喉がずっと乾いているのです

欲しいのは 貴方の心

飲み干してしまいたい

貴方の心と意思までも

欲しい 欲しい 欲しい

そう思うほど より喉は乾いてく

欲しい 欲しい ....
死んだ人の声を思い出して

脳内で喋らせてみる

いつか助けに行くから

待ってて欲しい

あの日あの時のifを

何度も何度も描く

あの日あの時

気付けなかったことを ....
不幸じゃないのに

毎日がうっすらな絶望に包まれて

生きています

どうやったら 幸せになりますか

「死にたい」なんて独り言を

無意識に呟いて

僕は僕が哀しくなる

 ....
ずぅっと、ひどい気持ちでいる

誰に出会ったらいいですか

何を見たらいいですか

何をしたら

このひどい気持ちから 解放されますか

毎日

早く死んでしまいたい なんて
 ....
夢のなかに一年前にお別れをした

貴方が出てきて

そこは貴方の席じゃないよと咎めると

まぁいいじゃない、と言って

いつものように

わたしの頭を大きな手で包んで

貴方の ....
また一つ 鍵をしなくてはなりません

出会わなければ 良かったなんて 思いたくはなくて

悲しい 悲しい 悲しい 悲しい 悲しい

貴方の くしゃりとした 笑い方が 好きでした

貴方 ....
例えば

人間の寿命が ずっとずっと長くて

体の成長も衰えも もっと緩やかであったなら

貴方ともう50年くらい 一緒に居たかった

愛してる 愛してる

そう言いながら 貴方の ....
最後に 君の指先に

キスをしたのは

「あいしてる」

という言葉が 言えなくて
君がいなくても 呼吸ができるように

練習をしなくちゃいけない

心臓が痛くて 息が苦しくても

君が私を 一番に愛してくれないから

練習をしなくちゃいけない

今日は 一段と苦 ....
ほんとうは 知っているのです

生きていることに 意味などないと

それでも ここまで生きた自分を

誇ってもいいですか

自分で自分を 殺さなかったことを

死にたいと呟きながら ....
まるく ゆっくり 揺れる髪が 印象的で

君はいつも どこを見ていたの

一番のお気に入りの動物は ロバなのだと

お気に入りの理由は 海馬の溝へ

君は今 どこをゆったり 歩いている ....
蝉の声が賑やかになってきましたね

空の青も 夏の色が滲んできています

特別な思い出など 無いはずなのに

夏になると 何かの懐かしさに 叫びたくなりませんか

なので 取り分け夏は ....
春の嵐の夜

アスファルトに貼り付いた

桜の花びらを踏みにじった

その足は僕

君は花びら
ザクザクに切り刻んで 破片なんて残してはだめ

後悔なんて 生きていくほどに 重く苦しくなって行くんだから

誰かのせいにして 喚き散らして グチャグチャに踏みにじってしまいたい

そうや ....
もうそこには居ない貴方の

細くて白い指を想い描いては

泣きながらなぞっているのです

貴方の声を懐かしんでは

脳内で何度も何度も再生して

いつになったら

貴方の代わり ....
ちかり ちかり と

機械の奥で青白いひかりが 点滅している

とりあえず 生きていますよ  と報告しているみたい

なんて 持て余した時間に妄想して

勝手に泣きそうになったのは 疲 ....
気づいたら「しね」という 文字で

紙を書き潰していたんです

どうしようもない 酷い感情が

私を笑わせようとする

狂ってるみたいだ

あの人を 快感を尽くす限り

罵倒し ....
大きなフォークで ザクザクと

今日昇っていた月を 突き刺して

美味しい粉にしてしまおう

形あるものを 崩すのは

どうしてこんなにも 気持ち良いのか

今日の僕も いつも通り ....
冷えたソーダの中の気泡を眺めながら

本日の出来事を 頭の中でリピートする

君の声が 柔らかく響いて

淡い気持ちが 気泡とともに消えていく

泣きそうな気持ちには 知らないふりを
 ....
君の白い指先に焦がれた日から

わたしの日常は彩度を増した

苦しいと思ってしまったら 負けなのです

不毛と判断した恋は

柔らかで凛とした 君の声が一等好きでした

この感情を ....
冷えた足元が

僕の思考を停止して

机の上に突っ伏して 瞼を下ろす

こうやって ずっと眠って 死んでしまえたらいいのにね

なにも成し得ない 人生に 意味などあるの

いつだっ ....
遠い昔の秋に 落としていった 気持ちが

時折戻ってくることが ある

寒くなってきましたね 君は今でも生きていますか

君の声さえ 思い出せないけれど

心臓の 小さな痛みは 覚えて ....
月の溶ける夜は

どんな望みも 叶う気がして

君の

日差しに透かすと

黄緑りがかる 綺麗な瞳に

映り込みたいと

君の

寒い朝に

ほのかに赤く染まる

 ....
ゆったり周りながら 土星が帰ってきて

きらきら揺れる 環が合図のように

ほら、そろそろ生まれ変わらなきゃと

僕の靴紐を 流れ星が引っ掛けて

解いていった

踏み外した先で
 ....
呪いだ と思った

きみの 柔らかい声が

きみと過ごした 緩やかな時間が

きみの 優しく触れた手が

心臓をきつく縛りつけるものだから

僕のシャツは今日も血まみれで

通 ....
早く あの薄水色の空に

溶けて 無くなってしまいたいと

ほんとは いつも泣いていて

秋の空気が 僕の首を絞めてくる

黄金にひかる銀杏が 僕の視界を覆ってゆく

両足の靴紐も ....
マスカットの中には

小さな 赤い心臓が

微かに 鼓動していて

薄い 綺麗な黄緑色の中に

その心臓の赤が

微かに 透けていて

あまりに 綺麗で

ぱくりと 食べて ....
どうしたって

自分の事が嫌いで

何度も自分を自分で殺しました

妄想のなかで

嫌いな自分を馬鹿にする人も嫌いで

何度も色んな人を殺しました

妄想のなかで

何度も ....
白い金平糖を

ざりり と噛み砕いて

君の骨と置き換える

さらさら 粉になった君は

私の細胞の一部になって

いつまでも 囁いていて

私の名前を

死ぬまで ずっと ....
朽ちない白い 小さな花と

朽ちゆく赤い 大きな花と

今夜は何の夢を見ようかと

腐りゆく水に 足を浸しながら

ぽつり ぽつりと 言葉を落として

顔を上げると

月はなく ....
赤椿(35)
タイトル カテゴリ Point 日付
駄々自由詩123/4/24 23:36
if自由詩123/1/29 11:45
近況自由詩020/12/12 1:27
ひどい気持ち自由詩020/12/1 11:20
不機嫌の原因は自由詩220/10/25 21:34
悲しさというものに自由詩019/12/20 0:00
例えばの話し自由詩219/10/8 20:46
さよなら自由詩019/9/19 19:44
呼吸の練習自由詩019/9/15 20:06
Happy birthday to …自由詩119/8/11 0:43
友の詩自由詩219/8/6 23:24
夏の色の目眩自由詩019/7/22 23:24
君は花びら自由詩119/5/18 22:00
秘密の願望自由詩219/5/15 23:18
代わり自由詩019/5/15 23:06
春のような不安自由詩219/4/17 20:05
暴力的な言葉自由詩119/2/20 0:13
月と牛乳自由詩119/1/22 23:10
気泡自由詩118/12/12 23:59
秘密自由詩018/12/4 0:16
日曜の冷えた夜自由詩118/10/28 19:08
秋の空気と君の記憶自由詩218/10/27 12:13
月の溶ける夜は自由詩218/10/25 22:07
土星回帰自由詩218/10/22 23:06
きみの呪い自由詩118/10/1 23:54
明日が嫌い自由詩118/9/30 21:58
黄緑と赤のゆめ自由詩418/9/24 0:26
妄想の中の広がる赤自由詩118/9/19 22:56
金平糖の空想自由詩118/9/17 1:54
うつらうつら自由詩318/9/16 0:50

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