青い葉っぱが 嘆きを含み 涙を落とした
赤い葉っぱは 花と一緒に 慰めて
白い葉っぱが 初心に還れと 背を押した

滴たちが 黄色に 輝いた後
紫の夕日が落ちる
黒い世界に 支配される そ ....
幻の魚と書いて げんげ

富山は 蜃気楼が有名な 魚津市が有るって
富山を離れてから 気付いた気がする

本当は 聞いて 知ってたけれど
すっかり 忘れてたんだ

こっちに来てから ....
あなたの額縁は とても大きくて
真っ青な世界を 描くのに 相応しい
重さも 兼ね備えている

こじんまりとした 人間の心は
時に 丸め込まれたまま 眠る
猫のように

寂しいよ ....
「たより」

生活に疲れた頃
きみは ゆっくりと やって来て
るすがちな ポストに
ことり、と 手紙を 入れて行く
とにかく 早く 帰りたいと
ばかみたいなスピードで
のほほんと暮らす ....
世知辛い
せちがらい
一日が 過ぎて

進んだんだか
戻ったんだか
よく分からない程の
熱風が
頬を刺す

しょうゆチュルチュルで
シュコシュコしたのは
自転車のタイヤ
空気 ....
鮮やかな黄緑色 水の蒼さに
うっとりとする季節

赤いトラクターが 行き過ぎる
アスファルトではない 畦道

遠い昔 笑顔で乗りこんでた
妹と 従兄弟を 思い出します

盆の帰省 ....
物々交換では 互いに価値観が違い
交渉決裂する場合も有った

故に 取引材料で有る 現金が出来た
そう考えると

紙幣は 「気の効く」存在と
言うことに なるでしょう

果たして 本 ....
問題が解けてしまえば 
夢の続きを観る楽しみが
半減しますから…

そう思い込ませながら 次の夜も 
眠りに就くのですね

*

幸子ちゃんと言う女の子が二人
両方とも 同級生なの ....
アスパラに絡まる首飾り
ねぇ ねぇ 構って♪ と

笑いながら 近寄る 
少女のよう

近所の住宅地も 昔は空き地で
草ボーボーの 遊び場だった

擦り傷に効く 魔法の葉っぱ
 ....
チューインガムは
ぷうっと 膨らむので
機嫌の悪い夜には
もってこいですが
持って来い! などと
命令しては イケマセン

忽ちに 彼等は 結託し
余計なコトは 言わせんとばかりに
 ....
伝えたい言葉
伝えたい人に
ちゃんと 伝えられて いますか
ちゃんと 伝わって いますか

なんてコトを 考えるよね

伝えられる時に
ちゃんと伝えておこうって
いつも 思うんだ
 ....
言葉尻を捉えて
揚げ足取るのは

嫌らしいなって
自分でも思うけど

漢字一つ
感じ方一つで
印象って 
随分変わると思うんだ

遠くからだから
見える部分

近いからこそ ....
濡れた髪は ずっしりと重く
何か 不吉なものでも
背負ってしまったかのような
切迫感に 駆られる夜

ドライヤーで 乾かすと
スッキリ 軽くなるから
何かを 失ってしまったような
不安 ....
私の場合 全ての軸は
楽しめるかどうかに有るんだけど、

こと朗読に於いては 
本気で楽しめるようになってから 
関東を離れるまでが早かったな、
と言う気がしているよ。

テンションに ....
檻が有るから 開放感を得られる
生身だから 傷を感じられる

あたかも 当たり前のように
してやったりの 訳知り顔で 呟くけれど

実際に 川を渡った記憶が 有るかい
足の裏は 固いから ....
太陽も月も 
野に咲く花のような存在

周りが闇で 妖艶な印象だから
月の花は 例えるなら 百合なのでしょう

誰もが憧れる 光に満ちた太陽の花は
やはり 向日葵

ひまわりは 太陽 ....
楽曲については分かりませんが、
訳については 歌詞であれ 本であれ 
編者の主観が入ってしまうことは否めないのかな、
と思います。
同じ言葉でも感じ方は様々ですよね。

差別かどうかと悩む ....
右の輪と 左の輪を
ゆっくりと 近付ける

磁石のように 反発し合って
上手く 絡み合わないけど

元は 同じ 光の輪なんだ

算数の時間は 良かった
1+1=2

これに 疑問 ....
あなたの 一言で
浮かぶ 情景

風情が 有るね
夏になると 
風鈴 チリリ

虫の声と 相まって
か細く けれど
心には 強く 響く

江戸風鈴の
番組を 見ていた

職 ....
トラックを 黙々と 走る
「さぁ 練習しましょう」

先生の 声が 聞こえて
私達は 束になって 走る

犬の散歩をしている
通行人が 眺めたら
私達は 群れて居る

けれど
実 ....
分かり易く
説明して 下さい

あなたは
頭が 良いから

説明口調まで
難しくって

伝わらないんです

どんなに 素敵な
アイディアも

頷く頭が
なかったら

 ....
あのね
どうしたら 良いかって
ずっと 考えたんだ

頭だけは 何時も
近くに 有ったから

伸ばせる筈の
手だって

本当は こんな風に
好きな 文字を
打ち込んで
踊って ....
プロ意識は 大切
物事に 明るい人が
近くに 居てこそ
安心 出来る

キッカケが 有って
通常が 通じなくて
有ったモノが 
無くなった


遠くで 
難しいことを
議論 ....
疚(やま)しいコトが有るから
似た様な シチュエーションで 相手を疑う

自分が 体験した事実は
容易に 想像 し易い

誰かを 慰めようとして
言い包めるつもりなんて なかったのに
 ....
立方体をばらした図形のこと
何て言うっけ? 立体模型図?
違うなぁ… 平面図か?

とにかく、立体と平面は違う訳なんだけど
瞬時にして 形を理解できる人が 羨ましい

ある意味 「線が見 ....
皿は 大理石
アスファルト色に咲いた
滑らかな アイスクリーム

とろり 
掬い上げる 瞬間に
ぽたり
エキスが 流れ出して

勿体ない…
小さく 呟く

ソースは どうしよう ....
★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

電話かけようか だいぶ迷ったんだけど 
いざ掛けても
何て声かけて良いものか分からなくって、

しかも タイミングも悪 ....
カキコすることで気が楽になるなら
楽になれる瞬間があるなら
そう思う

カキコできないくらい
思考停止するのも
また あり

そんなときは 眠る
眠れぬときは
無理矢理に 目を閉じ ....
神社はパワースポット
全ての気が 集結する場所だから
全ての気が 終結する場でも
有るのかも 知れない

大きな杉の木に 寄り添い
今じゃあ 誰もが
雄ですか 雌ですか なんて
空を見 ....
眠れることは 良いこと
眠ったから 安心しているとは
限らないけど

寝てる間だけは
忘れていられることが
いっぱい あるから

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・° ....
藤鈴呼(1080)
タイトル カテゴリ Point 日付
もうひとカラー自由詩1*11/8/31 21:07
幻魚-げんげ-自由詩3*11/8/27 12:16
あなたの額縁自由詩2*11/8/27 2:47
「たより」自由詩6*11/8/23 21:40
マイム・マイム自由詩1*11/8/20 8:41
* 水田の 苗の隙間に 実る夢自由詩2*11/8/19 8:23
* 今日までの常識、明日は非常識自由詩1*11/8/18 23:42
幸子ちゃん自由詩2*11/8/14 16:20
ネジ花自由詩2*11/8/6 10:03
モスキート自由詩2*11/8/2 12:47
伝えたい言葉自由詩1*11/8/1 1:24
言葉尻自由詩1*11/7/30 8:54
濡れ髪自由詩3*11/7/28 21:28
楽しめること自由詩2*11/7/22 23:53
ヨードチンキと水筒自由詩1*11/7/22 2:56
ムーンメロディー自由詩1*11/7/21 13:13
相乗効果ウェルカム自由詩2*11/7/19 21:31
2つの輪自由詩2*11/7/17 0:01
風鈴チリリ自由詩2*11/7/15 23:54
トラック自由詩1*11/7/14 9:25
分かり易く自由詩0*11/7/13 18:39
あのね自由詩4*11/7/9 15:30
遠くで自由詩2*11/7/4 19:35
GIZA・HOLE自由詩2*11/7/3 23:31
展開図自由詩2*11/7/3 11:48
ベジタブル・ソース自由詩1*11/7/2 18:01
満点星自由詩2*11/5/23 18:34
荒れた音自由詩2*11/5/1 15:31
モスグリーン自由詩2*11/5/1 15:27
揚羽自由詩2*11/4/16 3:52

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