優しさも愛も陰るよ歳月に心変わりは人の常だよ
嘘をつき嘘を重ねて日々を過ぐ嘘つく相手自分自身だ ....
心は曖いちいさな海で
寄せては返したがっている
愛してない
(あなたを愛していない)
そ ....
世界の苦しみを背負って飛んだ小鳥が地に墜ちていく様を美しいなどと表現できる傲慢さを捨てられないがため ....
めらめら壁が
燃えているというのに
くまたちは眠っている
5月も天辺間近
夕暮れも薄 ....
左足の小指が見当たらない
なくても困らないと思ったのだけれど
意外とバランスが取れない
歩 ....
真夜中の
ストロングゼロ
僕達の
ワルプルギスの
家 ....
スタジアムの外に棒立ちして
むかしながらのソウルミュージックを聴く。
風に乗 ....
ときどき旅に出る
バスあるいはロマンスカーで
目的地を通り越して
家に帰るために
....
....
夕日が震えながら沈む海で
光を貰った両眼の奥に
寄せては返す波の音が届き
溜め息やくしゃみで塗 ....
母の日の花器の義母への赤二輪
父の日の父の名の無い供養塔
死人にビスケットを持って会いに行く
後悔とかがないライフスタイル
一人ぼっちじゃないんだろね ....
皐月の風は 空色に
そして ひかりは 海色に
染まり上がって おりました
....
うっすらと浮かんだ額の汗に
太陽と雲が逆さに映りこんだ
霧島から噴煙が上がっている
牛 ....
手が凍えると
少しでも 温めようとして
両手をこすりあわせる
身体が凍えた時に
おし ....
かろやかに壊れゆく春の記憶は
描かれた風景に変換されて
消えてゆく
ひそやかな時は ....
君の声が届かなくなってから
ありふれた愛の言葉を避けて
世界を逃げ回るよりも僕は
耳のない自画 ....
眠るみたいに死ねたら理想
死んだみたいに眠れたら理想
もしかしたら
必死に墓穴を掘りな ....
悪い夢から覚める時はいつも決まって崖っぷちから足を踏み外してた
奈落の底には叩きつけられる事はなく ....
そしていくつか孤独になる
ぼくだけが泣いてなかった
頭とか目とかサランラップ
ぐる ....
考えてみたらあたりまえだけど
詩をかくひとにも
なにかしら毒のようなものをまとう
ひとがいた
....
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