ずっと前から探してくれたり、
ようやく会いに来てくれるのに

赤い目と、くちびる。
動かない目と喉。

たぶん全部この時のためにあったんだよって、
言いたい相手がいた。春が終わる前までは ....
寝れないから日記を書いて、
心を少し軽くするつもりでいたの
でもいろんなことを思い出して
笑って泣いて、ばかみたい

真夜中のプールに潜り込めたらって
そんな妄想ばかりしてた
きっと冷た ....
好きな人がすべてだった
彼の言う言葉一つで世界の色が変わった
あたしが今いる暗い部屋も
目を閉じれば桜だって咲き誇るだろうに

それくらい不安定な世界で生きてる
誰かにすがりついて泣いたっ ....
白線からはみ出してはいけないんだと笑った。彼女のその言葉を信じて歩き続けた。

あれから二年経って、私の嫌いな冬が近づく。今年のコートは何にしようかと語る人たちを通り抜けて、私は去年買ったニットを ....
まだ三角形の底辺にいる気がする。転がる気配もない。器用にもなれない。
あなたにならどれだけ深く刺されようとも、痛みを感じていたいと思う。

こんなにも思っているのに、あなたは何一つ考えていないの ....
君が煙草を吸う仕草が好きだった
気だるそうに階段に座って
甘い香りを撒き散らして
いつだってしがみ付いていたのは、
その匂いを忘れたくなかったから。

寝顔を見るたびに思うのは
この不思 ....
人を好きになると世界の色が違うように見えるらしい。
そんな嘘みたいな話を信じては息をする毎日を繰り返して繰り返している。
泣いて笑って落ち込んでは救われて、
さっきの彼は今日の彼で塗りつぶしては ....
満開の桜を見るとするなら、どこにいけばいいのだろう。

私は右手を預けるから、君は私を笑顔にさせて。

東京の街は汚いけれど、今だけは皆目をつむって歌っている。

風が吹いて舞うのは花びら ....
心を閉ざしてしまうことは簡単です。私はそれを何回も繰り返してきました。

世界中を敵にして、私自身が救世主になって、
この色だけは変わらないものだと心を真っ赤にして生きていました。

その時 ....
私は機械と歌う

遠い彼の方角を向いて

ずっと前から知っている歌をなぞるように歌う

たくさんの口を見てきた

たくさんの歯に噛みつかれた

それでも君は私の瞳を綺麗だという
 ....
私だよ。

私は今はここにいるけど

いつまでもあり続けられるかわからない

だってあなたはもう、

あなたはもう。

私はずっと

あなたの心の中で笑っていたい。 ....
私、三角形の上にいるって
前に言っていたかもしれないけれど
やっぱり底辺がお似合いだよって
誰かに微笑まれてる気がするんだ
頂点の上で生きるなんて
ソンナキヨウナコトできないよって

私 ....
君がいなくなるくらいなら
今日だって終わらす覚悟さえある

大嫌いな口癖を呟いて
ふわふわになった髪を撫でて

真夜中には魔法がかかる

君の愛した私でありたい
いつだって君のために ....
気が狂うほどに

目も向けられない位に

両手いっぱいの愛を

落としてはすぐさまに

君は僕にかじりついた

目を閉じたら何もない世界で

歌い踊り続ける理由も

今なら ....
ありふれた優越感も
たわいもない世界征服も

全部彼の中だけで
巡っているものだとして

君が今握っている誰かの右手が
ぼくの手であってほしいと願うばかりだ

誰にだって
世界を救 ....
懐かしい思い出を泳いでいる時
ときどき熱がでる

はっとして目を覚ます
喉が渇いてるのがわかる

君が僕に近づいてくる
そしてそっと触れてくれる

赤くなった僕のほっぺを
君はみょ ....
もっと上手く生きられたら

傘も飛ばされずに済んで
水溜りも避けて通れた

気づかないふりをして
痛みに触れてみても

生温かいものがあるだけ
きっともう動かない

ねえ、用意は ....
止まらない観覧車は
青に映る先を明けて

僕が嫌いな僕を
この上なく愛すと言う

ヒーローが寝坊したら
明日のラジオは喜んで

君のためだけにある歌を
大音量で流すだろう

そ ....
手を伸ばすのも

掴んだ後に離すのも

全部全部自由だ

声を出すのも

涙を流すのも

あなたの好きな歌を

私はまだ覚えている

もう自分を傷つけないでと

震える ....
遠い遠い向こうに
あると信じて進むだけの日

彼の癖をなぞるように
右手の温もりを思い出す

好きだった笑顔はそうだ
どんな時も私のためにあった

いつか喉を塞いだのも
唇が閉じて ....
君はまた僕の世界を見てる
その瞳で次は誰を狙うの

落ち着くからって
いつも抱いていたぬいぐるみは
気づいたら大きくなっていた

世界を藍に染める僕は
彼女には受け入れられなかった
 ....
私が求めているものは
ずっと変わらないのに

喉を上手く通らない 
効き目のわからない薬みたい。

ねえ
これで、何度目かな?

頭が痛くてたまらないなら
そのへこみのところから ....
誰もいない横断歩道の上

月の方角を目指してセンカイチュウ

どこから星の香りがする

いなくなった君の音がする

フォークで刺した地球を

うっとりと眺めてから

おいしそう ....
私を目掛けた
スペースシャトルは

無事に頭の上で散った

キラキラと光っていれば
見つけやすいからって

変な名前もつけて
忘れられないようにしたの

彼が壊した
ワンダーラ ....
ときたまこ(24)
タイトル カテゴリ Point 日付
通り過ぎてった笑み自由詩216/11/4 22:15
深夜潜水自由詩016/11/2 22:43
地下、遠恋自由詩116/10/25 22:29
不似合いな黒自由詩216/10/25 16:40
視線自由詩115/10/19 22:23
夜の煙自由詩215/10/12 18:58
眠れない夜自由詩315/5/6 1:20
春に咲く自由詩115/3/24 3:30
モノクローム自由詩315/3/24 2:16
胸が躍る自由詩215/3/12 1:33
ストライプ自由詩115/3/12 0:20
花の色は移る自由詩115/1/19 17:55
甘い夜をかじって自由詩115/1/5 22:03
君らは笑って空を食う自由詩114/12/28 3:17
パラディンは箱庭にて、自由詩114/12/19 23:40
微熱自由詩114/12/17 1:32
少女だったもの自由詩414/12/15 23:59
救世主はやってこない自由詩114/11/22 23:45
僕らは自由詩214/11/20 0:32
枯れない花自由詩114/11/18 20:45
世界が藍に染まる頃に自由詩414/11/15 23:31
四度目の雨自由詩214/11/13 3:15
フォークで刺した地球を自由詩614/11/11 20:49
メリーゴーランドを壊して自由詩314/11/10 22:27

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