はじめまして
初めてこの枝で花を咲かせました
これからもこの気持ちを忘れずに
毎年、花を咲かせたいと思います
放たれた密使の矢
固執する月の心臓をえぐる
(月は考える 空に浮かぶものを)
中空のノエシス
無想のノエマ
天蚕糸をはう蛇が赤と交わり
花残月を思惟 ....
今日が
終わるまえに
あなたに
会えたなら
巡りあったのは
私の運命
遠く遠く
離れているのは
私の宿命
そばにいて
そう言ってもらえたなら
すぐにでも
会いにいくのに
電車を
乗り継いで ....
今日は父の誕生日。
父と母が出逢って
私が産まれた。
それが私の原点。
まだ生きている。
それが私の宿命。
誰もが物語の主人公だとは よく言ったもんだ
確かにその通り
主観的にはいつだって自分が主人公だ
でもね
誰もが物語の主人公のような性格をして
誰もが物語のような人生を歩む
そんな世界は成 ....
鳴る度に
トクン
“1件”の文字に
トクン トクン
ボタンを押す指さえも
トクン
トクン
トクン
つまらない着信に
静寂が籠もる
見上げた空に感動を覚えて
マナーに切り替えた
振動に少しビックリし ....
戻さないで
1日はもう終わり
夕日が帰るところ
おはようだなんて
こんにちはだなんて
また明日のセリフ
戻らないで
オレンジ色の背中が
仲間達とはしゃいでいる
時 ....
ありがとう。
ありがとう。
今年も咲いてくれて。
ありがとう。
ななつ葉/僕
ねぇ、君は「無限の幸福」なんてものを信じられる?
今ココに確かに存在しているんだ
無限の幸福/ななつ葉
のクローバーが。
子供たちがサッカー ....
何度ここへ来ただろう。
高台から見下ろす街の景色はいつも気持ち良くて、私の心をすっきりさせてくれた。
澄んだ空と遠くに見える海。
今日私はこの街を離れる。
いままでありがとう。
また、いつか戻 ....
こんな
きれいな夜景
だれに
あげましょか
夜の帳にくるんで
天の川をリボンにして
お月さまのオブジェを添えて
だれが
受け取って
くれましょか
過去の自分はよく見える。
嫌になるくらい鮮明だ。
恐らく、その当時の自分よりは、自分のことを正しく見ることができているだろう。
僕は現在に常にいる。
この僕という存在は現在にしか存在しえない。
....
夕焼けは
心がちょっと
キュッとなる
日が沈む
なぜか寂しさ
湧き出して
明日もまた来ると信じて帰り道
1日の終わりにちょっと振り返る
私は何を残せたのかな
かあさんと旅した町は
あいにくの曇り空
灰の四辺に囲まれて
虹のリボンが
ゆれてます
ねがいよかなえと
ゆれてます
愛情はピンク 健康はみどり
お金は ....
あの頃の僕らは、確かに青春をしてた。
友達が上京してきました。私に会いに。
夏に会ったとき、彼女はもう1つ道を持ってて、まだ持ってなかった私はいいなぁと思って憧れの眼差しで見つめてました。
私も2つ道を持ち始めたところで春になって会い ....
? 蝶
シ/モクレンの一秒は
蝶の魂と同じ
奇妙に歪んだ美醜の契りが
爪先で蠢いて翅にかわる
うす紫がゆっくりと溶け出し
バスタブの温度を下げる
浴室で眠る蝶の夢は
完全に対称 ....
?さなぎ
蝶になる夢は決して見ない
蝶はさなぎの絶命
羽化を怖れる振り子は
細かく震えつづけている
?さなぎの夢
夢を見た
全ての扉の色彩を留めたまま
完成を拒んで
壊れ ....
枝先からしたたりそうな、
花びらの数々
春のご挨拶は
今日も僕らに、みがかれた朝をもたらそうと
せわしなく羽ばたいている。
忘れたくないものすべて
抱きかかえてなどいけない
けれど
おもいだし ....
異国の地を歩く
知らない街を歩く
静寂
遠く修道院の
尼僧の溜め息が
聞こえそうな
遠く眠っている
赤ん坊の寝息が
聞こえそうな
このトンネルを抜ければ
あそこには光がある
あの光が
わたし ....
誰ひとりとして上ろうとしない階段に、価値は?
誰ひとりとして上ろうとしない人間に、価値は?
ああ、
わたしは あなたに すがろうとしてたんだ
ひとりじゃないって
こたえてほしかったんだ
青い鳥に似ている
君の姿は。
たとえば星のように
土のように
風のように
月のように
気づけはしない
瞼をあげなければ
いつも。
夜は僕にくすぶったまま
朝焼けを連れて来る
磔にされた宛先不明 ....
「ねぇ。」
「ねぇ、キミ。」
「ねぇ、ねぇキミ。」
無限廊下の、うさぎいすが鳴きました。
淋しいうさぎいすは、死ぬのです。
無限廊下に並ぶのは
無限個数のうさ ....
空だけが高い 世界の隅っこ
風が通ることも難しいくらい
君の息遣いが近い
呼吸と伴に薫る 林檎ジュースとカレーの匂い
あれ?
ねぇ君
昼休みに食べたの?
不安な顔はしないで
別に気持ち悪くな ....
高校時代を思い出した。
後輩とキャッチボールをしてる時に。
とても懐かしく思えた。
戻りたいなんて願わない。
ただ、もう一度。
皆に、逢いたいと想った。
ハートがいっぱいで
あなたへの想いが
わからなくなりました。
あなたからの想いも
わからなくなって。
すっきり整理したくて、
でもそれも虚しくて。
それでも
明日を迎えるために
きちんと整理し ....
朝、
窓を開けたら
そこに春があった。
柔らかい日差し。
爽やかな風。
甘い花の香り。
鈴蘭の白が
新しい季節を呼び込んでいる。
そう、
否が応でも
季節は ....
季節を生む長針は
花の踊りを軽やかに刻み
日常を運ぶ短針は
轟音の突風で
踊り子のフリルをゆらす
瞬間風速
一面に立ち込めるのは、この春の香り
シャッター音
静止する時間が ....
あの道を通ってみたいな。
きっと、行き止まりには。
空の果てが、待ってそうだから。
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