かかとからやって来た
わたしを突き刺す冬
いつの間にか整理していた人生のこと
忘れてさっさと、今夜を食べる

重い荷物を
持たなくなったな
持てなくなったな
愛をわずらう結婚生活

 ....
そう、北を向いて左手を伸ばしても
後ろから風が吹き日が昇る
何が変わったのだろう、
声に出してみても家族すらもう見えず
そのまま没入を止められないだろう
今の続きをただ生きていたい
帰らず ....
このごろ考えるのは私自身のことばかり
人よりは少し頭がいい
だからわかったように振る舞いたくなる
あるいはとんでもない馬鹿になりたくもなる
そうして私は何者なのかって
思考に飽きて眠くなる ....
遺失の果ての充足に
どうも、どうもと頭を下げた
今になってわかることに
予定通り私は傷ついた

キャッチーな詞がしみる頃
まだたくさん終わるし始まるからと
この手に残ったものを数える作業 ....
Usual play won't be easing my mind
And I gotta find one to care
So I should walk toward my future ....
私は若くて今がいちばんの売り時
そんな姿で消えていけるなら
あなた達より幸せかもしれないね

あなた達はいつか
車に轢かれて
または病に冒されて
あるいは食中毒になって
突然いなくなる ....
重たい私を乗せてはしれ
帰りたくない家へと電車よ
スーツケースを持つ手は痺れ
ぴりぴりと虚脱への警鐘となる

人としてこうであれ
一部として箕帚執れ
朝のこの上なく美しい時間は
1秒ず ....
あたたかい場所で生まれた君
里から街へ手帳を埋めて
愛に潜り込んで鍵を渡して
拾ったものは忘れてしまう

ためらいの扉
完全をめざす計画と
雲ひとつない青空の頂点
硬直した博士の指
 ....
夜の窓辺 指をほどいて
そばで眠る金色のねずみ

時間を忘れて見つめる
星はかすれて消えてく
もう一度昨日の朝に
戻って言えたなら

今夜はお暇ですか
夕食後会えませんか
返事は後 ....
恋に落ちていればよかった あなたと

幹にもたれると思いだす
黄色い広場を転がる音
町よりすこしあたたかい砂の上
素顔のままでずっといたい

下敷きを忘れたら落ち込んで
声をかけて仲良 ....
パスタを食べすぎて気持ち悪い、
だから一人になっちゃっても
引き出しの中にいつもロクシタン。

テレビをつけて独り言、
つまりは古いベッドカバーと、
a passion for fragr ....
あの子に囁きかけようとして
椅子から転げ落ちちゃった
ぼくは
今でもおぼえてるんだ

みんなで作ったロケットを
こわしたのは達也じゃない
ぼくだ
今でもおぼえてるんだ

こそばゆい ....
つめたい指で そっとすくって
両手の隙間から バイバイ
おばあちゃんのエプロン洗って
ごめんなさいって返しにいくの

でておいで 今日の太陽
あなただけが正しいのかもね
ここでの全てが終 ....
ちーちゃん
そう呼ばれていた昔のわたし


まま、まま、楽しい夢をみたの。
やっと補助輪なしで乗れるようになったよ。
ねえ、花札かオセロしようよ。
お昼ごはんは、ラーメンがいい。

 ....
1.どこまで、言葉のもつ意味と形とを切り離せるのか、という挑戦。
2.ひとつを原点としての想像、創造。
3.イディオレクトからの逸脱。
4.必然性の追求。
5.拡大、縮小されること。
6.尻 ....
いまは欲しくないのに
近づいてきて膨らんで
私はその中に はいって 忘れ物をする

いろんな言い方があるでしょう
いちばん鋭い牙をえらんで
分厚い本をつらぬいて

さくらさくらあおによ ....
空の手より零れ落ちた藍の寂寞、
浮ついた命の棲む雪の園の、
白磁を染め行く。

全ての音を吸込む黒髪、
一たびの謀叛に掻き毟り、
君の腕を拒む。

あけいろの影さす時、
冷めかけた誘 ....
自由なあなたに飛びつきたくて
あの樹のように大空へ手を伸ばした
足がふわっと軽くなり風に乗れたけれど
走れなくなったわたしはあなたを怨んだ


あなたの耳は私のほうをむいていない
わたし ....
Surely beautifully shining and
Never caught in your hand
Tears are sinking in my heart

Tomorr ....
「1」

誰かいないと
さみしいや

部屋はせまい
壁のヒビが気になる

将来のこと考える

目をぎゅっと閉じる

片思いはやっぱりつらい!

それを知るわたしは
あの子 ....
Born in somewhere on earth
"I am" is what we simply call
Never felt the oneness with nat ....
I hear a malicious sound
That the old piano makes
Reminds me of my old days
I was scared and wok ....
何の根拠も無いが

取り残されていく私がいる

もがいている

切れた指先 血が

しみついた煙草の香りと

まざっている

昔の私が笑っているようだ

汚した部屋をきれい ....
早朝の庭は銀世界
橙色の朝日が差し
指先にじわりと染み込みます

冷えたみかんも焼きたての餅も
いつも通りに格別です
炬燵から出るのは大変です

ここで迎えた新しい年を
分かち合いた ....
灰色の階段を降りて
いつものランチセット
髭の生えたマスター、60代
階段と同じ色

カウンター越しの威圧感で
パスタの味がちょっと鈍くなった
なのでうっかり塩をかけすぎてしまい
食後 ....
ケンタッキーが美味しい季節
ツイスター一口わけてくれたけど
なぜだか恥ずかしく申し訳なく
皮だけかじってすぐ返す


私はあなたの外側から
目をこすりながら探してる
どこからどこまでが ....
触れるのはまだすこし怖い
けれどずっと見ていたい
近くに来ようと 遠くへ行こうと
わたしにはすぐわかるのよ
あなただけを見ているから

手をつないで キスをして
緩やかにあなたを包んで
 ....
超BIGなミルクプリンを
すくっては丸飲みする

輝き始めた友人たちを
プリンの中に沈めてやる

甘すぎないその味に
小さな嫉妬が奥行きを与える

明日は呪詛のように
私をコンクリ ....
1人ひとりきりバスは最終
こんなときは歌ってみる
コーヒーと満足と"Bah, humbug."
見てあいつあたしと同じ

夜風が抱きに来るから断る
指先からは涙も散る
 ....
宿題のない私は
上り坂の頂点で飛行機と出会った
青と白のきれいな紛争に
足を止め目を細め 見上げた
この旅はすぐに終わるだろう
私よりも早いだろう
この空にはとんびがいない
もういない
 ....
nick(40)
タイトル カテゴリ Point 日付
桜咲くまで自由詩019/12/18 21:23
100年後の世界自由詩015/11/21 11:33
散歩自由詩015/1/31 0:01
さよならについて自由詩014/5/6 22:09
ディストピア自由詩1*13/9/28 0:11
呪いの言葉自由詩1*13/9/16 2:08
恋わずらい自由詩1*13/1/8 23:38
世界へ自由詩1*12/8/4 2:30
かみさまステイ自由詩012/2/16 3:07
冬の雨自由詩2*12/1/5 0:53
キャンドル自由詩1*11/10/2 1:42
はずかしい自由詩3*11/8/2 3:56
天竜川自由詩4*11/7/23 8:53
シャボン玉自由詩2*11/7/15 16:13
私の詩とは自由詩1*11/7/13 21:57
ぜんぶ自由詩0*11/7/13 1:33
初心自由詩2*11/6/4 4:03
去年の恋自由詩1*11/5/18 3:19
birds自由詩1*11/5/18 3:08
ひとりのこと自由詩2*11/5/1 1:43
poems write me自由詩1*11/3/4 2:47
Daydream自由詩0*11/1/25 0:50
どくどく自由詩2*11/1/24 23:27
よろこびの自由詩1*11/1/3 5:29
フライングサンタ自由詩3*10/12/22 1:58
ポケット自由詩2*10/12/12 1:05
オイオトシ自由詩2*10/9/3 3:57
自由詩2*10/7/19 3:58
星が死ぬのはみんないない時自由詩3*10/4/30 22:24
とんびのいない空自由詩3*10/4/27 0:52

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