081231


攻めるも攻めるも黒金の
 攻めるも攻めるも黒金の
  攻めるも攻めるも黒金の
    攻めるも攻めるも黒金の
攻めるも攻めるも黒金の ....
               081229

面白い

心の缶詰
煮て過ごす

口直しの
通り雨
北から南へ
蹌踉けてる

巫山戯たヤツだと
猫イラズ

銀の鉱山
お金 ....
                    081229
かいかいと
かいかい
かろり
かるり
かまんだるの部屋
かるがる石の布団部屋
みだたないよかんのふすまに
みらじらせを描く
 ....
               081226




1939年製の並四ラジオをレストアし
ケータイ化も出来たので
朗読イベントの小道具に試用した
お客様は好意的で
耳を澄まして聴いて ....
               081218

古道具店に立ち寄ってみたら
昭和初期のラジオがあって
古民具のような顔をして
お雛様を見つめてた

並四ラジオを探す
メーカーものは
マ ....
            081214



今日もよく晴れている
年末不況の寒さも増して
侍といえども無役の身
30俵二人扶持の昔を偲び
忸怩たる思いを胸に
内職の傘貼り、だるま貼り ....
               081212



ケータイ化並四ラジオがほぼ完成
現在部屋の真ん中において
試聴中
今までは
電源コードが必要だったから
部屋の真ん中には置 ....
                    081206


奇人変人北鎌倉に月が出た
訳の分からないことをつぶやいて
人が穴から顔を出すのを
モグラモチのように叩き潰す
これで5人目だと
 ....
                081129



うそをついた
ちいさなちいさな
うそをついた
ちいさなちいさなちいさなうそは
ちいさくちいさくついたうそ
どんどん大きく ....
            081122


メモ用紙に残した
犯罪の証拠
飯は済んだ
風呂に入る
口頭で済ませたはずのことを
記録に残したのが怪しいと
素人探偵は
メモを疑った
疑 ....
              081119


100年に一度の津波ですと
テレビが
怖いことをおっしゃるので
海の方を眺めたら
金融危機のことだった
一人あたり12000円の定額給付金 ....
                081118



古い真空管式ラジオを手に入れた
安物の普及品だ
ピーピーギャーギャー
ごそごそ弄っているうちにだんだんと
成長するように音が出る ....
             081113


ガジガジの芋を囓るときは
財布の紐を緩めてはなりません
12000円くらいの給付金で
油断してはなりません
年収1800万円あるからって
ガ ....
            081111

古い狸を
投げ飛ばす
飛ばす傍から
バッタが跳ねる
トノサマバッタを追いかける
お腹を空かしたカマキリと
声色を無くしたキリギリス

投げ飛 ....
               081103

冗長度の高い黒髪を梳かすときに
クロネコの背中が見えた
クロネコは背中を丸め
3メートル前を走ってゆく
大馬力のハーレーだから
 ....
                050115


                   
みじんこ
こすもす
ゆりの花
左うちわの
いもようかん

ひっくり ....
                 081025





くつしたが
くつしたがくつしたがと
悲鳴を上げるので
靴下がと
穴の開いた靴下が
靴の中で欠伸する

石ころを蹴っ飛 ....
                 081021




バブルが弾けて
どこかに消えて
倹約の世となった
倹約汁は薄すぎて
塩辛く
高血圧になりそうだ

鳴りやまない空襲警報が ....
              081018




マグネチツクスピーカーを分解する
可動鉄片のバランスが悪いようなので
隙間から覗いてみたら
支柱の0.2?ほどの綱鉄線が片側切れ ....
            081017


横を向いて歩いていった
強者達が
立ち止まり
上を向いて
叫ぶ
ユーフォーだ!
ユーフォー!

駄洒落の神様
怒り出す
強者共をつ ....
                  081007



美幌峠から見た屈斜路湖は
とても美しく
バスの窓からは早くも紅葉が輝いて
秋の実りの後の癒しの時を迎え
乗客達は
道外から ....
                  081008



ちょっとものたりないんだよね
くうかんのちからが
たりないんだよ
気短な君が
でんぐり返しをする旅に
僕たちの家計は
火の車 ....
      
             081007



オリノコ川に
月が出て
野猿の群れも
眠りについた
静かな雨が降る前は
猫の子一匹騒がない

幻想と否定するだけの
 ....
               080927



真夜中のコンピューターは
パソコンと呼ばれることを嫌う
計算機と呼ばれた頃が
懐かしくて
居心地の良い
専用のルームに
専任の管 ....
             080925

キーボードの音が
かたかた鳴った
もう一度
カタカタ鳴って
ぽつんと切れた
夜になったが
キーボードの音を
待ちくたびれたのか
時季外れの ....
              080924


猫が毛を舐めるのだと
譫言のように呟く男
電車のドアからも
秋風が舞い込んでくる季節
Tシャツのメッセージを考える
Don't monke ....
           080923


ガジュマロの気根
声を出して笑うが
踏み台に乗って
メヒルギの枝によじ登る
河の流れに落ちる音がして
耳の穴が砂まみれになる
空中回転をマスタ ....
                  080922



おまじないの言葉を習う
水金地火木土天海
冥王星を貝殻追放したので
今日も雨が降っております
海王星が雨をプレゼントしてくれたの ....
             080922



五重塔を再建した

再建したのは
債権者達
お金がないなら
身体で払えと
全国に
50の塔を拵えた
台風も紐で結わえて
張り切っ ....
             080920



なんかお忘れではないでしょうか
風速25メートル/毎時の暴風雨
タイフーンの忘れ物
大きなお腹に小さな臍が
ぐるぐる回る天気図に
昼の休 ....
あおば(1462)
タイトル カテゴリ Point 日付
あけおめ自由詩4*08/12/31 21:40
こころ自由詩5*08/12/29 21:52
緋縮緬自由詩3*08/12/29 11:21
R305自由詩6*08/12/26 13:08
空以外の空自由詩6*08/12/18 22:36
段差のない家自由詩3*08/12/16 0:58
ピーマンショック自由詩1+*08/12/12 6:33
「夜ノ森ってどこにあるか知ってる?」と、貴方は悪戯っぽく自由詩1*08/12/6 1:19
寒い朝自由詩2*08/11/29 19:19
単純な犯罪自由詩5*08/11/22 21:44
無鉄砲社会自由詩22*08/11/21 7:52
並四ラジオ改自由詩7*08/11/19 5:07
指定席自由詩7*08/11/13 8:14
水浴び自由詩6*08/11/11 23:47
仮名書き自由詩5*08/11/3 23:10
芋羊羹自由詩8+*08/11/1 1:35
焼鳥屋自由詩19*08/10/25 13:11
丁寧な口調自由詩6*08/10/21 6:41
可動鉄片自由詩4*08/10/18 12:03
聴こえないふり自由詩5*08/10/17 0:34
斜路自由詩4*08/10/10 23:26
空間自由詩5*08/10/8 18:08
蟻の子一匹自由詩12*08/10/7 18:50
真夜中にダンクシュート自由詩8*08/9/27 5:06
双眼鏡(習作自由詩3*08/9/26 1:13
毛を舐める猫自由詩9*08/9/24 6:31
河口(習作自由詩1*08/9/23 16:00
呪文(習作自由詩2*08/9/22 22:43
五重塔(習作自由詩3*08/9/22 9:45
忘れ物(習作自由詩1*08/9/20 6:50

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