ベットの上に横たえて
死体のような日々は過ぎる
頭は割と冴えてるが
歩くことすらままならねぇ

ダラけてるわけじゃないさ
病気でもないよ
大げさにしないでくれ
眠れやしないだろう

 ....
毛布の中に丸まって
時間だけが過ぎていく
閉じた瞼の奥の方
意識だけが冴えわたる

アルコールが足りないぜ
クスリを持ってこい
出来損ないのデイトリッパー
今日も今日とて逃避行

 ....
木洩れ日のSunday
柔らかな陽気
そよ風がゆらゆら
爽やかなBGM

こんな日は 深く Dive
Swimming 潜っていたい
Swimming 沈んでみたい

波立って か ....
退屈を埋めろ
日々の仕事
空白は凶器だ
殺される前に

反芻する昨日
もう味ねぇって
新色が追加
高くて買えねぇ

困った時はヤバいフリ
口ぶりだけが上達
何様気取り?
バレ ....
壊れたラジオぶら下げて
鼻唄まじりに歩いてく
壊れたラジオは聴こえない
修理もたぶんやってない

探してまわるよ
電波入る場所
見つけたいね
電波入る場所

ノイズ交じりで鼻唄歌え ....
なんかおもしろいことない
投げだすことも許されない
と言って死ぬ気はさらさらない
うつむいて歩くランドセル見た
まぁ気持ちはわかるよ

世界も大変なんだってね
手伝えることは何もないけど ....
深々と星降る夜に
闇に浮かんだ森歩く
青い月光
銀色の狼
歌うように吠える
哀しげなMelody

月の浮かぶ湖へ
朝日が照らすその前に
見えすぎるのは怖いから
見つかったら終わる ....
裏山
空き地
ガラクタの城
ビール片手に登るんだ

三日月が近づき
てっぺんで気分はKing
届きそうで手をかざすと
かわされるんだ
まいったね

積み上げた罪もまだ
月までは ....
押し合いながら競争すんだ
冗談みたいに細い道
落ちても死んだりしないけど
痛みは誤魔化しきれないね

登れないこともないけれど
痛みは残ったまんまだし
とても登る気にはなれないね
また ....
とっくに見飽きた映画を
繰り返してもう何度目だろう
眠れぬ夜の過ごし方
時間潰すのヘタみたい

キレイな景色を見ていたい
砂嵐の先の海
隣の犬が鳴きやんだ
空に揺れるカラーバー

 ....
迷子みたいにブラつく
空っぽの大地
足取りおぼつかないけど
歩けないわけじゃない

どこへ行けばいい
道なんてないのに
どこまで行けばいい
果てなんてないのに

名も知らぬ花のよう ....
寝ボケ眼の昼下がり
空洞みたいな毎日に
別れを告げて逃げるのさ
腐ってしまうその前に

ニコチンとアルコールで
まぁ気分はそれなり
外もやけに静かだし
悪くはないシチュエーション

 ....
片道のキップ
行き先は知らない
窓の外あっという間に流れて
急いでなんかないのにね

行きたいところなんてなくても
進まないわけにもいかないから
必死で景色を追いかけるよ
幻みたいに消 ....
世界の終わりみたいなツラぶら下げて
呪うこの世の恨み節
食って寝てを繰り返して
「死にたい」なんて冗談です

批評家気取りで文句つけても
世界は自分のものじゃない
どうにかこうにか誤魔化 ....
道徳はいらない
融通はきかない
マニュアルをくれ
規律だけを愛している

犯罪も厭わない
命だって捨てよう
従属は快楽
命令を待ち侘びる

鎖で縛ってくれ
考えるのは面倒だ
薬 ....
ハロー、ハロー、聞こえますか?
そちらの調子はどうですか?
こちらは相変わらずといったところです

今日もどこかで戦争です
死んでいく子供達に
誰かが可哀相だと言いました
とりあえず僕も ....
世界が心を映すなら
俺は腐敗を望んでる
「死んでやる」なんて嘘に縋って
俺は今日も生きている

吐き気催す日々は
喉の奥へ強引に流し込む
希望が無くとも生きていけるが
そんなもんの為に ....
ガキの頃から消えやしない
神をも恐れぬ万能感
何でもできる気がしてる
実際はどうだかなんて
そんなの些細なことだろう

ティッシュ配り断るの苦手
散髪の予約がめんどくせぇ
ムカつくこと ....
鈍痛で目が覚める
平日の昼下がり
調子が悪いんだ
いつものことだけど

気つけのアルコール
ツマミが無いな
まぁ別にいいか
たまにはいいもんが飲みたい

不健康な幸せだな
噛みし ....
ひとりぼっちの君を誘う
楽園の招待
退屈な明日を捨てること
君は躊躇するだろうか

恐れることはなんだ?
ここでは誰も傷つかない
君の抱える痛みなど
そこでは誰も気付かない

黒い ....
酷く孤独が怖いのに
愛され方がわかりません
男子小学生のような理屈を
恥ずかしげもなく謳います

誰かと一緒ならそれがいいです
死の行進でもかまいません
喜んで従います

正しさなん ....
{ルビ子供=ガキ}の頃はよく褒められた
「聞きわけのいい子」だなんて
言いたいことが無かっただけで
やりたいことが無かっただけで

歳を食ってそれに気付いて
今さら何をする気もねぇ
とり ....
ベルトコンベアに乗せられて
揺り籠から墓場まで
今日は昨日と明日を結ぶ“=”
「コチラ本日モ異常ハアリマセン」

加速していくカレンダー
何も刻めぬ人生に
刻まれるのは月日だけ
時は無 ....
この世のあらゆる悲しみを
背負ったような顔しないでよ
まるで悲劇のヒロインじゃない
君には甚だ荷が重い

君ひとりの哀しみで
世界が終わったりはしない
安心してくれていいよ
脚色はいら ....
ベトつく暑さで目が覚めた
いつの間にか梅雨は終わっていたらしい
カーテンを開けると太陽は午後を指していた
たまには散歩でもするか
わけもなくそう思った

ひりつく程の真夏日に馬鹿な思いつき ....
さぁテレビの前に集まって
チャンネルは適当で
僕からお茶の間の皆様へ
ささやかな刺激を送るよ

脇役はもういいや
たまにはスポットライトを浴びたい
緊張してないと言えば嘘になる
慣れて ....
やめちまえ
やめちまえよ全部
君の望むまま
何も気にかけぬまま

恐れなどない
後悔も存在しない
覚悟もないままで
恨みを吐いたわけでもない

やめちまえ
やめちまえよ全部
考 ....
名演だな咄家よ
ありがちな不幸自慢を
飽きさせないとは大したもんだ
その域に至るまで
何度死に損なったんだ?

恥知らずの道化よ
真に磨くべきなのは
気を引く為の術なんかより
効率的 ....
僅かばかりの幸せを
漉し取るように味わう日々
まるで奴隷か囚人だな
思い当たる罪なら山ほどあるが

これでも少しはマシな方らしい
だからどうしたと言うんだ
俺より不幸な人間がいたところで ....
嗚呼、今日もまた
死んだ目で笑う作業が始まる
虚像を作るのも楽じゃない
けれど今さら捨てられもしない

慰めの言葉なんかじゃ傷は癒えない
そんなことわかりきってるはずなのに
ほらまた
 ....
捨我(60)
タイトル カテゴリ Point 日付
臨死体験自由詩115/5/23 20:08
デイトリッパー自由詩115/5/17 10:34
drown in holiday自由詩015/5/10 17:15
killing time自由詩015/5/7 22:28
radio-man自由詩115/5/6 19:12
do you alive?自由詩015/5/5 22:10
suicide forest自由詩015/5/3 20:21
smoky mountain自由詩015/5/2 20:33
tightrope自由詩115/5/1 20:09
television addict自由詩015/4/30 22:32
wander walker自由詩115/4/29 20:12
it’s a good day to die自由詩115/4/28 20:05
hopeless train自由詩215/4/27 19:23
生きる屍自由詩015/4/24 19:36
パラノイド自由詩215/4/23 19:32
生無味自由詩115/4/22 19:12
乱吐論自由詩015/4/20 20:40
堕天自由詩115/4/19 20:37
酔い待ち自由詩215/4/18 20:07
楽園の招待自由詩115/4/17 19:55
孤毒自由詩115/4/16 19:41
これが私の卑しさです自由詩215/4/15 19:38
ルーチン・ワールド自由詩115/4/14 19:32
厭世論自由詩115/4/12 20:29
スタンド・バイ・ミーの残像自由詩015/4/10 20:03
TVスター自由詩115/4/9 19:50
やめちまえ自由詩115/4/8 19:48
狂言癖自由詩115/4/6 20:30
慎ましき日々自由詩115/4/5 20:28
誘蛾灯自由詩115/4/4 19:53

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