叫び出したい言葉を飲み込んでいたら
耳が聞こえなくなりました。

夜になると、トイレの窓に
ヤモリが現れて
ひたすらに蛾を捕食しています。
吸盤のついた手足と、
くねくねと動くしっぽのヤ ....
もういらない
そんな歌も、言葉も、もうほしくない

私は自分を知っているはずなのに
どうして?

ただ
穏やかに眠りたいだけなのに

人差し指にささむけができた
少し当たるだけで痛 ....
久しぶり
お元気?
私は、元気だよ。
山の上に引っ越したの。
木がザワザワして、
夜には獣が庭を荒らしにやってくる。

人を喜ばせる仕事をして、
疲れすぎちゃって、眠れなくて。

 ....
眠ってすごせれば楽しいかもね

男がうちに来たのです
「酢は入りませんか」と
ああ、
酢売りか...
そう思って
「入りません」
と言おうと玄関に行くと
男は
強引に入ってきました ....
小さなスミ子さんは
短く刈り込んだ髪で
不安気に
わたしの隣に立っていた。

「今日から働いてもらうスミ子さん。いろいろ教えてあげてね」

ナースから少し離れて
私たちは長い廊下を歩い ....
あがりたの森を目指した

自転車に乗って
とにかくまっすぐに進めば
そこには
あがりたの森があるはず
あがりたの森に何があるのか私は知らない
そこが何なのかも知らない

ただ、ふっと ....
死に行く体を抱えたまま

どこまで歩き続けるのだろう



青い乳房を抱えたころの私は

遠い昔

何を考えていたのか



励ましの言葉を発したいと思うのだけれど
 ....
 今日はバリバリだったねえ

 そうだね、バリバリだったねえ

雪もカチカチだったねえ

うん、カチカチだったねえ

お日様はキラキラだったねえ

そう、キラキラしてたよ

で ....
隣の男が
うちのウサギを盗もうとしていた

その男はバニーガールのように網タイツをはき、ウサギ耳をつけている

おれはウサギテロリスト
世界に散った哀れな飼いウサギを集め
反乱を起こ ....
誰のものともわからない唇が
私の背中を通る


このように
戦ってきたけれど

何と戦ってきたのだろう?

垂れ下がる乳房
力をなくしていく腕

もう
遠くには飛べない

 ....
 その町は、塩で出来ていた。


塩で覆われた町は
夏なのに雪で覆われたように白い




塩の町の
美しい庭を持つ一軒の家
美しい庭には緑のつやのある植え込みがある

家の ....
 (カテゴリの分け方が難しい。これはここでいいのかちょっと不安です。)

 小さい頃の私はとても気難しい子供だった。好き嫌いも激しく、頑固で、寝つきも悪かった。よく親に「山の中の一軒家で暮らせ!」 ....
お前が何ものだと言うのでここにいるのか




お前は何ものだと言うのでここにいるのか



お前は何ものだと言うのでここにいるのか


           ....
 気がつけば2月になっていました。
 そして2007年になっていました。

 私はと言えばパートをはじめて1年が経ちました。
 薬を飲み始めて1年半経ちました。
  
 今年の冬は暖かくて ....
胃けいれんを起こしたり
風邪を引いたりしてる間に
12月になりました。

なぜだかとても忙しい日々です

最近
朝ごはんをちゃんと作るようにしています

夫は夜中のアルバイトを始めま ....
私は地道に働きます。
私は何を目指しているのだろう。

日曜日、ふとそんなことを考えてしまいました。

おうちもほしいです。
立派な家はいらないのだけど。
後ろの壁が外れかけたので食器棚 ....
心臓がね
シャーシャー
っていうの

トクントクン
ってなるのは漫画の世界だけなのね

私の心臓は
シャーシャーって

時々
休憩するみたいだけど

私が悲しくても
 ....
ふらふら
するの
こっちは川
ふらふら
蛇行する

急なカーブは
大きく膨らんで
対向車線に
はみ出るのね
自転車の時はね

フラフラしながら



今日の  ....
この連休は生まれ育った町へ行ってきました。
土曜は仕事でした。
日曜日は2番目の子どもの書写が展覧会に出ているというので
久しぶりに美術館に行ってきました。

私の生まれたところは山奥の盆地 ....
今日は私の病院と
子どものピアノレッスンの日が重なったので
外食しました

子どもたちは大喜びでした。
一人600円程度の外食で歓んでくれる子どもたちで良かったと思います。
そして
靴下 ....

自転車でパート先に向かっていると
木の上の方から
聞きなれない鳥の鳴き声が聞こえました

「オハョ オハョ」
って言ってるみたいに聞こえました

姿は見えませんでした
何の鳥だっ ....
一日おきくらい
一番下の子どもを抱っこして眠ります

暖かくてやわらかくてとてもいい気持ちです

ちょっと寝苦しいのだけど
もう一年生なのだけど

彼女の唇は分厚くて
ちょっぴり前に ....
ほら
あすこ
いつも私が通る道があるでしょう?
神社の裏の突き当たりの道
いつも白黒の猫が
道の真中で背中をゴリゴリしてるとこ

そこにね

三角があったので
天辺に立ってみたのね ....
 先日、京都へ行ったときにガケ書房でちょっとした知り合いでもあって、大好きな小川恭平さんの作った「Dear キクチさん、ブルーテント村とチョコレート」(いちむらみさこさん)という本を買って来ました。表 .... いつもね
ブラインドが上手く操作できなくて

落ちてきた日がすごくまぶしくて
会社のブラインド下げようと一生懸命
上を見ていました

中々
降りてくれなくて
そしたら長ああああい、途 ....
ずっとずっと子どもたちが熱
ついでに私も熱

私は時々暴れるから
お医者さんで
押さえられなくなったら飲んでね
とお薬をもらいました

お昼は脳を活発にするお薬を飲んで
夜は脳を休ま ....
何もない






何もない





何もない





これをいつまで続ければいいのだろう





 ....
あたしの踵にね
鈴が入ってるの

歩くたびにね
動くたびにね
すごく
いい音で鳴るの

お母さんがね

入れてくれたの

うれしいときは
すごく可愛く
なるの

怒って ....
私の周りだけが黒く縁取られ

切り取られ

夢か
リアルか

湯気が出ている食卓は確か

これは
夢の走馬灯

それとも
リアル

縁取りは
黒く
黒く
 ....
もしも
わたしが




もしも
私がそうだとしても
愛してくれる?

空はこんなに高いのに

緑がゆれて
間から光が挿すのね

私は怒りに溢れているけれど
 ....
初代ドリンク嬢(96)
タイトル カテゴリ Point 日付
トイレのヤモリ自由詩5*23/9/21 0:02
もういらない自由詩123/1/10 0:20
お手紙自由詩423/1/1 22:13
夢か現か幻か自由詩313/6/16 16:55
スミ子さん自由詩14*13/1/8 23:55
あがりたの森へ自由詩612/9/15 13:08
人生はセンスとリズム感が必要だと思うの自由詩6*12/7/10 17:04
会話するということ自由詩411/6/13 13:43
その男、ウサギテロリスト自由詩410/7/11 23:22
「41歳の春だから」このCMからすべては始まった自由詩7*09/7/8 11:44
塩の町の赤い家自由詩7*08/6/23 0:25
今日、分かったこと。ちょっと安心した未詩・独白407/9/29 1:41
背中のブツブツ自由詩3*07/5/17 0:30
2007.2.11DSで脳年齢が41歳、これってどうなんだろ ...未詩・独白7*07/2/12 0:15
2006.12.6今日は久しぶりに洗濯を外に干したよ日記未詩・独白12*06/12/7 0:06
2006.11.20すごく寒くなってきて時々考えてしまうのよ ...未詩・独白6*06/11/20 23:07
私の心臓未詩・独白3*06/11/15 21:27
だから歩いていくんだね、でも今日は帰ろうか未詩・独白4*06/11/13 22:18
2006.11.6連休は天気がよかったね日記未詩・独白3*06/11/7 0:13
2006.11.2家族で外食、3180円日記未詩・独白8*06/11/3 1:05
2006.10.31猫が轢かれそうになっていたよ日記未詩・独白5*06/10/31 23:38
2006.10.30 抱っこが大好き日記未詩・独白7*06/10/30 23:10
いつものあすこで未詩・独白8*06/10/30 22:57
2006.10.29 「Dearみさこさんへ」とかきたくなっ ...未詩・独白2*06/10/30 0:14
2006.10.26 今日の雲は素晴らしかったよ日記未詩・独白7*06/10/26 23:44
2006.10.25の何でもない日記未詩・独白5*06/10/25 23:35
秋日和自由詩3*06/9/24 15:19
あたしの踵のステキな鈴自由詩7*06/7/20 23:28
フラッシュバック自由詩2*06/7/20 0:21
といっても私は狂っているわけではない自由詩8*06/5/28 23:57

Home 次へ
1 2 3 4 
0.1sec.