きみがすきなものと
ぼくがすきなものは
ちがうから
ちがうから
ちがうから
まじわらなくて、
でもそんなせかいが
とてもすてきで
すてきで、
(だから、それでも)
きみがすきな ....
くうきをふるわせることば
きみのもとへはとどかない

さびしいかい、さびしいよ
かなしいかい、かなしいよ

こころのなかでこだまする

すき、すきだよ、とても

それはつらいだ ....
あの、病院のにおいってあるよね。
薬品くさいの。
あれ、ぼくは嫌いなんだけど、きみは好きって言った。
ふしぎだな。
そういえば、ぼくがちいさなころ、包帯を巻かれるのが好きだった。
ねんざ ....
月明かりだけを頼りに
波打ち際を歩いた
君は僕の手を引いて
海へと入っていく

ふしぎとつめたくない
水はとてもなめらかで
透き通っている
舐めてみると甘かった
つまさきからとけ ....
苦いだけの薬を
今日も飲んで
生きてる

ガラスの向こう側では
喧騒が
近づけない
それが
トラウマになってる

味がしない
味がしない
おいしいとか
まずいとか
そん ....
ぼくの仕事は“クローズ”といって、昼を終わらせる仕事です。

まず、太陽を海の中に眠らせます。
それには時間がかかるので、その間に子守唄をうたいながら星の準備をします。
月は、放っておいて ....
すいしょうだま こわしたよ
きみのひとみにはいりたかった
くろくてきらきらひかってる
やみのなかのかすかなひかり

なにをみているの
ぼくをみすかして
ほかのだれかをみているの
そ ....
外はまっしろで
外はまっしろで
外はまっしろで


ああそうか
きみの感情って
こんなのか


とけないゆき
ぼくのもとへ
舞い降りる


あ、いたいな
ちくり ....
だいじょうぶ こわくない
連れてきた痛みを解き放とう
ここでいま ひかりになる
その瞬間を記憶に刻もう

失っていないよ
すべて手に入れていた
だからやすらかに眠ることができる
あ ....
あなたの肩にもたれかかった ら
ぱたり という音を立てて
あなたは倒れてしまった
とても軽い音だった


ソファの上に静寂が流れる
誰もいない
わたしひとりがここにいる
現実 ....
やる気なくしたの
あなたのせいで
そんなふうに言われるとは
思ってもみなかった
あわくって 吐いて
捨てたけど まだ残ってて
べったりと張り付いた
靴の裏を見たら
ああなんてぼくは ....
スロウダウン
スロウダウンして
一日が終わる

スロウダウン
スロウダウンしよう
怖くないさ

スロウダウン
スロウダウンして
夜明けを待つ

スロウダウン
スロウダウン ....
ぼくはかなしみと戯れる
踊り狂って つかれた
でもなみだはかれない
さあ ワンツースリー

夜なのに太陽が出ている
あかるい
とてもしずかだ
ぼくは声をおしころす
こんな声 きか ....
返信のないメールってただの独り言みたいだ

後ろ歩きしてみないか
何かにぶつかればはじけるかもよ

目の前で覚醒してるやつがいる
すげー すげー って 何が?

ぼく固体
動 ....
アンプにつないで音ならす。
マイクにつないで声をだす。
浮遊感、たいせつにして。
周りの声、ヘッドフォンでふさいで。


よる、虚無、あした、錯覚。


よるは、虚無、で
 ....
あのひのにおい
あめのにおい
きみがこわれたんじゃない
ないたのはぼくだ

ビニールのかさ
ふりまわして
とんだんだっけ
いっしゅんだけ

ぼうふういきのなかでは
せんたくき ....
なにか、きみ
ずっとまえからあなたをすきでいる、みたいなかおしてる
どうしよう
こいをしてるおんなのこほどつよいものはないな
ぼくがしってる かぎりあるきみと
ぼくがしらない かぎりないきみ

ねえ それを
うちゅうにたとえたら
りっぱなしじんだというのなら
ぼくはそれをえらばない

ぼくがしってる かぎ ....
冬のあたたかな日
つめたい花が咲く
君はひとりで黙々と
空の写真を撮っていた

君の背中には羽がある
そんなことに気づいた

夕方になると
影を踏みながら
石を蹴りながら
帰 ....
伝えるためには
伝えるための
言葉が必要で
それにぼくたちは
とても不器用で
洗剤のにおいがしてる
君のこころをくりぬく
ヘッドフォンをして
世界の音を閉ざす
いくつもの色
パレットに取り出して
さあ何を作ろうか

時間が過ぎていく
サイレンサーつけたまま ....
太陽を覆う
指と指の隙間から
光がこぼれる
影ができるその横では
光がつくりだされている

指先からつくりだされる何か
それが魔法だったらなって
思っただけさ
いつだってそこには
かび臭い歌が転がっている
いとしくて やさしくて
ぼくはまだ
泣くこともできない


さびしくなりたい
すこし
さびしくなりたいんだ


枯れずに散った ....
さまよっている
無数の
点のような光
つなぐ
糸も簡単にほどいた

前に進んでも
後ろへ下がる
エスカレーター逆走中
あなたの心に迫る拳銃
打ち落としてあげる

埋葬されて ....
いまとても
しんみりしたい
かなしいうたをきいて
むねがくるしくなって
きみをおもいだして
なみだをながしたりしてみたい

いまとても
しんみりしたい
ひとりぼっちになって
ま ....
ぱらぱらと
くずれていく
ゆきのはへん

ぼくをめがけて
ふってくる


まつげのうえに
のっかって

しばらくしたら
なみだにかわった


やくそくは
やぶったけ ....
ぼくはやわらかなベッドでねむる
おわりをまつように

ナイフをてにしても
できることなどないように
ぼくがここにいるいみは
ひとかけらもない

むだばかりがふえていく
にさんかた ....
水底に 沈んで
息を 潜めている

君を 想って
死ぬのも 悪くない
だけど 僕が望んでいるものは
それじゃないってこと

つないでいた手をはなす
少し舞ったあと 消えた

 ....
かなしみはいつもひとりぼっちだ
だからかなしくなると、さびしくなる
なんだか変な幻想が、ぼくの頭で回転しはじめる

届かない
届かない
届かないなら
なぜ願う?
流れ星
あっとい ....
いつか
消えるときが来るなら
雪みたいに
消えたいな

水になって
風になって
透明になって

ずっと
君のそばに居続けたい
ゆうと(418)
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