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つまんない、面白くない
昨日から今日までずうっと……
つまんない、面白くない
去年から今年までずうっと……
つまんない、面白くない
入院してからずうっと……
つまんない、面白く ....
僕には今日の終え方がある
最後の望みの様に
ポストを覗きこむ
何か良い知らせはないかと
やっぱりそうか
そんなに上手くはいかない
分かってはいたよ
でも期待もしてたんだ
予 ....
死にたい
と
時には
私だって
思うこともあるのだった
でもさ
わざわざ自殺しなくても
いずれどの道
死ねるんだよ
だから
わざわざ自殺なんかはしない
と
決めている
それに ....
夜のカフェで
手を繋いだね
本当はダメだった
アイスコーヒーの氷が
溶けるまで
ガヤガヤした闇と
白いマーブル
塔が
キラキラしてる
骨を
撒くとしたら
光の中がいい
今朝
植物たちに水遣り中
衝撃が走る
私のサボテンが
土の上に倒れていた
唖然としていたら
「サボテンがコテン」
チラと見た夫が言う
西宮から一緒に越してき ....
いつか誰も
いなくなったら
目のなかや
足の裏の
記憶も
匂いも
手のひらを
空へ
昇っていくの?
あなたの囁きも
分解される
たくさんの電車
目の前を ....
たすけられていきた
笑いあっていきた
ふざけあっていきた
求めてあっていきた
楽しかった日々の
想いはるかとおい
涙あらいながす
雨のなかでわらう
二度と来ない ....
靴下の色を選ぶようになったのはいつからだろう
白の靴下に違和感を感じたのはいつからだろう
好んで白の靴下をはいていたように思う
それが変化したのはなぜなんだろう
....
人生の第一章
愛されない思い出
愛していると勘違いしている
高度経済成長期の教育至上主義者の親のもと
それでも期待に応えれば
私は愛されると信じていた幼い私
豊かな時代に人々は夢追い求め
....
ひとつの時が停滞し
その膝の上わたしは猫のよう
乳飲み子の舌の音
水の音色をさかのぼる
叢に覆われた
つぶれかけた空き家の中で
ひとりの少女に会った
帰る場所がないという
行き着く ....
あなたに貰った口紅を
塗り続けている
男が女に口紅を送る意味は
「キスをして返してね」
だよと
笑いながら教えたのは、私
あなたは
私にちっとも似合わない
淡いピンクの口紅を
....
雨に濡れた道をさ迷いながら
私たちは
雨宿る場所を探さなかった
少し冷たい10月の雨は
火照ったこころを心地好く冷ましてくれた
越えてはいけない一線がある
私たちは同じ曲を小さくハ ....
もう誰も傷付かないといいのにな
と思ってる
めくらうなぎみたいな人生を送りたい
めくらうなぎしかいなくて
めくらうなぎとも交尾しない人生
めくらうなぎだけど
めくらうなぎだって知ら ....
たった一滴舞い降りて
たった一刻
あなたを潤す露となりたい
それは結露だとひとは言うでしょう
雨粒と言うひともいるでしょう
けれどそれは
もっとも純粋な想い
幸せであれ
と祈る私の涙が ....
喜びに鈍感になっている
どんな時だって
日は昇り日は沈む
細やかな喜びを大切にできないものが
何で大きな喜びを得られるだろう
傷つくことを恐れて
こころを閉ざすな
花はきれいではないか
....
私は真理を得た
さくらんぼでしょ?
いや、世界は存在しないね
さくらんぼの根は生えてるよ?
まゆちゃんさくらんぼ良い曲よね
なあ、お前ら、桃も美味いよ
美味しいよね ....
雪深い
雪国の
冬を越して
ほんとうは
生きたいのだった
・
空カフェをしながら
今は亡きあのひとのことを
思うとね・・・・・・
私はあのひとといっしょに
生きなければなら ....
自分の醜さを知っている
家族も私を捨てようと思ったことさえない
声を上げないから分からなかった
悪夢を生んだと
スミレという名の
愛する世界
歌うことがすべてだった
誰もいない
....
{ルビ巨=おお}きな人体の
頭がこの地に
脚が 少女の碧眼のような
空にあり
遠い月から 無数の
羅針盤と目玉とが降ってくる
羅針盤の磁針も 目玉の瞳も
{ルビ出鱈目=でたらめ}な向きを ....
木漏れ日に
たそがれていたので
そんな狭間の
どこかの人間が
そよ風も
ちらつかせてくる
仕方がない
そのうすらボケたピントは
まだ綺麗にしかならないのだから
V2の365法が云うよ ....
よし書こう
システムのブロイラーは
金輪際畑作業
もうね、ここらでね
突拍子もなく幸せになれよ
なんがじゃね
そんくらい宇宙ごと抱きしめるよ
宇宙銀行? ばばばばば8376ww
....
今、此処、今、此処と
音も立てずに通り過ぎていく
君はどこにいるの?
僕はどこにもいない
隠れてないで、出てきてよ
別に隠れてなよ
僕はいないんだもの
だ ....
風はほどよく
乾いていたと思う
光はここちよく
和らいでいたと思う
丘の上の
大きな声で呼ばなければ
気がつかないあたりで
君が花を摘んでいた
君の名前を
呼ばなかったの ....
何も書けない日には
君の写真を見てみよう
別にもう二度と会えないわけではないのに
涙が出るのは何故?
大切に育てて来たら
最後は遠いところに飛んでいく
そうなった君が
素晴らしい事は ....
通り雨の向こうから
まだ乾かぬアスファルトが
ほのかに熱を吐き出している
水没したゲーム機は沈黙のまま
ふっかつのじゅもんを探して
夏の名残りを抱えたまま
秋は遠い雲の端に佇む
....
暑い秋なのに
雲がひとつもない
悲しすぎる空を
覚えているかい
やっと終わった
9月の末日に
いつもの如く
何処からか
現れては
見透かしたような仕草で
滑らかな ....
ハム子が今日天に召されました。
かなり老衰してきて動くのもやっとだったから
ご飯の入れ物もおトイレも平たくしたらちゃんと今朝まで
自分でおトイレにいき、ご飯も食べていました。
今日は脱水症状に ....
ストーカー
かと思えば
次は洗脳
信じる必要なし
言っとけ
犯罪者予備軍、バンジャーイ。
やさしさになれなくて
君の手をはらいのけた
その夜は眠れなくて
星ばかりを見て過ごした
誰かのことを好きになるのと
大切に思うことの違いを
分からないまま明日も
君に幸せを渡そうとしたい ....
真夏の太陽が放つ銀の矢が
心臓に刺さる
ヒフに刺さる
脳に刺さり
ふらふらと銀の世界を彷徨う
そんな真夏の光を浴びながら
僕は銀色の歩道を歩き
身も心も光 ....
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