腕時計をつけたまま眠る
決まった時間にお腹が減るように




またぼくは金色のボタンを握りしめて
祈るように 悪い子

沈むように

きゅるりきゅるり


ぽぽぽ
 ....
雨のにおいがする
一年ぶりの青紫を滲ませて
水たまりは歌う



いいな
そうだ きいてよ




わたし

ほんとうはクラゲに生まれて
不老不死の体で漂っていたかった ....
昼過ぎに目が覚めて自暴自棄になってしまった日曜日の午後とか
誰にも祝ってもらえなかった誕生日とか
きみはそういう記憶に名前をつけて
また水槽に沈める



きみの水槽がまだ空っぽだったこ ....
赤 白 黄

細い指のその先で
無色の命が息をする

わたし 眼鏡はかけないの
あなたの前では 絶対

制服の下に隠した
透明な臓器

みせられないよ
あなたのためじゃない ....
ノスタルジア
また いやな夢をみたんだね

どうせなら魚になって海を泳ぎたかった
かなわなかった夢 石ころ

誰も傷つけないように生きてきたつもり
うまれてはじめて 風を切る

真っ ....
tidepool(5)
タイトル カテゴリ Point 日付
よいこのにっき自由詩219/1/30 17:15
6月のぬりえ自由詩618/6/24 1:03
ぷかぷか金魚自由詩518/4/28 2:07
0.4自由詩418/4/19 7:49
おさかな少女自由詩518/4/10 14:29

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