大きすぎる、
 真っ白い(真っ黒にも見える)壁が
ごぉごぉ と私の前に突っ立つ。

距離を埋めようと
 必死に足掻いて、
足掻いただけ空しくなる。

結局、全ては無駄だったのだろう ....
白く、

淡くなっていく


記憶が、
視界が、

私を取り囲むものが



(淋しさとは)。



誰にも。

気付いてもらえないと

悲鳴をあげる。
 ....
干からびてゆく金魚を
何の感情も無さそうに眺める

(あぁ、乾いてゆくのだな、と)

ピンクが赤にかわっていく
なぜ苦しむ姿はこんなにも奇麗なのか

(私は私であり、苦しんでいるの ....
それは からっぽで それでいて 青い。


あぁ、こんなにも愛しかったのだと。

今頃になって気付こうが

それは もう からっぽに なってしまった。


そっと そっと つぶ ....
きいろ(4)
タイトル カテゴリ Point 日付
自由詩006/2/1 19:28
紅茶自由詩1+*06/1/17 2:37
金魚未詩・独白306/1/5 6:32
空かい自由詩1*05/12/20 2:08

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