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もけもけ〜 もけもけ〜 あなたの
トロンボーンが鳴る
その音 あたしのからだ 
背骨はあなたのもの

もけもけ〜 もけもけ〜 あなたの
うたが響く
その顔 あたしの意識
かなしみはあな ....
にんじんの悲しみは ピュ―ラーで一枚剥けばはがされる

じゃが芋の苦しみは 包丁のかどで丹念に取り除く 
芯が残らないように  
これは ソラニンっていう猛毒なんだって

玉葱の恨みは じ ....
次の人生で
もし生まれ変われるとしたなら
風がいい

誰にも束縛されずに
素直な気持ちに赴くままの
風がいい

どこまでも続く空を辿って
色々な国を渡り
いつも何かを求めていられる ....
剥がれ落ちる 皮膚 遠ざかる 体温 見せかけ の 鼓動 かき寄せて 広がる 波形 織りなして 記憶 と 決別 する 共振 降り注ぐ 大気 凍る 光景 溶かし 混ざり合ってゆく 触れ合い の 皮質 と  .... 雨を避けて駆け込んだ数寄屋橋交差点の
阪急ビルの地下の奥
喫茶アゲインに寄る火曜
ケイタイで話す彼女の耳にも
やっぱり80年代ダンスミュージック
どうしてなのかアゲイン
80年代ダンスミュ ....
今日は実はジムクカマが起き
町民がみなジョハヤタレだった
キウタレマがキウヤハレでもあったので
騒ぎはイウタレタになり
しかたなしにジウヤタレ爺がコタウイアオを取り出し
オウヤタレを遠くから ....
プラトニックでも
自分に素直であれば
満たされると思っていたのに
彼に抱きしめられた瞬間
確かに 私は
物質的なものを求めていた

こんな事をしたのは
私のブラウスのボタンを
なんの ....
僕はあなたに感謝します
小さくふにゃふにゃな僕を お湯で洗ってくれてありがとう
そのふしくれだった手の温度がなくては
三歩と歩けず立ち止まってしまう僕を
外へと連れ出してくれてありがとう
線 ....
交じり合う気持ちは
まるで砂時計のよう
かわるがわる満たし合う
でも いつのまにか
私の方が落ちて行く
いつだって空っぽ
返されないままに

「今夜は飲み明かそう」
と あなたが言い ....
大きな音に驚いては自分が他人だと気付きました。濃厚な日々のせいにしてまた屋根裏に隠れました。
どうしてこんなにも幸せになれないのだろうか本気で悩んでから すこし眠りました。
どう足掻いても変えられ ....
【透明人間の憂鬱】

透明人間の悩みは
最近、髪の毛が薄くなってきたこと
これでも若いころは
リーゼント、ヨロシクきめて
ハマのあたりでバリバリに透明だったぜ、ってなもんで
今ではバ ....
さよなら mammy
もう何も望まないわ

愛していたわ mammy
貴女が私を愛した分だけ

許して mammy
ずっと悪い子だったわ

捨てないで mammy
サヨナラなんて言 ....
裏庭のトマトをもぐようにわたしはわたしになまえを
いくつもつける
(たとえばフランチェスカ、など)
そこにいるわたしテーブルのうえのわたし
わたしがすでにいないところにいるわたし
テーブルの ....
そのほほを
りょうてで
はさんで
あんいなことばを
のみこむ

おでこから
つたわる
ねつに
すこし
うろたえても
あんいなわたしを
しかって

まだ
あなたのやさしさ
 ....
或る日
食い残しのおおきな鰯の頭
かざすほほ骨のくぼみの半透明
陰影の向こう
梅雨空は陰鬱なしずくを飽かずに垂るる

不満なるかな 
不満なるかな

或る日
薩摩の黒豚逐電すと
 ....
道端に膝が咲いていた
膝が咲いていた?
膝が咲いていたとはどういうことだろう
膝は、知りませんよ、とばかりに
風にゆれ、少し音を立てている
春も終わるころ
ぼくは何の確証も持たずに
 ....
白い
白いブリーフ姿
白いブリーフ姿の中年
白いブリーフ姿の中年がベッドの脇で
準備体操

白い
白いブリーフ姿
白いブリーフ姿の小太りな中年
白いブリーフ姿の小太りな中年がマンガみ ....
傾く太陽のくべる徒労を手に甍熱された地面の上を甍ため
らいながらうろつく思念が甍所産の苦しみを抱いたまま燃
えている甍その明かりを糧に生きるもの悲しさに甍うすぼ
んやりとした甍理屈の通らない下水 ....
反戦のために祈るな
反戦のために群れるな
反戦のために
「ささやかな何か」などするな
反戦のために考えろ

祈っても戦争は無くならない
頭数だけ集めても戦争は無くならない
戦争はそ ....
おはよう
クラスメイトのヒロコちゃんが
すこしだけ立ち止まってから
手をふって駆けていく
角をまがって見えなくなる

太陽に傘がかぶっているから
もうすぐ雨だ
ランドセルのなかみを ....
わたし、どこやらに極楽があるとおもう
春の山道で
垂れ下がって咲いている藤の花と
それを咲かせている木が
じぶんの花も
たっぷりと咲かせているのを見ると

山藤はがむしゃらに這いのぼ ....
街中ですっ転んだ
視界にあるのは人の脚

何事も無かったかのように通り過ぎる脚
立ち止まってこちらに視線を投げかけている脚

スーツの脚
ジーパンの脚
スカートの脚
ルーズソック ....
みどり児は
あけの河に流されて
流れ着くのは石の岸
そこをみずからぬけ
葦の原へおちつく
すでに住まう
年よりの蛇とあそぶ
おどりあそばせ
つゆふる夜半には
犬三匹をおま ....
多々田 駄陀さんの自由詩おすすめリスト(83)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
うた- ほのり自由詩203-7-8
ビーフシチュー- 野島せり ...自由詩303-7-7
- 野島せり ...自由詩103-7-4
未成_の_現在- ななひと自由詩303-7-4
agAin-- うめバア自由詩2*03-7-4
バレテイウナハのコレタヤス- 菊地静達自由詩303-7-3
プラトニックの充実なんて- 野島せり ...自由詩203-7-2
祖母について- 自由詩403-7-2
感謝- 野島せり ...自由詩103-6-29
いしき- 示唆ウゲ ...自由詩203-6-26
透明人間と- たもつ自由詩4703-6-23
my_mammy_say_good_bye- しおん自由詩203-6-22
テーブルのうえのフランチェスカ- なを自由詩3203-6-18
あんい_な_こくはく- 玉兎自由詩103-6-18
或る日- いわぼっ ...自由詩2*03-6-14
春も終わるころ- たもつ自由詩403-6-11
準備体操- 紀ノ川つ ...自由詩503-6-3
- 黒川排除 ...自由詩103-5-29
祈るな!- 紀ノ川つ ...自由詩1103-4-14
学校- アンテ自由詩3*03-4-11
極楽の花- 渦巻二三 ...自由詩1803-4-10
人の脚- たもつ自由詩2103-4-2
葦の原の- 田代深子自由詩1203-4-2

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