世界は、僕のアタマの中に生まれ

僕のアタマの中で育つんだ


だから

君の花をちょうだい

色とりどりの花をちょうだい


僕の世界を飾るから

ホントウはここにあるか ....
北風ぴゅうぴゅう吹く朝に

遠くの空に鴉啼く

ちぎれた雲よ痛かろう

ちぎれた心痛かろう

薄桃色に染まる空

遠くの空に鴉啼く
どこをはてとしらず
さまようひとひらのはなびらよ
しるべなきうなばらに
うんめいのままに
やみのよなよなあれくるうなみに
のまれるなかれ
しずむなかれ
かろやかになみのかしらにうかべ
 ....
みなが明日を目指すなら
あさっての方へ行ってみよう
誰も彼もが前向いて
同じところに向かってらあ
同じ同じが好きなんだ
方向音痴の僕だから
みんなといっしょに歩けやしない
それでは諸君、 ....
日が昇る
空が青い
雲が白い
なんでもない

夕焼け赤い
月が昇る
星が光る
なんてことない

僕が笑う
きみが笑う
犬がくしゃみをする
どうってことない

なんでもない ....
月を見ていた狼男

なにも悪さをしないのに

石もて追われ町はずれ

川面に浮かぶ月の影

泪落とした橋のうえ
ちっぽけな石ころ
川底に沈んで
誰かを傷付ける
尖った部分を失くし
長い時間に失くし
自分を確かめる
でこぼこを失くし
ずっと底に
ずっと沈んでいる
誰か見つけてください
此処にい ....
空き缶が転がっています

運命に転がされ

気紛れに蹴飛ばされ

道ゆく車に轢かれています

元の色は剥げてしまい

誰だかわからないことでしょう

何処にいきたいとか

 ....
空はいつも

過去も

未来も

いつのときも


空はここに

傍に

遠くに

あたまの上に


変わりゆくのは

君であって

僕であって

僕ら ....
花咲風太郎(39)
タイトル カテゴリ Point 日付
君の花自由詩214/11/5 8:10
遠くで鴉が啼いている自由詩2+14/10/31 6:41
旅人自由詩314/10/27 10:04
さようならごきげんよう自由詩314/10/20 8:23
連鎖自由詩114/10/16 12:04
月を見ていた自由詩214/10/14 14:08
石ころの夢自由詩714/10/10 8:22
空き缶自由詩514/10/9 13:02
自由詩314/10/8 10:20

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