これまでの これからの 人生のうち どれだけの時間 瞬間

わたしたちは この日本で 幸せを感じられるのだろか
昔のことではなく
最近のこと

肩を揺らしながら笑い
見つめ合い
背を向けた

最近のことではなく
今日のこと

肩を揺らしてみた
見つめ合い
目を背けた

今日のことでは ....
これほどまでに ミニスカートが似合う
ブロイラーに出会ったのは初めてだ
きっと あの脚が魅力的なんだ

彼女達は ギュウギュウづめ
不満の表情を浮かべているようには見えない
彼女達は早朝か ....
君に頼みたいことがあるのさ
忘れ去っておくれ
君に頼みたいことがあるのさ
軽くなっておくれ

聞いてくれているのか 君は
聞こえているのか 君には
実際のところどうでもいいのさ

す ....
煩わしいのです
自ら 血管の育成に
恐れの心を抱いているのです

そう 煩わしいのです
血は内にあるもの
外に現れないで欲しいのです

私の体は 内と外に
しっかり表皮で
分かれて ....
ふしくれた
枝によって分断される
空の断片 雲の断片

大気の具現化

ちらちらと落ちる春の花びら
花びらも断片と化し
空の断片もちらちらと落ちる
雲の断片もちらちらと落ちる

 ....
頚椎を曲げて上を向く
陽光に目を細めながら
淡い桃色の群集を目にする
ちらつく青空と雲と花びら
そして 無骨な幹と枝
それらの織りなすコントラスト

胸を広げて楽しむ

無骨な幹に迷 ....
何が足りないかって?
そんな野暮なこと聞くんじゃないよ
満たされたいのかい?
そんな未熟なこと聞くんじゃないよ
生きている意味を知りたいって?
そうして考えていることが生きてるってことよ
 ....
これまでの

これからの

どれだけの

瞬間

わたくしの

呼吸の

確かな

リズム

生きていること

気付く

そこに

価値を

置く

 ....
皆 やんややんやとなる
ネガティブな言葉は封印され
予定調和的な空気が充満する

皆 表に見えるところは曇っていない
しかし心の奥は恐れおののいている
円を描いて座っている いびつな円
 ....
「寝てる姿と食べてる姿がかわいいってずるいよね。」

男友達が昔の彼女に そう言われたんだって
嬉しそうに話していた友達

今でも信じられない信じたくない
友達は たぶん 一生病院の中で暮 ....
浜辺に立つ
脚に寄せるさざ波
私の脚を包んでは離し
戯れる海水
そばに居る白馬は輝く

地平線を見渡す
まっすぐに昇る煙が異様だ
シンメトリーであるようで
実はアシンメトリーな風景
 ....
嫌なことがあったの?
嫌なことが起こるの?

そうなんだ
そんな時 提案なんだけど
私が思うには
誠実な人達との おしゃべり
試してみてね

後ろを振り返れば
時計の針の位置が
 ....
音の配列がもたらす恍惚
恍惚 言い換えれば 快楽

かろうじて繋ぎ止められていた
音に集中して聴く姿勢
姿勢 言い換えれば 態度


私の扉は開かれ
音楽がスルスルと進入してきて
 ....
月がない
言葉がない
居場所がない
いたたまれない

それはまやかし
時は熟した
歩み始めよう
恐れと共に

いつまでも
しゃがみ込んでいられない
きしむ体を動作させよう
ギ ....
仰ぎ見れば
高層雲たなびく
秋空の明瞭さ

眼球の洪水
いつ止まるとも知れない
思い出が狂おしい

心に空虚が宿り
空虚にすべてを占拠され
残るは占拠という

行為のみ
うちの猫 とってもとっても かわいかったよ
 うちの猫 摩訶不思議な模様だったよ
  うちの猫 色々なしぐさをしてくれたよ
   うちの猫 色々な声で鳴いてくれたよ
    うちの猫 爪をとぐ ....
けたたましい音で
強制的に手に取るはめになる
iPhone
壮快ないたずら電話
壮快で軽やかないたずら電話


けたたましい味で
強制的に涙するはめになる
トウガラシ
壮快なトウガ ....
陸橋に佇む豚がこちらを伺っていました
以前どこかで会った気がしたのです
毛並みに見覚えがありました
豚と目が合い 気まずい思いがよぎったので
そそくさと その場を後にしてしまいました
豚の目 ....
高校生の頃(かなり昔)

FMから流れてきた(エアチェックしていた)

軽妙な音楽(イントロでやられた)

ルー・リードの歌声(好きな歌声)

メロディを崩していない(笑)

セプ ....
何の前ぶれもなく
一ヶ月間もの眠りについた
眠っていた間
・・・記憶がない
まさかと思い
すぐには信じられない
目前の人をいぶかしげに見たが
こちらに向ける
彼の視線はまっすぐだ

 ....
2006年10月16日
森美術館にて。

講演、シンポジウムより抜粋。


火の女
もの凄い炎の手前に立つ
女のシルエット
突如、女は水に飛び込み
炎は序々に水面のような様相を呈し ....
囁きのような極彩色の
ベッドに横たわり
レム睡眠とノンレム睡眠の
波に支配される時間は 
どんな時間だろう
記憶との関係で言うと 
忘れ去られた色彩

轟音のような
モノトーンの目覚 ....
私は事象に五感にて触れる

私は海から来た海綿
乾ききって硬質な海綿

私である海綿は
事象を吸い込み
柔らかさを取り戻す

私である海綿は
私の手により絞られる

私である海 ....
わたくしは わたくし以上ではなく
わたくし 以下でもありません
わたくしは わたくし そのものです

本当の わたくし とは 幻影です
いつでも どこでも わたくしは
わたくし そのものな ....
そんなことがあったなんて
知らなくて ごめんなさいね

気負わない心使いの言葉が流れ
私のおどおどした心境は去った
代わりに目前の2人の
懐の暖かみが入り込んだ

仲人さんにお会いした ....
Hello
不運にもこの詩を読むことになった方々
ゆっくりしていってください

結論から言うとね
今の私は何もかも面倒になって
ただ文字を書いているわけよ

初めは うむ なんと言った ....
木立ちを仰げば見える
無数の青空の断片
見捨てられたと思っていた
ずっとずっとそう思っていた

視界いっぱいの青空に
迷うことなく走り寄る
青空に抱擁される

感覚は取り戻されるだろ ....
私を中止
銀行も郵便局も宅配便も
逃げたりなんかしないはず

私を中止
いくらか家事をしなくたって
後ですれば済むこと
そういえば子供の頃
一生家事をすると思うと
気が遠くなった
 ....
その小窓の外の風景に目を向けた

その小窓の外の風景は切り取られていた

その小窓の外の風景に対して額縁を認めた

その小窓の外の風景をコーヒーを飲みながら観賞した

その小窓の外の風 ....
小川麻由美(201)
タイトル カテゴリ Point 日付
3.11自由詩0*12/10/31 20:14
白む空自由詩2*12/10/29 4:40
STARDUST自由詩2*12/8/4 6:19
自由詩1*12/8/2 23:57
安全なご飯の日々自由詩4*12/8/2 6:43
キグルイ自由詩0*12/4/17 19:27
春における立ち位置自由詩2+*12/4/7 6:09
乾き自由詩1*12/3/23 11:45
価値自由詩012/3/22 0:07
希望と絶望のはざま自由詩3*12/2/19 20:03
かわいい自由詩4+*12/2/12 23:00
記憶自由詩2*12/2/9 22:36
相対的な時間自由詩3*12/2/9 21:32
音楽というべきもの自由詩1*12/2/9 4:33
時の進行自由詩3*12/2/7 4:31
狂おしさ自由詩1*11/11/23 6:16
うちの猫自由詩3*11/10/11 12:25
けたたましく自由詩1*11/10/2 22:16
歩くことについての考察自由詩4*11/10/2 16:55
クルト・ヴァイルを探してみようかな自由詩1*11/9/24 7:37
生きる術自由詩3*11/9/24 5:16
何が人を謙虚にさせるのか自由詩1*11/9/21 22:23
囁きと轟音自由詩4*11/9/17 6:36
海綿自由詩1*11/8/25 15:53
わたくし自由詩3*11/8/21 13:13
わからないものはわからない自由詩2*11/8/16 21:54
たまにこんなことない?自由詩2*11/8/9 18:50
青空自由詩4*11/8/3 0:52
中止自由詩3*11/2/16 7:56
風景自由詩2*11/2/15 1:08

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