯りで探す僕を見えているのだろう
気づいたら
僕に声を掻けてよ
僕も返事を返すから
木のない森に行き
君を探すことで今日を過ごしている
....
君はもう見えなくなってしまった
昨日までいつでも手の届く距離にいたのに
なんでかな
今では君はどこか
遠く遠くに行ってしまっているように
感じ取ってしまう
今聞こえ ....
やさしいあなたはわたしの何倍もやさしい
わたしはすぐになにもかもあきてしまってやさしくなんかないのに
あなたはわたしを許すとか許さないとかじゃなくただ
いろいろなことをやさしくこなし続けている
....
ときどき、
行方不明になりたくなる。
そうゆうときは
「あーーー行方くらましたい」
て、言ってみる。
言ってみるだけなの。
そんなの無理って、
逃げられないって、知ってるから言えるん ....
私が泣いていたら
一緒に泣いてくれて
楽しければ
一緒に笑ってくれる
人見知りする私に
毎日声かけてくれたね
どうしようもない時
傍にいてくれて
ひとりじゃないって実感してた
....
私が持っている鍵を使って
あなたの心に入り込む
でも今は
鍵穴が新しくなり
私の鍵では入れなくなった
私への想いがなくなった証拠
使えなくなった鍵は
捨ててしまおうか
私の ....
一ヶ月だよ?
たったの一ヶ月・・・
こんな短い時間の中で
こんなに沢山の想いを
あなたと交換してたのに
出来てると思ってたのに
違ったのかな。
思い込み?
....
どの糸をたぐりよせるかは ぼくが決めること
どの糸を強くたぐるかは ぼくが決めること
どの糸を切り捨てるかは ぼくが決めること
ぼくの糸をたぐりよせるかは ....
あした逢おうとおもっていました
あした電話しようとおもっていました
あした謝ろうとおもっていました
あした許そうとおもっていました
今日、あなたは消えました
さがして ....
窓ガラスのむこう
僕の部屋から公園が見える
君と何時間も話した
犬の置物のある公園
あの犬の置物は
まだあるのだろうか
とっても可愛い犬の置物
君 ....
どこからか
うまれた
しあわせは
てをつなぐように
であって
すなをくずすように
かわっていった
トムソンはがぜる
がぜり続ける
健やかに育ち
育ち続ける梢と梢の
間からメニューを覗き
何という名のファミリーレストランか
ハンバーグを和風セットで注文する
まるで都会だねここは
....
大丈夫だよ
キミなら大丈夫だよ
強いから
夢を追いかけられるほど
キミは強い人だから
だから バイバイ しなきゃダメだよ
心ない言葉を
ばらまいて歩く男がいます
右にも左にも
心ない言葉を放り投げます
うけとった女が
賢明であることを願います
惑わされ
傷ついたりしないような
心強き人でありま ....
眠っていた水面に
君の目から月の雫が一滴
やさしく体中を駆け巡る波紋
その振動は血管を伝い
僕を熱くさせる
ただ上だけを見つめて
僕らはスイレンのベッドに浮いている
君は ....
私は繋がれている
それは嬉しい鎖
時として辛く思う事もあるけど
その大半が喜びに満ち溢れている
愛されている そう思える
この鎖がなくなった時
私の存在は消えてしまう
必要とされていない ....
茎のおれてしまった
どこかのうちの赤い花
風に吹かれ
今にもたおれそうで
それでも
赤い空をみつけた花は
とても うつくしかった
....
洗いたての髪
あなたと同じ
シャンプーの香り
ちっこい奴がいます
ちっこい奴は大きくなろうと頑張っています
けれど・・・
ちっこい奴はどんなに頑張ってもしょせんちっこい奴なんです
だけど・・・
ちっこい奴は大きな夢が ....
嬉しいことがあるたび
大切な日記を出して
ペンで書き記す
何度もくり返し
消しゴムでこすって
消えないことを確かめる
怒りがおさまらない時は
許さない許さない許さない
鉛筆で書 ....