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常識を逸脱したこういは
けしからん。
弥生にうった雨の後
しずかに
ただ
しずかに 謡う
あ ....
この快晴烈風に
栗毛の駿馬の体が発している
いななきと情気した 赤い汗
馬が飼われている
隣の部屋では
いつも朝日が細く差し込んでいる
扉を開ければ
広い原野は俺のものだから ....
/you can terents kind of resazxdf.
あなたがここにいるならば
涙はきっと
いらないでしょう。
優 ....
ひとつひとつに
名前なんてなかった
きみだけが知っていた
美しい世界
神さま
ねえだから
きみは神さま
みんながうまれたときに
さいしょに泣いてくれたのは
きみだったな
あわくする ....
秋の空気を感じたら
僕の中に君
お月様に吸いこまれそうになるときのあの感じがして
僕は
今すぐ君のそばにいきたい
不思議な夜の空に
ココロをとかして
君のとなりで ひざをかかえる ....
やさしみの
さかなが
しずかに
みなもをおよぐ
やわらかな
さざなみは
しあわせなきおくを
みたそうとする
やきつくされたあさ
さいれんがなりひびく
しきはまた ....
積み木をバラ撒いたコンクリートジャングルには
ペ天使やダ天使を筆頭としたイロハ天使が
なぜか、ハムハム王子を創ろうと画策している
こどもはみんな
ハンカチ王子やハニカミ王子になるのに
....
そっと でいいから
ふれてみたい
あなたの零した一雫のわけを
どこから
流れてきたのですか
まりのような白い雲が
あちこち 漂っている
空なのに
雪解け水が激しく流れる季節は
....
さよならを言ういとまを
あなたはくれないだろう
私の知らないうちに
あなたはどこかに消えるだろう
夜空の星はいつまでもそこにあるわけではない
青空の太陽はいつまでも輝くわけではない ....
そとが雨だからいけない
夕方になったからいけない
いも虫のようにねむる
からだを抱いてねむる
弱いものいじめ
しようと
手ぐすね引いてる人たち
たくさんいる
やっと咲いた花を
夜中にこっそり
折り取って
持って行ってしまったり
耳元で突然
大きな声出して
大喜びしたり
最 ....
おちてゆくとき 全景がみえた
滅びのあとも 日々のいとなみはつづき
死んでいるとも知らずに 人々が暮らす街の
道だけが いのちあるもののように
地平線へ向かって のびていた
子どもが三人産まれました
どれから先に取り出したのか分からなかったので
適当に順番をつけました
今日からこのヒエラルキーにしたがって
彼らは生きていくのです
一番上のお兄ちゃん ....
戦いは終わったかね
ならば
潔く
首を斬りたまえ
もう必要ないだろ
なんだ
イチゴジャム塗れだな
冷蔵庫の中で
マシンガンでも
ぶっ放して
ジャム瓶ごと蹴散らしたんだろう
慎まし ....
下を覗くことも恐ろしい崖の淵で
座禅を組む
丸裸になって 下半身も丸出しで
座禅を組む
胸を張ると そのまま崖下へ転落してしまう
その恐怖の中で なお胸を張って
座禅を組む
....
乗り遅れた改札口の駅の階段近く
女が飛び跳ねて暮らしていた
美味しいスパゲッティーの話をして
混ぜ合うところのフライパンごと食べちゃいそうなくらい
あっという間に平らげましたのよ、と口の周り赤 ....
うすく
たなびいてゆく
いま
あなたといることが
しあわせです
もし いつか
あなたといられなくなっても
しあわせでした、と
いえる
かくごが
まだ
わたしに ....
金魚鉢
の中
光る鱗の澱
夕刻の斜光
き、ら、きら、ら
三叉路に走る
車輪の陰
遠くで鳴る船の警笛
橙の手のひら
光る鱗の
き、ら、きら、ら ....
ぎらつく 太陽色のシトリンが
ルチル混じりの水晶に恋をした
お堅いあの子のクラックは 虹色に光り
分かれて散乱したトルマリンは 七色に光る
フロウ ライトに憧れて
....
たくさんの花を枯らした
サボテンやアロエも枯らしたし
ケフィアやカスピ海ヨーグルトも駄目にした
それでも命は大切にしなければならないからと
小さな虫はその形や色が嫌いでも
なるべく殺さず ....
このアパートに住み着いている猫の話では
世界はすでに終わってしまったらしい
猫は目を細めて悲しそうにしているが
世界がいつ始まったのかまでは教えてくれなかった
仕方がないさ、と猫は言う
....
まどろみながら見る夢は
いつもモノクロだけれど
秋に見る夢は
どこか赤く
風を感じるたびに
黄色が揺れ
白くなってゆく
何を見ているのか
理解の外に消えるけれど
ほのかな色が
....
■■■■
ああ またいないんだ ■■■■
抱きしめても ■■■■
抱き返してくれない ....
あ、いたい、
歯が痛い、
急いで、歯医者に行かなくちゃなんだけど、
でも、そんなことより君に会いたい。
今日、今すぐ君に会わなかったら、
僕の気持ちは伝えられない。
君のこと好きな ....
いちばんふしあわせで
かなしい場所を知っているかい
それは穢れも痛みもない
世界だよとあなた
岩清水のようにうつくしく笑った
透明の
ほかには
なにもない世界
てりつく光が
....
おおうものが
なくなってしまえば、
ぜんしんで
ないていることをきがつかれてしまうから
ファンデーションでかおをおおい
つめにはきんいろのマニュキアをのせ
からだをコルセットでかため
....
濡れた月は、
この上ない美味である。
薄く雲のかかった、
十六夜月の、
あの豊穣さといったら、
想い出しただけで、
灰色の大脳が蕩けてしまう。
満月の ....
痛いとかかゆいとか
間抜けな人は嘘でもいいやと
マルをつけた
早く治るといいね
ピンクが好きだと言ったのね
そんなのもう
鳴り響かない
ずっと弾いてないから
静電気を放った
早く ....
しん君は眼が悪い。
だから僕はしん君のお母さんに
人形劇を見るときは最前列まで連れて行ってください
と言われた。
しん君は机をバンバンするのが好き。
でも先生方はしん君のそれ ....
うやむやに熔けてしまっていませんか
その夕暮れに
指揮棒に従うことで
いくつの雑音を聞かずに済みましたか
なつかしい歌たちに包まれたい日があります
拒みたい日もあります
....
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