080920



すらりと抜いた
一尺五寸の長脇差しを
ギラギラギラと
光らせて
 めーとるほうだと
 えーと
  えぇぇっと
  ・・・・・.. ....
                 080918



テレビを見ている駄作の手前に習作が来て
好き勝手な悪戯をする
幼いのだからガマンしなさいと言われても
駄作は面白くない顔をして
兄 ....
        000105


初春に 捨身の街 冴え渡る

新宿で 振り袖姿 見つけてる

「調子はイマイチ」
GS125のプラグを点検する
別に異常はないようだ
パワーのイマ ....
            080917


知恵の輪を潜る
2回転すると
どこからか
ほうという微かな溜息にも似た
歓声が沸いた

低鉄棒がずらりと並ぶ校庭の脇には
教育用の池が作ら ....
            080913


ガス抜きを致しますと
クエン酸
パチンコ屋のご亭主は
幼児はお金がないから
遊べないよと
すげない顔して
駄菓子屋の親父に下駄を預け
古く ....
            080911


暴力的な
対立が
心を無くし
武器の備えを
唆す

大陸間弾道弾が
発車される度に
歓声があがり
戦果を期待する
勝った負けたと ....
               080910


夾竹桃に絆されて
ここまで来たのです
行きたい場所に
連れて行ってやると
いわれ続けて50年
もうこれ以上登れない
階段の先を眺め ....
  ターンテーブル
                080910


ゆるやかに日が暮れ
跳びハゼが眠る頃に
三日月色の雲が出る
古着を売って流離う風も
そろそろ退屈するはずと
 ....
              080910



幽霊が
ネギトロハンバーグを食べたいと
裏の畑を掘り返す
ネギは青い芽を毟られて
成長を阻まれた
なんという残酷ことと
幽霊を非難す ....
             080903



明日も良い天気
保障する
空約束と信じていたが
少し軽率すぎたようでした
宗谷本線
抜海駅で降りて
歩きだしたときは、よく晴れていて
 ....
                 080902




ダから
タまで
一瞬のうちに
走り抜く
タ行の音列
−−−−−−−
−−−−


攻撃する運命
防御する本能
 ....
                 080830
              



想像外の知的生物
人類がアメーバ程度に喩えられる
完全立体知能を分散拡散透明化する
概念としての生 ....
                    080827


未来少年コナンを呼んだ
コナン! コナぁン! コナぁーーン!!
コナンは来ない!
来ない気だ!!
腹が立つが
2008年の夏も ....
             080826



衣といえば
自給自足の時代
主婦が植えて紡いで
織って仕立てたものさ
買ってくるなんて
お大尽のところだけ
訳知り顔のお兄さん
弟の ....
              080820




夜というのは
夜があるのは
地球人には当たり前
でも
太陽人には不思議なことで
夜なんて
何処にも売ってない
もしかし ....
               080819


甘すぎるので
メロンパンが
選択された
オリンピック競技

回転翼を唸らせて
ラストスパートをかける
潜水泳法の選手達

過去の ....
               080816



アウストラロピテクスが
ぽかんと空を見ていたら
ハイエナに飛びかかられて
喉頸を引き裂かれ
哀れ絶滅したという
見てきたような嘘を書 ....
               080815



着地点が近すぎる
踏切の足がとまどう
利き足が不満を述べると
利き手がなだめ役に回る
踏み切り板がサボタージュする
砂場の砂は少しだ ....
             080812


57577 57577
戦闘画面では
画素数を減らす
諸君には理由は
敢えて述べない

のべないのべますと
5段活用変化を思いだす
擬 ....
           080812


家族を困らせたいが
家族も居ない人たちが
枠のない世界に飾る
キミドリ緑の花飾り
お買い得のお値段で
道行く人に売りつけた
キミドリ緑の擬い ....
              080812




抜け作が傑作書いた
村中大騒ぎ
金メダルを贈ろうか
それとも奨学金
検討委員会が作られて
抜け作の進路を決めることになる
抜け作 ....
             080811




4次元のポケットに石を詰めて
軽く振ってみる

4次元ポケットに石を詰めて軽く振っていたら
猫型のロボットが目を覚まし
頭の構造を簡 ....
           01/10/03


焼け野が原に朝が来た
痩せた影が原稿を書いている
おいらは食うものがないから
水たまりに写った雲を見ながら
焼け残った太陽の欠片を拾う

 ....
             01/08/18


昨晩生まれたやぶ蚊3匹
夏枯れの貧しい藪をあとにする
やぶ蚊3匹霧の中
やぶ蚊3匹腹空いた
やぶ蚊3匹血を探し
初めて味わう朝7時
身 ....
                  080805



生えるためには水が要ると
ステンレスのボールが喚く
サルビアの花の写真は
今からでも間に合いそうに
麗しく艶やかで瑞々しくて ....
EF55の復活↓
{画像=080804150208.jpg}



 レールがあると列車が走る。 そんな気持ちにさせられます。工具店には金敷用にレールを10cm位に切ったものが売ってます。ロ ....
                080731


とりが鳴くからかーえろ
とりが鳴く
カエルが鳴く
蛙飛び込む水の音
ヒキガエルのことだよと
昨日見たのを思いだし
カラスの勘三 ....
              080731




なんか単純なのだと
咲いたばかりの花が
赤色の理由を述べる

単純な色なのだと
信じる者は救われるが
足を掬われて
転ぶことも ....
              080731



7月

おそらくそれは
無理でしょう
声にして言ってみる
ひとりごとのような声が漂って
少し狼狽える
神奈川県横浜市青 ....
                080730


レモンの月が
パチンと弾け
花火になった
弾けて
星も光る夏
鳳仙花の種を播く

どこの誰が播いたのか
パチンと弾ける鳳仙花 ....
あおば(1462)
タイトル カテゴリ Point 日付
しまい忘れた風鈴自由詩4*08/9/20 2:07
習作(習作自由詩4*08/9/19 6:29
初春に自由詩2*08/9/18 14:04
知恵の輪(習作自由詩7*08/9/17 2:55
微炭酸自由詩14*08/9/13 23:37
親分自由詩2*08/9/11 19:38
遡航(即興習作自由詩4*08/9/10 23:04
ターンテーブル(習作自由詩6*08/9/10 20:03
天守閣(習作自由詩2*08/9/10 6:54
夕焼けヒッチハイク自由詩22*08/9/5 21:28
運動会自由詩7*08/9/2 12:12
カランダッシュと電波自由詩5*08/8/30 23:16
未来がまだ懐かしかった頃自由詩10*08/8/27 12:08
頑丈な衣自由詩6*08/8/26 12:07
夜球自由詩13*08/8/20 22:06
カルメ焼き自由詩6*08/8/19 8:36
貴様の化石自由詩6*08/8/16 6:30
粉末自由詩4*08/8/15 19:39
暮らすように歌う自由詩4*08/8/12 23:00
擬い物自由詩1*08/8/12 22:00
傑作自由詩4*08/8/12 18:43
演算ロボット自由詩3*08/8/11 0:46
焼け野が原自由詩2+*08/8/11 0:12
やぶ蚊3匹雲の中自由詩3*08/8/8 22:36
水のための夜自由詩24*08/8/5 8:36
EF55の復活散文(批評 ...15*08/8/4 15:42
ビヨンド自由詩3*08/7/31 22:54
簡単な男自由詩7*08/7/31 8:04
七月自由詩7*08/7/31 2:14
鳳仙花自由詩4*08/7/30 1:55

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