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降りていく
夜空の底へ
降りていく
瞼を閉じて
降りていく

やはらかなそこへ
そこなきそこへ
はらはらはらはら舞いながら
やさしいことのは散らしながら

降りていく
宇宙の底　.... 消え入りそうだったんだ
夜明け前に
悪夢で目覚めると
孤立に窒息して
消え入りそうだったんだ

そんなとき
何気なく手を差し伸べてくれる隣人が居た

｢水が欲しいんだろ｣
って、ト　.... 暖かなもの全てが鉛色の死に沈み
永遠は半旗のように項垂れ
希望が蒼い地図のなか迷子になる

顔を背けた神々と姿を現す悪魔たち
剥き出しの恐怖が白い小部屋に充ちるとき、

残されたことは全　.... 底冷えする
夜に横たわり
祈っている
迫る闇が咆哮し
幾つもの夢が朽ちるとき、
心の奥処の祭壇に
火を絶やすことなく
灯して、灯して

)不眠の夜を透過する
)純白の雪を待ちながら　.... 口笛の奏で、目覚めてこの夜
澄んで響く何処から

明るい旋律音色のループ
微妙に低く高く震え魅惑の相

聴き入るうちに潮騒磯の香
漂いザワメキ布団が波打つ

扉開いて弓形の白浜
広　.... また夜になり
静けさが白い部屋に充満して
溢れ出す無限の時間は
流れを止めず
私は一人横たわり
人差し指より先に薬指が
ディスプレイに触れて
誤字が打たれていくのを
眺めている

　.... 開かれる
空の瞬き青々と
白雲棚引き
行方は知らず
哀しみ溢れて
秋風の吹く

フリーダムさんのひだかたけしさんおすすめリスト（37）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
夜底	- ひだかた ...	自由詩	4	20-2-21
隣人(改訂再録)	- ひだかた ...	自由詩	4	20-2-20
焼尽	- ひだかた ...	自由詩	4	20-2-15
雪	- ひだかた ...	自由詩	8	20-1-17
夢夜	- ひだかた ...	自由詩	10*	19-12-5
ディスプレイ(改訂)	- ひだかた ...	自由詩	4*	19-10-26
秋風、一吹き	- ひだかた ...	自由詩	9	19-9-16

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