あなたのされこうべをかかえて
どこまでも歩いていく
あなたの影をひきつれて
どこまでも歩いていく
あなたのまぼろしといっしょに
どこまでも歩いていく






いきていく
{引用=
頭についていた紐は朽ちて
身体の紐は重さに耐えかねて千切れた

それは何かの始まりで
   そして何かの終焉だった


自立を知らない人形の
糸が突然ぷつん と切れて
 ....
私は何をしているのだろう
ただ 立ち止まっている
この皮膚が 境界が
邪魔だ

「触れている」証拠
なんていらない

ドロドロに溶けてしまいたい


君と一緒に
君はもう忘れてしまっただろう
私ももう忘れてしまったから

ランドセルを投げ出して
入り込んだあの家は
もう今じゃ見つかりっこないね

大きくなるにつれて
何でもできるようになると思っ ....
美しいものは美しくあるべきだと嘆いた
壊されていく綺麗なものが悲しくて難しい言葉並べた
守りたかったのは私の心

逃げ出さないようにくくり付けていた
その紐はもう朽ちてしまった
それでも逃 ....
許してほしかったのは何だったろうか、と
そんなことを久しく考えていなかった頭で考えたけど
分かるはずもなかった


タイムマシンがあれば、今すぐにでも行ってそして抱きしめてあげる
すべての ....
こうしてめぐり会う
影法師のように
どこまで逃げても無駄さ
君の両足が見えるかい

そうしてめぐり会う
時計の針のように
いくら逃げても無駄さ
君にその先が見えるかい

ああしてめ ....
何度も何度も思い出すごとに
それは刻みこまれる
頭の中の隅々まで沁み込んでいく
忘れなよ 過去のことだろう と
誰かが警告を鳴らす
大切なものを取り零してしまうよ

深く深く刻み込まれた ....
僕はもう終わりを見つけてしまった
君のために祈る
知らない君が愛おしくて、同じように知らないふり


君のために願う


僕はもう終わりを見つけている
すぐそばにある
君も気づいて ....
幾等泣いたら、
君を傷付けずに済むの?
夢のような言葉を吐いて、
ゆらゆらとたゆたう。

どれ程言葉を削ったら
君を泣かせずに済むの?
待って欲しいなんて云える筈無くて、
涙に溺れた。 ....
生きていくのに精いっぱい
世の中にはおなかいっぱい

「それはくちにしてはいけないよ」

少々食傷ぎみ
胃もたれと吐き気

「それはくちにすべきものだよ」


おなかいっぱいの肥 ....
様々なものから逃げ続けてきて
行き止まりにいたのは
やはり私でしかなかった

生きるのに疲れたふりして
人生をあきらめたふりして
それでも消えたくはなかった
罪もないのに赦されたがって
 ....
(笑えよ)
世の中は感情で満ちている
街を歩くと人だらけだ
(笑えよ)
きみが 泣くの?
僕が   なくの

生きていると怖いことばかりだ
(そうだ)
沢山のことが怖いよ
僕は 泣 ....
そうして僕は消える
大丈夫 さみしくはないだろう
君の静かな寝息が聞こえ
僕はそっとベッドを抜け出す
(空気が入ったならごめんね)
悪いのは君じゃない

君はいつだって約束に確証を求める ....
(泣いてるの?)

その問いは 恐ろしさだけを携えていた
そうして君はまた大人になるから
背伸びしたって追いつけないね
悲しみを知って 君はいってしまう
避けて遠回りしていたら
何時まで ....
君の声があまりに優しすぎるので 
僕は泣いてしまう

ほら 今 朝を迎えて
少しだけ大人になる
変化を渇望して そして恐れた
いくらでもそれを繰り返すのだね

もうどこにだって行ける
 ....
握り締めたのは 
あの日の青
解いたのは
いつかの夕焼け

ねぇ 
時さえ許せば
気の遠くなるあの日まで
歩いてだって行ける

朝が来て 
夜が来る
不変の真実ばかりを
抱き ....
さあその手で優しく限りなく柔らかに私に永遠の眠りを与えて欲しい。
緩やかに訪れる悲しみに私は目を閉じるからその顔を最期に見るの
は貴方であって欲しい。咎人の私が赦されるのは貴方の優しさに触
れた ....
ぎいぎいとわめくな、うるさい。世の中には思い通りに行かない事も在る。それを知れよ。頭の悪い人間の声を聞いてると苛々する。洗練されてない選ばれても無い只のゴミを口から垂れ流している。頭に響くのは遠くの鐘 .... ねぇ そうなんだろう(知っているよ)

指を一本絡めて泣いた
あの日死んだあの暑さを思って
ちぎったあの日は
いつまでだって箱の中

ねぇ 知っているよ(そうなんだろう)
君の ....
ひとつ
ふたつ
みっつ

きれいなものと
かわいいもの

よっつ
いつつ
むっつ

たくさんならべて
だきしめて

ななつ
やっつ
ここのつ

ぜんぶすきなんて
 ....
切なさが溢れた
鳥は 堕ちて 
彼女が 泣いた


夢が零れた
魚は 動かず
太陽は 堕ちた


築いた夢と 歪んだ明日

正論の鋭さと 気付く事の無い嘘

 ....
{引用=
そうだね、謂わばそれは


やわらかな微笑みを携えて
君は忘れてと

囁いた



{引用=
世界のおわり


全部忘れたら悲しくないよと
君は笑う

 ....
ゆるやかにおしよせる
終わりは
 悲しみを伴わず
知らぬ間に訪れた

小さな
哀しさと
大きな
喪失感は
どうすることも出来なかった

さようなら、と小さく口にする ....
耳を塞いで閉じこもった
自分の殻はあたたかかった
響く音は反響して次第に大きくなっていく
小さい身体を小さく丸めてこのまま消えてしまいたかった
響く言葉は無辺世界
さよなら 再び会えるなら
 ....
君に云った愛してるは
笑い声と一緒に
夢になった

しっこくのやみに
にじがかかって
たしかにそこにいたのはきっと
いつかのきみ



だからきみとであった。
あたしはきみをしらない

きみはあたしをしらない

このせかいのなかで唯それだけがたしか

きみはあたしをしらない
有難う
有り難う
ありがとう
何度口に出したら
つたわるのだろうね

只管に書きなぐったのは
感謝の言葉

どうか
どうか
仕合わせでいて

のこしたいものなんてないよ
 ....
まっさらな
まっさらな
愛を 君に

そうしてそっと目を閉じるから
私が目を開くまでに
何処かにいってよ

君との約束を守ろうと
躍起になった私はどんな風に映ったのか
下らないと言 ....
三上あず(62)
タイトル カテゴリ Point 日付
血族自由詩110/6/10 0:45
light自由詩1*10/5/28 0:47
足踏み自由詩2*10/5/20 0:04
融解自由詩2*10/5/13 23:44
秘密基地自由詩1*10/5/13 2:38
小屋の中から自由詩010/5/10 22:51
過去自由詩2*10/5/10 2:51
Fate自由詩1*10/4/26 23:36
気化自由詩1*10/4/6 17:41
end of tales自由詩1*10/2/24 0:25
hope自由詩1*09/12/16 23:14
満腹自由詩3*09/10/14 20:39
逢瀬自由詩4*09/10/11 0:26
宵闇に紛れ自由詩2*08/11/4 0:17
Hypothesis自由詩2*08/10/19 16:24
word自由詩1*08/8/3 18:04
repert-repert自由詩5*08/7/11 2:03
飴色のすたるじゐ自由詩9*08/6/30 21:45
【 あなたのその手でどうか私を。】[group]自由詩108/6/27 1:55
【やさしく絞め殺すように】[group]自由詩108/6/27 1:51
suicide dream自由詩1*08/6/27 1:18
盲目自由詩2*08/5/9 0:46
気付かない君自由詩008/5/9 0:45
散る桜、其の下で自由詩3*08/4/21 23:45
the end of dream自由詩0*08/4/7 21:36
face less自由詩108/3/27 18:53
うんめいせんじょうきっときみがいて自由詩0*08/3/5 14:20
無題自由詩2*08/2/27 19:07
9月5日自由詩1*08/2/25 19:14
金平糖自由詩2*08/2/25 17:14

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