サラダ菜を素手でつまみながら
ペサルヴィオ・パークに腰をおろしたまま
100オンスの肉汁をすすり パンを頬張る
地面も空も同じ色をしていた
でっぷりと太った中年のニューヨーカーが
すば ....
眠りの端を吸いつけるように
鳧(けり)が清らくついばみを走らせた
マディソンという街の
澄んだ蒼にきらめくのは
寝起きを押しのけた海兵隊の
ブルースが舞う
うえの空の快(こころよ) ....
彼は泣いた
わたしが書き上げた詩を読んで泣いた
ことばに泣いたのではない
すばらしさなど彼にはわからないから
詩の気持ちがわかるから泣いたのでもない
むしろわたしの気持ちがなかったと気づ ....
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