一仕事終えた様な充実感でいっぱいで、僕は車のソファに深くため息をついて腰をおろした。泥まみれで爪の間に土の入った指でステレオをつけてザッピングすると、古いジャズボーカルや落語や人生相談が流れてきたがす .... {引用=からし色緋色まざりてほろほろと落ち葉降りかかるまでの憂鬱




零時二分オフィスの窓のむこうでは海草のように樹木たなびく




からだから白い無数の根を下ろし銀行員はピ ....
{引用=メトロノームは振り子を揺らして
僕のピアノにけちをつける
きついオールドミスの先生のように
かちかちかちかちかちかち

ごめんなさい先生
今年は一度も笑いませんでしたね
 ....
{引用=庶務課午後3時47分
繊い太陽ゆらゆらと 
甲板に整列した水兵たちは屈託ない笑顔で手を振り 敬礼
西の方角へ おちてく ああ、
不幸不幸不幸なわたくしの
わたくしの儚い夢は瀕死です  ....
{引用=はじめて見た景色だな ここは
船橋駅ちかくのカラオケボックス
ぼくは静かなトイレで、  嘔吐してて
傷だらけの鏡のむこうの顔を見つめながら
ずっと風の通る窓を感じている
おかげさまで ....
マゼンタ(5)
タイトル カテゴリ Point 日付
散文(批評 ...115/10/19 0:47
あおき樹海短歌115/10/1 13:52
メトロノーム自由詩115/9/30 13:33
時間を売って報酬を自由詩115/9/30 13:13
トラベラー自由詩015/7/2 17:06

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