ひとつ

ふーっと

風が吹いた

後ろ髪が

揺れて

視界が

澄み渡る

あの人の

くれたメールが

脳裏をよぎる

あの人の

後姿が

癖の ....
几帳面でまじめ

比較的穏やかで優しい

そして一途


私は違う

こんなのは私じゃない

って

知ってるのは私だけ


昨日の私も

きっと明日の私も

 ....
手をつなごう

君が雲の向こうに行っても

僕はその手を探し出し

しっかりと

しっかりと

握り締める


手をつなごう

君が苦しいときに

助けを求める相手は ....
しわしわの手を握り締めて眠ったあの頃

ばあちゃんのぬくもりを探して足をばたつかせた布団の中

夏休みの宿題を昼ドラを見ているばあちゃんの横で

ぶつぶつ文句を言いながらやった

チャ ....
君の予定に合わせられるように

いつも真っ白なぼくの手帳

12月から1月へ

少しずつさかのぼると

いくつか君と会ったしるしがある

君のとなりで笑っている事が

ぼくのし ....
真っ白な

雲の向こうに見えた君の笑顔は

いつの間にかぼんやりとぼやけていく

夢の向こうの向こう側

机の上に突っ伏して

開いた教科書の中にいる

ふてぶてしい男の顔には ....
寂しかったけど

それは言っちゃいけない事だと思ってて

あなたの幸せとか

あなたの成功とか

祈っている振りをした

寂しさを噛み締めて

あなたの夢が叶うのを願うなんて
 ....
僕の役目は彼女を守ることだ

彼女は毎日目覚めてからすぐに手を洗い、歯を磨く

30分、時には1時間をかけてその行為に没頭する

その間、僕の声は聞こえていない

どんなに大声を出して ....
あなたの言っている事は

至極まっとうで

正義感があり

正しい

だから私は

あなたが嫌いだ
君が誰かを好きで

誰かが君を好きで

でも僕は君が好きで

複雑で

面倒な

恋をずっと何年も煩って

時間はものすごく駆け足で

僕の周りを回りながら

だけど時 ....
君は強いね

同僚の男性社員にそう言われた日

ハイヒールのかかとが折れた

折れたかかとを拾い上げ

折れたままのハイヒールを履いて

電車に乗った

折れたほうのハイヒール ....
その時私が出した結論が

間違っているのか

それとも正しいのか

これほど悩む事になろうとは


今となっては

二人の歩む道が別々である事や

二人の望む時間の濃度に
 ....
試しにね

目を瞑ってみたの

取り乱したり

泣き喚いたりは

絶対にしたくなかったから

あの人の言う事

ちっとも意味が分からなかったけれど

全部が言い訳に聞こえた ....
あなたが

自分を必要としていると

思い込んでいて

勝手に

色々無理をしたりしました

勝手に

疲れたり

勝手に

悲しんだりもしました

だけど

 ....
彼女が指を絡ませる

僕の指に絡ませる

くるくると表情を変えながら

楽しそうに話をしている


行きつけのバーに彼女を連れて行くと

マスターが僕に言う

随分可愛い子つ ....
テーブルの向こう側で

少し緊張気味に彼が笑う

あんなに長い時間を

過ごしてきた彼は

いつの間にか手の届かない存在になっていた

街角や

喫茶店に置かれたフライヤーで
 ....
好きだった男の背中に爪を立てた次の日

その男の妻が現れて私に平手打ちをした

ちょうど

仕事でミスをして上司にこっぴどく叱られた日

男に慰めてもらおうと男の帰りを待っていた時だっ ....
バカにすんなって、空に思わず毒づいたよ

昨日あいつに「顔も見たくない」

なんて言われてさ

酒かっくらって気付いたら朝で

カーテン開けたらさ、どピーカンでさ

あまりに眩しく ....
歩こうか

まっすぐ

まっすぐ

歩こうか

この道の先に

何があるのかなんて

わからないけど

不思議と

君となら

君と手をつなげたな ....
大丈夫?なんて

声をかけないでください

恥ずかしくも

涙をこらえていますから

今は

大丈夫です



言葉を返す事は出来ません



電車は容赦なく
 ....
遠くの月が淡く光を放ち

少し風の強い街の中を

一人歩いた

僕はもう

この街をあとにして

君のいない街に行かなくてはならないよ

さっきの君の涙に

しばらくは縛ら ....
小さな頃から影踏みが好きだった

だから

今でも雨の日は気分が憂鬱になる

晴れの日は決まって

誰も来ない工場の裏手の空き地に向かった

降り注ぐ陽光の中

僕は自分の影が ....
私は影でした

ずっとあなたの側に寄り添い

どんなときもあなたと

歩を共にし

あなたの見るものすべてを見て

あなたの感じる事をすべて知っていました

太陽の ....
あなたの指し示すその方角へ

私は黙って歩を進める

あなたの見上げるその空を

私も黙って見上げる

あなたのすくったその水を

私は黙って飲み干すだろう

あなたといる限り ....
苦しいからもがいていたんだよ、悪い?

雑音が多すぎて耳をふさいでいたの

だからあなたの言葉なんて聞こえてなかったわ

缶コーヒーをぐっと飲み干して

かっこよくくしゃくしゃに潰した ....
僕は

君の存在が永遠で

ずっとずっと僕の側で

微笑み続けてくれる事を

信じてきたんだ

だから

暖かい言葉や

甘い言葉を

言わなくてもいいと思ってきたんだ ....
雲間に見え隠れする太陽が

時おり暖かな日差しをくれて

今日は暖かくなりそうだと

ラジオが言っている

私は

学生カバンの蓋を

開けたり閉めたりしながら

となりに ....
中学生に戻ったような

淡い恋心

あなたは私が

元気になる言葉を知っていて

私は何度も

あなたに救われた

私の恋心を

とがめる人もたくさんいたけれど

私は ....
一日に

何度もキスをして

一日に

何度も見つめて

だけど

会えない日曜日は

あなたはどこかで

私の知らないあなたになって

きっと

街で偶然会っても ....
もしもあなたがいなくなったら

ごはんなんていらないな

あるくことも

しゃべることも

おふろだって

はみがきだって

なんだって

したくない


もしもあな ....
yoshi(46)
タイトル カテゴリ Point 日付
自由詩011/5/8 2:31
間違い探し自由詩108/10/21 23:08
手をつなごう自由詩108/10/21 23:04
大切な人自由詩008/1/21 20:13
ぼくの手帳自由詩007/12/27 23:45
放課後自由詩107/11/29 0:28
あの頃自由詩307/11/15 20:08
守りたいもの自由詩107/10/24 22:25
だから自由詩207/10/22 22:00
回る自由詩307/10/22 21:52
ハイヒール自由詩407/10/17 0:34
結論自由詩107/8/22 22:08
仲直り自由詩207/7/18 0:24
独り上手自由詩307/7/18 0:16
意気地なし自由詩207/7/16 0:43
再会自由詩107/7/16 0:31
女であるということ自由詩707/6/24 18:10
晴れ自由詩11*07/6/23 13:24
プロポーズ自由詩307/5/8 20:49
自由詩307/4/8 21:25
さよなら自由詩6*07/4/2 23:35
影2自由詩207/2/22 23:18
自由詩307/2/22 22:48
自信自由詩207/2/22 0:58
強がり自由詩307/2/20 1:10
桜の木自由詩407/2/19 22:51
初恋の日々自由詩207/2/14 20:01
恋心自由詩307/2/5 0:36
ひとり自由詩207/2/5 0:31
自由詩3*07/1/28 3:06

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