横顔のきれいな女性とすれ違った
早朝の濃霧のような音楽のなかで
駅のベンチは穏やかな汚れを飾り付ける
異国の土壌には未知の華が咲くと思っていた私は
満員電車の揺れに染みついた夢に酔っている
 ....
冷蔵庫の排熱で孵化する
鶏卵のカーブを美しいと思った
羊の毛を織り込んだコースター
ドライビールの透明な雫
泣きっ面に蜂の似合う自らの顔
要は何もしていない日曜日
何も関連していない日曜日 ....
もうよくわからない
深い眠りは奪われるだけ
左手ですくった液体
右手に移す間
数人が撃たれた
心臓の鼓動に別状はありません
血液は赤いまま流れています
車の走る電子音
赤いまま流れてい ....
サトウ コウスケ(3)
タイトル カテゴリ Point 日付
自由詩015/1/8 3:24
日曜日自由詩015/1/6 1:38
年末年始自由詩015/1/3 20:25

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