ぼくはそう、
そのまんまでいるから
きみもそう、
そのまんまでいいのさ


そのなみだが
いつか希望に変わって
生きることにつながれば
いいなあと思うんだよ


きみには
 ....
優しい歌になれ
赤子をあやす
母親の子守唄のように
美しい旋律を奏でる
きみの笑顔よ
優しい歌になれ

孤独の闇に眠る誰かの
あるいはそれはきみの
その心に届くのは  ....
狂えてしまえれば
逃れられるだろうに

面影の無い残骸は
夢の端々に散らばり
短く浅い夢の中でさえ
仕事をしている姿がある

何度問い続けただろう
幾年振り返り続けたろう
半年後に ....
愛してる

とは

言えない
毎日何もしないで家にいると
余計なことばかり考えてしまう
たとえば今日もまた
死にたい願望が表面化してきて
青い空がなんだか
何かしろしろと
ボクを攻め立てるから
だからなんだか
やた ....
こどもたちが
口を真っ赤にしながら
園庭であそんでいる
誰かをつかまえ
気に食わなければ噛みつくために


こどもたちは
細い睫毛にひとつずつ
金銀の王冠をつけており
その毛並みは ....
春と夏と秋と冬
春と夏と秋と冬
春と夏と秋と冬
春と夏と秋と冬

春って暖かいのに
夏って暑いのに
秋って涼しいのに
冬って寒いのに

それぞれ違うのにね
いつだって同じ様に争い ....
彼女はなぜだか気付かない
たとえばときどき僕が抱く浮気心に。
ほんのいっしゅん抱くだけだけれど

彼女はたぶんぼくの詩を読めない
理解はできても
言葉のさけめから臭いたつ
臭気をかぎわけ ....
きみのりんかくをぬいあげていく
オルガンの重さが
ひかりににていて
急に
まぶたがいらなくなる
砂糖の
あじをわかりたくて
紅茶ばかりのんでいる、午後
猫が行った



声に体 ....
   黒縁の眼鏡をかけた教授の講義が一段落すると
   スクリーン上に映し出されたままの
   夏の星座がゆっくりと回転し始める


   古びた校舎の窓側を覆う暗幕は
   その歳月 ....
自分の中にある
忘れてしまっていた
言葉のアルバムを
ふと開いてみる

何でもなかったことを
こんな言葉で表したのかと
苦笑いしながらも
あのときの自分には
その言葉が似合っていた
 ....
あなたが不安だと嬉しい

あたしより不幸な人を探して
生きるあたし


そんなの、死んでる

.
死にたい

それは呪文


ただただ生きたいという意味をもつ




.
学校に遅刻して
どうして遅れたんだと先生に聞かれたので
お母さんが死にましたと嘘の答えをしました

学校が終わったら先生が
うちに来ると言っていたので
私は授業が終わると急いで家 ....
かわいがっていた犬が死んだ夜に
新しい犬を飼おうと思う人がいました

家族、いなくなる為に準備をして
汚れた服を着るほかないのなら
いぶかしそうな視線に
それでも
違います、とは云え ....
あぁしたい
こおしたい

ダダをこねる僕を

下から僕は見つめていた


手を伸ばすと
冷たい

土の匂いがした


全てがもどかしくて
そう

もがけばもがくほど
 ....
両の手で抱え込んだ頭が生きているかどうか
確かめるために むに、と頬をつまんでみる。

―反応なし

つまんだ指を瞼に移動させて白目にしてみる。

―反応なし

「生きてるよ、なぁ? ....
昨日もまた
日めくりの暦が一枚消え
昨日を生きた言葉たちが
静かに眠る

昨日一番生きた言葉は
土の道だった
でこぼことした
それでいて不安定な小石の上を
靴底に刺さるかのような痛み ....
ダンボール箱
いや、もう、箱ではない
これに
俺は
云いようもないさみしさを覚え
やあ、俺が
もう、君のよに、なってしまったら
どうしよか
なりたくはない
ダンボールのよに
雑用さ ....
夏日を更新するはずの五月晴れが連れてきたのは
冬の残滓のような冷たさで
渺々と吹き荒れる毎に世間を震撼させている

鉄板を舞い上げてしまう風は
それでも人を飛翔させたりはせず
降下する ....
君はそう太陽のようで
眩しすぎるその笑顔をぼくは直視できない


君はそう月のよう
ぼくが夜を歩きやすいよう
やわらかな優しさをくれる


君はそう地球のよう
あまりにも側 ....
冷えた石段に腰かけ 
振り返ると 
木々の茂みの向こうに   
{ルビ巨=おお}きなH型の下を{ルビ潜=くぐ}り 
無数の小さい車が行き交う 
横浜ベイブリッジ 

( H型の四隅 
 ....
昨日もまた
日めくりの暦が一枚消え
昨日を生きた
言葉たちが静かに眠る

昨日一番生きた言葉は
虹だった
雨が止む間際の
ほんのわずかな時間だけ
光の芸術は空へ浮かび
心に架かる
 ....
オレはネクラだ。
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