冷え込んだ街の空気がしつけ糸になる
瞬く間に指先から地球の温度に馴染んでいって
フェルトのように絡み合う

人間も冬眠できればいいのにね

美味しいものをたくさん食べて
寝床に綿を敷き詰 ....
今日も言葉と友達にはなれなかったな
何かしら考え思い発してはいるが
その場で消えていくものたちばかり
ああ
明日僕を叱るかもしれない友は
今度はどんな言葉で待ち伏せしてくるのだろう
デパートの屋上の遊園地
フェンス越しに見下ろした街

あの古びた街並みを
今も覚えている

なぜだろう
昨日見た景色も曖昧なのに
あの頃の景色は消えない

まだレンズも心も
曇っ ....
夢の切断面を
あまりじろじろ視ないことです
暗い朝を浴びすぎるのと同じように
眠れなくなりますから
詩を書きたい。
はじまりを告げる詩を書きたい。
安心を与える詩を書きたい。
温もりのある詩を書きたい。
おわりを惜しむ詩を書きたい。

誰かの心に少しでも住めるような、そんな詩を書きた ....
左手でつかんだ豆を放り上げては落ちてくる男は山高帽かぶって静止と落下の両方の手で受け止めたいうまくいかないことによろこびをうれしみをほほえみをいつだって太陽の方を向いて顔を綻ばせますヒマワ・リーさんの .... 時間がゆったりと流れ
深まる秋の涼風が吹き抜けていく
僕は久々に落ち着き
この世界に居着いている

不思議だ

不思議だけれど
世界は今日、
僕という存在を包み込みながら
今一度の ....
わたしはさよならを言う
リボンに言う
履き潰した靴に言う
一度も使わなかったルージュに言う

遠く北国のきみが 雪だ と言う
未知のどこかの知らないあの子が 雪だ と言う

あ ....



明日はドッジボールをします
もともとのドッジボールのルールでは
ボールをキャッチすることは許されなかったようです
ただかわすだけ
でもそれでは面白くない
なんかすかしてる感じが ....
飛んでいったコンビニ袋が
最近見なくなった野良猫に見えました
木枯らしが渦を巻いて

去っていく名前のない怪物は
耳の端を赤く染めている

そのうち冷めるからといって
一瞬のぬくもりを抱 ....
詩を紡ぐということは
裸にならなくてはいけない
恥ずかしがっていては
心の襞は描けない

素っ裸にはなれない
野暮な言葉を並べたくはない

ええかっこしいが邪魔をする
綺麗な言葉を並 ....
僕はリタイアしてから
ワイフに対して
「ありがとう」の言葉が増えた
しかし
「ごめんね」はまだ抵抗がある
また「おい!」から
「○○さん」と名前はまだ呼べない
まして「愛してるよ」は
 ....
willさんのおすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬の裁縫- 青の群れ自由詩1217-11-9
おしかり- 乱太郎自由詩8*17-11-7
屋上- ガト自由詩2*17-11-7
ノート(54Y.10・27)- 木立 悟自由詩317-11-5
詩を書きたい- 水宮うみ自由詩2*17-11-5
コーヒーの淹れ方_ゴルコンダ・スタイルで/即興ゴルコンダ(仮 ...- こうだた ...自由詩4*17-11-4
帰還- ひだかた ...自由詩717-11-4
さよならリボン- もっぷ自由詩417-11-3
_/ドッジボール- j;l自由詩117-11-3
受容と共有- 青の群れ自由詩1017-11-2
裸になれない- 星丘涙自由詩11*17-11-2
リタイア夫婦- ホカチャ ...自由詩217-11-1

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