あのこの首がもげたときに
ぼくは
なんていったらいいかわからなかった
あのこに向けての言葉どころか
ぼくの気持ちすらわからなかったし
その状況すら 飲み込めなかった

あのこの首がも ....
たぶんもっと速い速度で
きみに近づいている
あした、なんていうものは
きのうで忘れた

だいじょうぶ
向かうところ敵なし、どころか
敵しかいないのでわかりやすい
さっさとやろうよ
 ....
コピーしてコピーしてコピーしていたら
ほんとうなんてなくなって
ペーストしてペーストしてペーストしていたら
真実なんてなくなった

入り口は
あんなにも明るかったのに
今はもう
影 ....
さびしくなるようなことばかりしている
ずっとずっとねむりたいのに
じぶんじゃないひとと つながっていたい
だれかじゃないひとと つながっていれたら
よるはかがやくのにね
つきをみあげなが ....
ずっとこういうことばかりしていたい。
ずっとこういうことばかりは、していられない。
げんじつってなんなの、げんじつってなんなのって
いいながら、ゆめをみている。
いつだって、そう。
そう ....
きこえない
きこえない声を
ずっとぼくはさがしている
なんのたよりもないから
なんにもできていないけど
ずっとぼくはさがしている
空と海とのすきまかなんかに
ひっかかっているような気 ....
うそつきばかりの天気予報
きみは笑っている
うれしいわけじゃないんだろうけど
ほんとうは
かなしいのかもしれないけど
ぼくには
笑っているという
現実だけが
うつっていればいい
 ....
きみはいま、どこにいて
なにをしてるの
そういうこともぜんぶ
わすれちゃったの?


コードレスにうばわれて
しまった、しまったんだ
ぼくのみえないところでさ
みんな、すきなよう ....
きみはかわいいけど
かわいいままでいられないことくらい、
ぼくもわかっているから
ぼくはかっこよくないけど
かっこよくないままでいられないことくらい、
わかっていてね
覚悟しておいてね ....
わからない
わからないのは
わかりたくないからかもしれない
そんなふうに思う
あの人が口にする言葉が、暗号に聞こえるのは、
そのせいなのかもしれない

ぼくは
傍観者にならざるを得 ....
ふと
気がつけば
むずかしいことばかり
答え合わせを
したがってる

まちがっていないか
不安で
不安で
だけどどれも
ただしいとは
おもえなくて

さまよってばかりです ....
どこにもいない
ぼくを探してる
どこにもいないのに
探している

なにをみているの
なにもみていない
いや、ちがう
なにもみえていない
なにひとつみえていないのだ


どこ ....
ねむる、ねむるということが
ぼくにとっては困難なので
さびしいっていう、それだけで
誰かを好きになってしまいそう





この世には
かなわないものばかりがあふれている
 ....
きみに好きって言ってもらえないのなら
ぼくは一晩寝るとしよう
そうして起き上がったときには
外も、内も
きみの家も、ぼくの家も
あたたかくなっているといい

それは
満たされなくて ....
きみとぼくはいまここにいない。
いない、いないから
なんとなく、すきだなって
おもうんだと、おもう。

ほんとうは、ほんとうは
たださびしいって、だけ
なんだと、おもう。
夢の後味は
雨上がりに似ている
ほんのり苦い香りが
漂っている



目をつむって
吸い込んだ
すこしだけ
肌寒く
目がさめる
寝癖のまま


笑顔とか
そういう ....
トワイライト、トワイライト
きみはそうしてすぐ消える


これが夢だとしても
ぼくは忘れられない
きみはおぼえていないのに
ぼくだけが引きずっている


トワイライト、トワイラ ....
たいようが
しずんでいくのを
ずっとみていたい
うみのほうで
かぜにふかれて
こころをなくしてみたい





キスなんか
されなくたって
わかってるよ
きみが平常心 ....
夜は暗いから
目をつぶっていたらもったいない!
そういって起こされた
でも自然と
嫌じゃなかった

星が見えなくても
何も見えなくても
誰かの夢が転がってる
オーロラの日みたいに ....
アールとエルの発音がちがう、
ちがうから
右目なのか左目なのかわからない
ぼくはどちらでもきみをみている
つもりでも
いつの間にかかたよってしまっていたみたい


愛とか恋とか
 ....
かなしくなるから目をつむれない
ぼくはあたたかくなるのを待ってる
それが春でなくてもいい
それが冬であるといい


あなたの声がきこえていても
それがぼくのものではないということ
 ....
いつかのぼくは天才だった
ように
明滅しているのです
この世はしばらく
眠りにつくでしょう
花が枯れても
かなしむことはない
ふたたび色は戻ってくるのさ
だれも約束しなくても
か ....
窓からさしこむ光が
なんとなく紫色だったので
空を見てみたら
すっかり桃色になっていた

チョコレートを砕いて
ほおばっていた
飲み込む紅茶がすこし
甘くなっていた夕暮れ

秋 ....
きみが見ているものは
たしかに青なんだけども
うすく透き通ったなにかが
反対側から見すえている

これはだれのですか と
英語で尋ねてくるのだけど
あいにくぼくは
言葉を持ち合わせ ....
渇いた喉に、
ジンジャーエールを流し込む。
ありとあらゆる細胞に吸収され、
ぼくは炭酸の泡で息をする。


ぱちぱちと、星がまたたくような音がひろがっていく。
なんとなく宇宙はそこに ....
あなたが忘れたおとなになるよ。
ぼくは、
変えられない未来を、運命とは呼ばない。


もうなにもできなくなるくらい、使い果たしたい。
それがさいごになってもいい、べつにかまわない。
 ....
たくさん雨が降ったあと。
ぼくはまた、色を思い出している。
メロンと、レモンと、ストロベリー。
なんだかとてもおいしそう、なんて思っていた。

ファミレスの窓に、にじむライト。
およい ....
あなたの存在が、僕をやさしくするのです。 赤い紐、握り締めて、はなせない。
夜が、ひたひたと、近寄ってくる。
なみだを流しても、だれも気づかない。
だってそう、耳鳴りがするほど、しずか。


キィン――
つめたい、銃声がきこ ....
あなたみたいに遠くへは行けない。
ぼくには足があるから。
そういっていいわけを考える。
うまい、うまくないかはべつとして。
とりつくろう、縫う、パッチワーク、みたいに。
きれいかどうかは ....
ゆうと(418)
タイトル カテゴリ Point 日付
無声自由詩1*08/10/26 2:44
たぶんもっと速い速度で自由詩2+*08/10/24 14:33
Distortion++自由詩2*08/10/19 1:52
まよなか自由詩1*08/10/17 3:17
いつかのジョーク自由詩0*08/10/17 2:45
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不意打ち自由詩1*08/10/13 15:21
メール、パソコン、グローバル自由詩0*08/10/9 20:58
そういうわがまま自由詩4*08/10/8 0:07
わからない自由詩1*08/10/6 20:02
チョーク自由詩2*08/10/6 17:14
途方に暮れる自由詩1*08/10/6 0:17
あこがれ自由詩1*08/10/5 1:50
新しい日自由詩3*08/10/5 1:33
きみとぼくはいまここにいないから自由詩2*08/10/5 0:12
カプチーノ自由詩3*08/9/30 17:35
さよならトワイライト自由詩2*08/9/30 13:27
ゆれる自由詩3*08/9/26 13:43
夜行列車自由詩2*08/9/24 10:34
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100円ライター、使い捨て。自由詩5*08/9/4 22:44
かき氷の味がしている自由詩4*08/9/2 1:56
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