……結局、……期待しても無意味で……言わなくちゃ解らない相手方とは私は上手くいかない

……それどころか言っても伝わらない節さえある

……そんなこと言ってないけれど……そんなレベルで意思の疎 ....
開くとき、ふるえる 感覚のよろこびは、きっと、花が綻ぶときと同じよろこびでしょう
みずの、たわむれに、足先をふれあわせるとき、神経がふるえるのは、きっと、緊迫した緊張の糸が切れたときと同じふるえ ....
ぐっと空気を、背骨が開く、奥から、丸く、盛り上がる
身体的な構造が、喜びなら
感覚は、恥部だろうか
神経は、管で、感覚を開くくさびだ
喜びがつくられたものなら
この身体的な喜びの感覚は
開 ....
植物になりたい、と、思っていたのですけれど

植物も案外、グロテスクなことを知ってしまいまして

もはや、ぜつぼう、しか、ありませんの。

ぜつぼう、をぜつぼうって、たった4文字であらわし ....
結局、私は、詩を書いている。筆を折れと他者を糾弾した、その指で。

結局、私は、詩を書いている。筆を折ると自らの首を絞めようと、自らの口を塞ぎ、心を汚した、その指で。

醜い、醜い、その指で。 ....
ra- rarara rara











ら、ーららら、ら、ら、ーら、ら、  ら、ら、ら、

 ....
 言葉の流砂がきんいろにちらちらこえて
 ふるえる

 積み木がこぼれて

 あらう

 ほら、ぼくは、まだ鼓動している
g gシグラミンa

ももとが、れんじ 

あかみが 

シグラミンa

おでこぶつけて、くつ 

まったくない
鳴り止まない波の音
ずっと静かに続いていく
何も内包しない
期待しない
唯々続いていく営み
海は静かに続いていく
静かに静かに続いていく
私は、今までの私を切り離します。
今までを捨てます。
そして、新たな私を始めます。
昨日までの私は、飛び降りて死にました。
私は、今から自由です。
何をしても良い。
切り離した私は、もう存 ....
セルロイドの羽が
セピア色の大地に映える
セルロイドは叫ぶ
羽を開きながら
硝子は割れ
大地は傷付いた裂け目を哀しく涙しながら
一対の稲妻が突き刺さるように大地に刺さり
片方で電 ....
目の前のものを見ていようと思う
目の前のものを見ていたいと思う
見ていたいと思いながら見れていないと思う
そうして気付く
必要なものほど遠くにあると思いたかったことを
そうして気付く
遠く ....
人にはそれぞれやらねばならないことがあるのだと思う
それがどんなことであれそこに在りそこに居るのであれば
意味が出来てくるのだろう
なにもない
こうだこう進むのだと
前がしっかり見えているの ....
私は、幻をうたう
知らないふりをしてわらう
白兎が穴の中に滑り落ちていく
言葉を喋る白兎
それはそれで好きな終わり方だから
幻を受け入れる
それは私のなかのきっともう一つの現実
夢をわら ....
無駄な時間と言う方は、私が詩を書く幸福を知らない
それを対価に幸福と捨てるものがある
人生は、全てがそのような交換の連続だ
悩みながら見つけた答えはそれだった
自分の幸せは自分でつくろうと働きかけたものにしか訪れない
眼前の世界は、責任の配分で出来上がっている
全てに枝分かれした答えが潜み、全てに責任とリスクが内在し ....
ふわりとした透き通る天使の羽は
私の顔に覆いかぶさって消えてしまいました
本当にふわりと跡形もなく
私の頬をふわりと撫でた感触のままに
消えてしまいました
私は、魂の結びつきが欲しかった
肉体などよりもずっと深い
魂が交わる人が欲しかったんです
その人を今日失って
私側の魂は閉じてしまいました
もう二度と同じ人との魂の交わりは望めない
私は少 ....
力が抜けていく
私の中で
力が抜けていく
自分の子供の失敗やあとを何とかしようとする母親というのはこのような気持なのかと
想像する
わかる、ような気がするから不思議だ
魂のさきが消えるよう ....
緑の折を広げた
薄黄緑色のそれは
淡い光沢を放っている
元は、和菓子の菓子折りに使われていた淡い黄緑色の包装紙だったはずだ
丹念にしわを伸ばしていく
子供が折ったようなそのあとは
子供が折 ....
弱くなれない弱さがあることに気づいたとき
肌にしみこむように弱さが人に隠れていく

強いと弱いが両極にあるからと

全てのことを二極化にしてしまえば

きっとずっとそれに気づけない

 ....
放っておける人は、愛が深い人だと
昔聞いたわたしが、ひどく取り乱したのを
今のわたしは、ぼんやりおもいます

なにもかもひとの心も軽く流してしまうかのような
さわやかで清々しい風が
カーテ ....
まじめにって、わたし、気付かなかったけれど
わたし、無意識に
馬鹿にしていたみたいでした
そのことに、最近気づき始めたんです
同じようにきちんと毎日整えることが
どれだけ難しいかを
わたし ....
明るい 光 まっ黄色なそれ

あたし、ひかりのなか、すすんでいるみたいな

とろけるような 蜜色のひかりの洪水

あたし、うれしくなって

とびはねたくなって

満ち足りたようなき ....
喉元をさらせて
ハチドリ

心のきれいな 遠目からの それ
くるりと曲線を描く それ

シルエットの向こうに バルコニーと青くかすむ美しい川と
腕時計と

ゆれる風

軽やかに風 ....
さわめきの海
さざさあ 風がざわめいている

さわめきの海

とめようとしているの

とめようとするけれど

きっと とまらないです

さわめきの海が

青く青くふきすさぶ風 ....
柔らかく温度のない雪が降り積もっていく
地面の上 僅か数ミリの湿った土を粉白粉で薄化粧でもしたかのようなそれは
僅かに立ち昇る薄絹のような柔しい蒸気で一瞬にして煮溶けていく

子供とは何なのか ....
それは冷たくて
それは触れると少し指は抵抗なくすこしついっと少しだけ触れるような感覚で
少しだけ引きずるように濡れる
すこしゲル状なのかそれでも形はあまり崩れない
光に当たるとシャボン玉のよう ....
青い水たまりを見る
同時に広がる小さな足くびと黄色の長靴 白いソックスと黄色の小さなレインコートと黄色い小さな傘
それは男の子で
青い水たまりの横に小さな長靴を履いた足を寄せて、傘の先を青い水た ....
何かを守る為に何かを犠牲にすることは
様々な覚悟を人に求めるけれど
もし、覚悟の先にあるものが、自分の想像もできない素敵なものなのだとしたら
わたしは、きっと耐えるのだろう
耐えるという意識も ....
水菜(162)
タイトル カテゴリ Point 日付
0自由詩021/6/5 17:47
身体 感覚自由詩019/12/20 0:16
開く 尾骨 骨自由詩219/12/19 23:50
植物になりたい自由詩7*18/3/22 16:05
自由詩1*18/3/16 22:01
自らの内の無詩の子ども、ら が/破壊をくりかえす、ものを自由詩0*18/3/10 5:26
流砂自由詩1*18/3/6 1:25
シグラミンa自由詩2*18/2/25 8:22
海は静かに続いていく自由詩217/10/7 2:42
始める自由詩217/10/7 2:04
硝子自由詩217/10/4 23:18
身体原始自由詩317/10/4 20:23
はく自由詩017/10/4 7:22
自由詩117/9/27 20:13
考える余地のある幸福 選択出来ることの自由さ自由詩117/9/22 9:17
力 信じたものに対して言い訳をしない自由詩117/9/21 23:55
天使の羽自由詩317/9/20 1:52
_自由詩117/9/20 1:23
力が抜けていく自由詩117/9/20 0:52
緑の折り自由詩217/9/17 21:25
弱さに人を隠して自由詩217/9/15 22:54
さわやかにわらう自由詩317/9/15 22:01
まじめ自由詩017/9/15 16:26
へろへろのくまのぬいぐるみ自由詩117/9/11 0:58
心のきれいなハチドリのよう自由詩3*17/9/10 21:37
さわめきの自由詩217/9/9 16:14
雪道想自由詩117/9/8 3:02
透明の個体の液体の球状の自由詩017/9/8 0:02
青い水たまり自由詩017/9/7 23:51
白いマーガレットの花自由詩117/9/6 13:42

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