{引用=
「わたしはこう思う。詩にネットも活字も媒体の違いだけで、本質的な差はないと。」
(光冨郁埜『(5)ネットと活字媒体、詩の状況は刻々と変化していく。』http://mitsutomi.we ....
ごぶさたです。KETIPAです。
インターネットでは発信しない人間は死んだとみなされるので、もはや詩人でも何でもない死人であったわけですが、新しい年になったのでちょっとだけ生き返ります。
なぜ生き ....
やっぱり現代詩は文章だから、ちゃんと文脈を読んで理解出来るものでないといかんのだろうか。
とこないだ、ひさびさに現代詩手帖を読んで思った。

いつの間にか新人作品の選評が長々と数ページに続くよう ....
音楽にジャンルがほんとうに必要なのかということについては、個人的に割と前から疑問を持っている。音楽のジャンルを考える機会というと、CDから取り込んだ音楽ファイルのジャンル分けをなんにしようか考える時く .... しばらく見ない間に詩のレビューやらが減ってる気がしますが気のせいかな。

たぶん他所でやってるんだろうと思うことにしよう。

まあそれはそれとして、なんか急に現代詩読んでみようかねーという脈絡 ....
リズムがどこにもみじんもなかった
ぼくはじゃない ぼくはがいらない
切れ込みを入れて言葉をきり捨て
紙の繊維が仮根になるまで
叩き千切り包丁で
かこんかこんか 淡々たん

ぼくはがなけれ ....
チキンナゲットのある砂漠
生命が群がる
死に死に死 死に
ぷちぷちと砂がなるので
精密機械の昆虫たちが油を求めて追い求めていて
鶏肉 あるのでむさぼるのである
虚にポンとおかれた
肉?
 ....
知ってる人は知っている、小林銅蟲「ねぎ姉さん」といWeb4コマ漫画がある。恐らく現代詩に親しんでいる人の中では、地味な知名度があるんじゃないかと思っている。というのも、かの小笠原鳥類さんと交流があるよ .... (おれは関西人なので関西弁でやらせていただきます)。遅れてきて「やろうぜ」もねーよなー。もうやっとるっちゅうの。

相田九龍さんの秋波が押し寄せてきたのでちょっと覗いてみました。早速【批評祭参加作 ....
大雪の余りがこっちの粉雪


この闇の白きは雪とは違うかあれは


ヘッドライトが放射する雪よ


雪やない星や


場違いの米粉が散乱している


雪や雪雪から雪が分裂 ....
転がると死にます
死がこわいなら転がりません立ちます
座るのでもよいでしょう
はいそこの彼は転がったので死です
死んだら転がります
つまり大体転がりました

鮭の切り身をむしゃむしゃやり ....
例えばmixiで、マイミクの多い人が「私はこれについてこう思うー」とか日記で書いたとして、それに対して肯定的なコメントや、賛同の声とかがたくさんついたとする。でその日記に対して、そんなにマイミク数の多 .... しなりと曲がる樹木 配列の整然とした
空気に雨が糸(のちの光ファイバー)をひいて回る
ホラ
結合する木のなかで落下した
根と共に拡散する
電子粒子


土の下に巡る雨の糸がその脳神経 ....
 何度か言っているが、以前からストーリーや、作者が意識した情景、心象を伝えようとする詩に魅力を一切感じなかった。もちろんそういう詩が全て嫌いだというわけではない。題材として用いられている分には全く気に .... スロープが設置され
単離された感情が乗って行くスロープ
サングラスが監視する目を伏せ
切り刻む風景を随時放り込む

横縞の観覧車が上下に回転する
警笛がしずかに
きわめて静かに鳴っていく ....
   |
切り取ってはしたになった線――――――
ところが
流れる樹液の
浅い、
木目が裂け んで
ぱらぱら吹きこぼる
る粒子団の警笛が波――――――
  | 
からの号令
  目 ....
ちょっと目を離したすきに、新着作品はリストの果てに沈んでしまっている。1-2週間分の作品をまとめて見ようなんて気にはなれない。それが多すぎて、かつ自分に合う作品が少なすぎるから、なんとも労に見合わない .... 写植技術が発達したことが、新国誠一のような象形詩が登場するきっかけの一つになったとされる。象形詩、あるいは視覚詩というのは、それこそ単語や文字を、大きさや角度も自由に変えて配置し、一つの詩画面を構成し .... どうしたよ
船あんなところにいる船
ほら波ないからよく見える

ぽこぽこ ぽこあぽこ
雪だ
無人島じゃない孤島だ
この丘 いや島の


樹木が腐ってる
どんどん干乾びてるのに湿る ....
workid=2010012900153
time=0:00:02.89
output="僕僕僕僕僕僕私私私私私私、 きみきみきみきみきみきみきみきみきみ あなたあなた
あなたあなたあ ....
批評祭前後で、自分と似た詩の読み方をしている人がどうやらいるらしいということを知れたというのは、結構大きな収穫だったと思う。時々新着作品のタイトルにマウスを滑らせて、最初数行を見ては「はあ」と感じるこ ....  端的に言って量が多い、ネットにある現代詩てのは。現代詩フォーラムだけでも、数えたことないけど何作あることか。で今の現代詩フォーラムでは、その中から作品をより分けるシステムがろくに整っていない。書いた .... {引用=おそばを食べていたのね、ギターの音がしたの、夜になって、電気を消した、私は眠る時間で、猫は目を覚ました。
「空が光っていればよかったんじゃないの。」
夜は出歩かない住宅街の人たち、仲良く同 ....
 しばらく詩作から離れていて、一ヶ月ちょっと前に自分で書いた詩(「ぐっすり消化する」)を読み返してみた。まず、あれこんな詩書いたっけ、と首をひねってしまった。それから単語の切れ切れを見て、ああそういえ .... そして彼は吸収された
吐き気のする赤色の肉をしたたらせて
眠っている針葉樹林
脳を想像したことのない微生物の饗宴が
夜行われている赤い
肉は彼に吸収された

同調する振動が落ち葉
茶色 ....
わかったことがある。

これまであらゆる現代詩を読んでいても、言語的な感動をしたことがない。

そのことが、自分の作品にある致命的な欠落(文字の連なりに付加価値を与える要素)の正体であり、そし ....
電源が回す鉄板が回転する
右から左から右 左
ピストンが ガコンガ コンガ コン
と誤差の範囲で稼動している

積み上げられた工場の部品を
組み上げて工場が工場の部品を
組み上げて工場が ....
たくさんある言葉
ないと不安だったから言葉が
たくさん
あると不安だった言葉が
たくさんあった
言葉だったから不安だった
あった言葉が
たくさんある
不安だったから言葉があった
ない ....
わたしは生きています。
わ    き  ます。
 た    て ます。
    生き  ます。
   は  て ます。
  しは き  ます。
  し      す。


あなたから ....
詩と現代詩、あと死をなめてかかっておりました。

一字一句どころか、間、音、すべてが毛細血管のように緻密に構築されていたものだったのですね。

言葉をとりあえずつなげば詩になると思っていたおれ ....
KETIPA(62)
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