だめだ
もうだめだと思いながら
それでもまだ生きながらえている

この鼓動は止まることがなく
呼吸が止むことなく
陽の光を浴びて幸せを噛みしめる

気を失ってしまいたいと切望し
なに ....
 時が静かに化粧をして私に迫ってくる。
 時の誘惑は川沿いに咲く桜のように美しい。
 誘惑を美しいと捉える心は不純であろうか。
 年を追う毎に時の魅惑に囚われてゆく。

 一瞬で燃え盛る ....
詩の思考が
衰弱しつつ在る肉に
抗うことも出来なくなり、
死の硬直した体と観念に
ズルズルと引きづられて
いくだけ なら
いっそのこと、
燃やしてしまおう己ごと!

脳髄に吹き込まれ ....
よるになると
ぴい、と音が鳴る
この部屋のどこからか
耳を澄ませる
出どころを
さがしあてようと
眼をつむり
耳だけになってみる
飼ったはずはない
けれどそれは
とりのこえに似てい ....
一匹の雄の野良猫が居た、根性も身なりも薄汚い野良猫であった。他人の捨てたものを漁らなければニャアと鳴くことすら出来ず、鳴いたところで短い、汚い声を上げる程度であった。その内容も、他の猫が聞けば .... その場しのぎでかけたほうきのあとが
際だたせているホコリの存在

誰もいない教室で
立ち尽くしているあの子が
完璧な掃除をめざすことは
もうない

ちょうどいい汚れを残した部屋で
綺 ....
「女史を所持」すると言う
回文的なひどさが
後頭部を襲うと
単純さに惑溺する
化粧師の落書きが
海を席捲する
誤算はイタリア語の挨拶で
超人をスーパーに招き寄せて
慎重を期した
化粧 ....
 
 蝶が、
 たくさんの蝶が舞っている
 ビルとビルの稜線で区切られて
 行き場を失くした空に
 乱舞する蝶たち
 

今ある全ての理は、夢のように移ろい
留まることを知らない
 ....
わたしが投げつけた鋭利な言葉が
あなたを傷つけ
諸刃の剣となって
わたしを切りさく

傷は繊細でむず痒い痛み
痛くも心地よい倦怠が
全身に広がっていく
感情の
空虚な痛み、悲しみ、怒 ....
長いながいリノリウムの廊下
走るはしるどこまでもつづく
冷たさ等間隔の蛍光灯がつく
りだす光をゴム底のサンダル
が吸収してさっきから一歩も
動いてないみたいなストップ
モーション繰り返す呼 ....
倦怠感を憶えて
窓を開ける

細い絹糸のような
雨がいつのまにか
降っている

雨は悲しみに
余りにも似ている
だから私は
雨が好きなのだろう
だから私は
悲しみが好きなのだろ ....
 何気ないひとときがとても大切に思える朝。
 光はまだ淡くカーテン越しに差し込んでくる。
 今を生きている事に幸せを感じ、与え、受け取る。
 闇夜の呪いがゆったり溶けてゆくようだ。

  ....
 顔に
 ぎっしり種を背負った向日葵は
 重そうだ
 僕はそう見えた

 あの顔がやがて
 地面に押し付けられる
 やわらかな大地に

 けれどここは
 都市だ

 焼ける ....
まるで世界の中心だ、
と言わんばかりに虚勢を張っては
わたしを試そうとする

そんなところも
実にあなたらしく
ただ微笑ましく見つめるだけで十分だった

久しぶりに感じたあなたの空 ....
貴女に初めてまみえた静かな夜の舞踏会
私は氷漬けになってしまいました
白魚のような指先に軽くキスをして
貴女は月のような頬笑みを浮かべて
互いに頷いた

初恋のような電撃が私の胸を貫き
 ....
あなたと話した日に
梅の花が咲いていたことを
私は忘れない
それが夢の中なのか
現実なのかはどうでもいい

あなたの後ろでピンク色の
花が咲いていました
あなたはとてもうれしそうで
 ....
僕は信じる
この「軸」を信じる

絶望の闇を
希望の光に転ずる「軸」

悪業の連鎖を
善業の開放に転ずる「軸」

疑惑の混沌を
信頼の和楽に転ずる「軸」

不幸に負ける苦を
 ....
ブラックホールに吸い込まれた
星雲は
真新しい宇宙に出現し
新世界を構成する

ぼくは永遠列車に座り
真っ赤なリンゴを抱え
星巡りの歌を歌い
失われた友を待つ

ぼくが来世に生まれ ....
その病棟にいくには
重い扉をあけなければならないのです
細い腕ではあけられない扉のむこうに
あなたがいるのでした

あなたは窓の外をみるのがすきで
夕焼けも青い空も
全部写真におさめてい ....
叶うならば

柔らかな草の褥に抱かれるように

君の胸に手のひらで触れて
火傷しそうな低温の心臓に落ちていく

人はさ迷う遊星
真っ直ぐに核を貫くよう

自由落下の速 ....
若いうちは
「連絡がないのは良い知らせだ」と言って
ご無沙汰していることが多かったが
年をとるとそうはいかない
久しぶりに連絡が来たら
訃報だったりする
だから、年をとったら
お互いでき ....
木の芽時、
自律神経に訴えるささやかな頭痛とめまいで、
ベッドの上の絶望を味わう

ああ、たった今あたらしい事がはじまろうとしているのだな

蓄えた滋養をおなかの辺りに抱きかかえ、胎児の様 ....
はる地球の回転が速まるせいか
わたしは立ちくらみして
光は速さをなくしたみたいになる
だからかはる 風が軽くなりすぎて
わたしの姿は光をうまく受けれなくなり
わたしの影はどこかへい ....
渡り鳥が旅立つ
渡り鳥の目の中で
僕は故郷を目指す
故郷などもうないのに

日が暮れる
眼下の家々に明かりが灯る
かつて僕の家だったあたりも
他人のように冷たく光っている
 ....
ブクブクと音を立てて
沈み込んでいく
肺に残った酸素を絞り出し
それでも
頭上に揺らめく空
暗くなっていく視界
足掻けば水面に近づくことも
新鮮な空気を吸うことも
出来そうなのに
な ....
最終連は
とうに終わっていても
締められた言葉は
いっこうに完結するようすもなくて
視線は
空を漂う余韻の行き先を
見つめている

その時
一羽の冬燕が目の前を横切るも
地面に落ち ....
もっとくだらないものを
もっとたあいないものを
わたしのなかに鳥がいる

もっと止めどないものを
もっと果てしないものを
あなたのなかに海がある

もっとせつないものを
もっとはかな ....
月明り
滲み生まれた夜
夜光虫 
煌き漂う波間
沈み行く

独りきり
旅の途上
忘却の彼方へ
置いてきた記憶
星が流れる

琴線に触れ
白い花びら
散り行く

舟こぐ音 ....
水になってひそむ
死んだ者たちの{ルビ通=とお}ったこのほそい水系に
官能の色彩はすでにない
光りの粒子のように時は流れ
序章のように生誕の時は流れ
星が囲んだ戦場につめたい炎の舌がみえ ....
大勢の人の中にいればいるほど
不出来な部分に痛みが走るけれど
結局は弱音を吐けない
無作為に弱みを見せる意味も見えない

あなたと出会った頃のぼくは
お出か ....
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