今一度会えるのならば、
今一度聞けるのならば、
貴方の顔を見て、
貴方の口から聞きたい。

まだ体の中には
“貴方の言葉”が幻のように響き、
ゆっくりと、ただゆっくりと
流れ、そして時 ....
遠くから
様子を窺う

ゆっくり
じれったいくらい
ゆっくり

近付き
距離を縮める

こちらを向いたら
そらすことなく
見詰める

視線を絡ませ
指を這わせ
舌を絡ま ....
すなが
ひとつぶ
ひとつぶ
おちるごとに

あしたが
きょうに
きょうが
きのうになるごとに

わたしのなかの
あなたは
あいまいな
くうそうのなかのひとになって

あな ....
足掻いても

私の手は
届かない

着飾っても

私の姿は
映らない

話してても

私の声は
響かない

渇望しても

私の夢は
叶わない

分かってる
分 ....
輝く想いを
お気に入りの
箱にいれて

静かに
鍵を
掛けましょう

胸に抱いて
ゆっくり
頬擦りしてから

心の海に
そっと
沈めましょう

落ちて
落ちて
底に ....
あなたが好き
なのかもしれない

わからなくて
考えだしちゃって

頭で考えても
答えは出やしない

好きなのかも
と考えてる時点で

好きなのにね!
あなたは
わたし

わたしは
あなた

そこは
かがみのせかい


わたしは
だれにでもなれる

あなたは
だれにでもなれる

でも

わたしは
わたしにはなれな ....
したためましょう

じわり
じわりと
思いを
筆に
染み渡らせて

したためましょう

自分の
拙い言葉で
自分の
心を
形にして

したためましょう

形にしたと ....
希望は
あちらにありました

あの中へ
入りたくて

走って
走って
走って

でも距離が
縮まらなくて

きっとあそこは
居心地がいいんだろう

そう思っても
走り ....
いらない物
詰め込んで
土に埋めて

邪魔な感情
押し込んで
海に沈めて

箱の中だけ
時を止めて

いつか箱が
土に還って
海に溶けて

箱の中身が
土に染みて
海 ....
潤して
私の喉を

満たして
私の欲望を

禁断の果実で
喉を潤せば

次から次に
欲が涌く

潤して
私の喉を

満たして
私の欲望を

欲して
私を

吐 ....
それは
私の内側を
蝕んで

赤黒い
蕾を
つけるため

脈打つ
心臓に
まとわりついて

不安と
恐怖の
花を咲かすため

頭蓋骨の
隙間から
中に入って

 ....
沈む

沈む

みな

沈む

あれも
これも
どれも
それも

沈む

沈む

みな

沈む

あれも
これも
どれも
それも

みな

みな ....
春は
おめかしした
君たちと一緒に
記念写真

夏は
ビニールプール
膨らませて
水遊び

秋は
枯れ葉掃きした後
焚き火前で
焼き芋頬張り

冬は
白い足跡つけて
 ....
もう
ゆっくり
静かに

時を
過ごそうと
いたの


何故

何故


風が吹き
木々が揺れ
水面が


波打つの


何故

何故


一滴の ....
光が
薄れ

空が
眠る

時が
凍り

心が
踊る

紅い
月に

私は
遡り
私は
消え

進み
私は
残り

今を
私は
立つ
触れると
ひやり
身悶える

絡ますと
ふわり
癒される

冷たくて
そして
温かくて

手を繋ぎ
一緒に
歩めれば

白い息も
きっと
温かいよ
君の
長い
黒髪

櫛で
すき

風に
靡く
黒髪

影を
生み

肌に
つく
黒髪

指で
触れ

床に
散る
黒髪

汗に
湿り

椿が
 ....
己の
無能さに
気付くとき

同時に
気付くのです

あの
丸まってしまった
背中は

何年も
何十年も

挫折せず
日々働き
私達を
支えてくれていたのだと

 ....
橘に
誓う

この
想い

橘に
祈る

この
想い

橘に
明日は
何を着よう

ここのところ
明るすぎたから
落ち着いた
色にしようかな

昨日は
何を着たんだっけ

かえたい
かえたいけど
迷って迷って
昨日とかわらない

 ....
風が
吹く

いつもは
風は
優しく
頬を撫でる

風が
吹く

今日は
髪が
乱暴に
引っ張られ

音が
舞う

いつもは
風に乗って
心地よい声が
聞こ ....
風に吹かれて
咲いている
小さな
小さな

可憐な花ね
健気な花ね


似合わない


謙虚
誠実
小さな幸せ


似合わない


純潔

慎み深さ

 ....
明日
貴方に
逢えなかった

昨日
貴方に
逢えるかな

さっき
貴方の夢を
見れるかも

きっと
貴方の夢を
見れた

矛盾が
溢れている
空想に
満ちている
 ....
ここを
登りきれば


何年も
椅子に座って
ばかりで
運動なんて
これっぽっちも
してなかった

ふくらはぎが
太ももが
体全体が

思い返せば
大したことなかった
 ....

高く
立ち昇る

この間は
楽しかったよ
おみやげ
喜んでくれて
本当に嬉しかった


半ば
薄れゆく

母さんから
あのネックレス
少し前に貰ったんだ
つけて ....
紅く
熟れた
それから

耳に
届くは
貴方の声

今宵
貴方の
その腕に

強く
抱かれ
夢を見る

熱く
触れた
それらは

共に
激しく
溶け合い
 ....
君は
何を見てるの?

君は
何を感じてるの?


これは
勘違い
勘違い
なんだ


春のような朗らか笑顔
夏のような強気な口調
秋のような憂いだ視線
冬のような淋し ....
逢うては
逢うては
重ねては

歌詠みては
歌詠みては
合わせては

上の句持ちて
上の句持ちて
下の句探して

合わせ合わせて
合わせ合わせて
いまだ出逢えず

嗚呼 ....
りり(46)
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自由詩115/6/24 21:30
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_自由詩113/5/11 20:57
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自由詩3*12/7/30 19:52
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自由詩5*12/1/12 19:46
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