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背後から呼ばれたような気がした
雑踏に立ち止まり振り返ると
それは自分ではなかった

ぜんぜん知らない誰かが
知ってる人間を偶然見かけたらしい
呼び止めて懐かしげに言葉をかけていた

 ....
気付いたら
汚いおっさんになってた

さっぱりと
カネが回って来ない
汚いおっさんになってた

気付いたら
スケベなおっさんになってた
そこんとこは元々か

気付いたら
世の中 ....
生きてると
日常的に疲れる

一日八時間を拘束されて
働く
その対価として
賃金を得ている

得た賃金によって
衣 食 住を賄う

今月の住居費
今月の光熱費
今月の通信費
 ....
明日がなくなるのが怖くて
今日を必死に生きている

明日がなくなるなんて
到底受け入れられないけど

いつか突然目の前の世界が全てなくなって
消えて仕舞うまで
呼吸はし続ける

私 ....
先天的に強い虫と
先天的に弱い虫がいる

先天的に強いヒトと
先天的に弱いヒトもいる

先天的に強いオオカミと
先天的に弱いオオカミもいた

先天的強い羊と
先天的に弱い羊もいるか ....
生まれて今日まで
濃厚なキスさせて貰った記憶ない

どうせさせて頂けるなら濃厚がいいからさ

でも
キスって、させて貰うんじゃなくて
奪い取るもんなのかな

俺って軟弱な意思の
意 ....
生きている道
生きていく道

途中踏み切りにぶつかる事は何度もあった
無情に遮断機がおりているときは
じりじりと待たなければならず
運よく遮断機が上がっていても
慎重に渡る必要があった
 ....
知らない街を夢の中で歩いていた

背後から声をかけられた
ような気がした
立ち止まって振り返ると
自分の知らない誰かが知らない誰かと
偶然再会した様子だった

何だつまらない
自分の ....
空虚な一日はぼんやりと過ぎて
充実した一日は歓喜にあふれた

賑やかな一日は我を忘れてしまい
静かな一日は本を読んだ

騒々しい一日は耳を塞ぎたくなり
華やかな一日はあっという間に過ぎた ....
スマホ時刻午前六時十九分
目が覚めたらその時間

連休二日目の朝
日曜日

スマホは肌身から片時も離せない
まるで自分の分身

スマホから得られる情報
スマホから得られる娯楽
L ....
なにぶん英語が苦手なのでスペル間違えてるかも

人間生まれて息を引き取る迄に果たして何回呼吸を繰り返すんだろうな?

そんなの考えるに値しないの
かな

考えるに値しない事を
生活に何 ....
人間の男と
人間の女が
つがいになってひとつに交わり
ひとつにかさなる

お互いが磁石になって引っ張りあう
お互いが持っている内面の正と負が
ひとつに組合わさって
お互いの体の凹と凸が ....
雨上がりの空から雲が一掃されて
青空があらわれて
お日様が顔を出しても
美しい七色の虹が橋のようにかかるなんて
事はなくなってしまったな

子供の頃は頻繁に虹を見たような記憶があるのに
 ....
光のもたらす恵みは計り知れないのに
空気より空気感ないよな

太陽光がなくなったら
きっとパニクるぜ
ムーンライトがなかったら
暗黒の夜になっちまう

その昔
俳人松尾芭蕉は旅の途中 ....
過ぎて去ってしまったから過去。
未だ来ていないから未来。

過去へと下る河は人の記憶の中を流れ
未来へと上る河は人の夢の中へと流れ込む

懐かしさに帆を孕ませて
舟は下り
わくわくに胸 ....
牛と豚の合挽き肉に玉葱の微塵切り
塩とブラックペッパーを適量 それにナツメックも適量
トマトケチャップと鶏卵を加えパン粉を入れる
それらの食材を手で混ぜて捏ねる

そのなかにどうやったら
 ....
たとえ詩が書けなくなっても
たしかに生きていくのには
困らない

だけど詩を書きたいと言う思いは
私の切なる欲求

時に心に石ころが詰まっても
叶えたい欲求

たとえば
公園の花 ....
何処かの公衆トイレの壁にされた

落書きみたいに

俺の体の中から卑猥な文字が消えないんだ

でも
男だって女だって誰だって
それは自然だろ

それにしても
女は化粧するし
丈 ....
涙のかわいた後には単純に目糞が残りますね
私の場合ですけど
他の人はどうなんだろうか

涙は感情の高ぶりが一つの体液になって目から流れ落ちて頬を伝うしだいです
そこには悲しみばかりじゃない
 ....
どうしても
無欲には
なれない
なれる訳がない

それどころか
この心も体も欲望が満載で
特に体は
時には自制がきかない

選ばれた一握りの人間にはなれなかった

俺は
満載 ....
悪魔の囁きをきく事がある

言うよりか
私の正体そのものが実は悪魔で
普段は人間の囁きに耳を傾けながら
生活していると言うべきなのかも
しれない

当然
私の中では
たえず悪魔と ....
知り合いに実に可哀想な男がいた。

俺と同様に洋食のコックだった。東京の下町のレストランで見習いから始めて、そこに十年近く働いた。
なんとか一人前の職人になった頃、父親に呼ばれ郷里の町で父親の資 ....
八月。うだる様な暑さだった。
エアコンも扇風機もなかった家の中の暗闇で寝かされていた。
父親と母親の間に挟まれて川の字になって。
眠るまでは真ん中の一本線だった筈なのに何だか人間が絡み合う気配に ....
落ち着かないんだ
四六時中空気のある所にいないと

落ち着かないんだ
公衆トイレで用をたしていても
ついつい詩が思い浮かんで

落ち着かないんだ
彼女とメイクラブしてたのに
急に詩か ....
どんなに練習しても
練習の成果は得られなかった
鉄棒の逆上がり
何度も挑戦したけれど
出来なかった

だけど
そんな子供はクラスに何人かいた
何人かの一人に私も含まれていた

夕日 ....
女 男 女 女 男
私の父親と母親の間には五人の子供がいた
一番上の姉と一番下の私とは十歳離れていた

長女が二十歳を過ぎた頃私は小学校の五年生だったと思う
実家は農家で 母親は農婦父親は農 ....
恐竜の時代に生まれて
恐竜にはなれなかった

人間の時代に生まれて
ヒトに選ばれて産まれたんだが

次の時代は
巨大な隕石になって
この地球に衝突したい

そして次の時代は
地中 ....
六十歳の定年に仕事はお払い箱にされた
定年延長再雇用は却下されて
容赦なく投げ出された訳さ

家の借金はあるし
嫁さんは体と心がどっちも弱くて
結婚当初から
俺にずっと養われてたから
 ....
フリーダムさんのこたきひろしさんおすすめリスト(58)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
傷口が塞がらない- こたきひ ...自由詩720-4-19
気付いたら- こたきひ ...自由詩220-4-18
もうこれ以上- こたきひ ...自由詩120-4-11
明日がなくなるのが怖くて- こたきひ ...自由詩620-4-4
不安な音楽- こたきひ ...自由詩220-3-29
濃厚な口吸い- こたきひ ...自由詩4+20-3-20
踏み切りの前で- こたきひ ...自由詩820-3-14
知らない誰かが知らない誰かを- こたきひ ...自由詩220-3-8
一日が崩れ落ちて- こたきひ ...自由詩220-3-1
スマホ時刻午前六時十九分- こたきひ ...自由詩320-2-23
Brethnig__呼吸かな- こたきひ ...自由詩220-2-15
つがいになって- こたきひ ...自由詩320-2-10
雨上がりの空に- こたきひ ...自由詩420-2-9
無明と暗黒の差って- こたきひ ...自由詩520-1-25
昨日今日明日- こたきひ ...自由詩420-1-18
化石のなかで眠る- こたきひ ...自由詩419-12-8
たとえ詩が書けなくなっても- こたきひ ...自由詩1019-10-26
何処かの公衆トイレ- こたきひ ...自由詩719-9-14
涙のかわいた後には- こたきひ ...自由詩319-9-8
昼と夜が交互に繰り返されている- こたきひ ...自由詩919-9-1
悪魔の囁き- こたきひ ...自由詩419-8-25
可哀想な人たち- こたきひ ...自由詩219-8-25
うだる様な暑さの昭和だった。- こたきひ ...自由詩219-7-17
詩からの解放- こたきひ ...自由詩419-7-6
否定する- こたきひ ...自由詩519-6-18
自分で自分を殺したりはしないさ- こたきひ ...自由詩619-6-9
時代- こたきひ ...自由詩519-5-6
六十歳の定年に仕事はお払い箱にされた- こたきひ ...自由詩419-4-20

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