古巣の職場は花壇となり、これから
日々の仲間とお年寄りの間に
花々は開いてゆくだろう
明日から ....
職場で最後のあいさつをした後
ひとり入った蕎麦屋にて、熱燗を啜りつつ
様々な天気であった…十七年 ....
ある日ふとおかあさんとおとうさんに
問わずにはいられなかった
「戦争ってそんなに悪いことなの ....
いくつもの門を通り
いくつもの問を越え
理解と誤解をなだらかに重ねては
綴り合わせる 欲望の道 ....
今時共産党の悪口言っても
何の意味もないから
誰も言わないけれど
敢えて言ったら
逆に新しい ....
空腹のわたしに
パンを焼いてやるよ
というひと
でもあんまりやさしいので
ついていく ....
身構えて
てめえに何の関係があるのかも分からない
従軍慰安婦に
異常なシンパシーを寄せるよりも ....
わたしたちは同じ筈なのに遅れ
わたしたちは同じハズなのにずれる
x軸上の点にいるわたしと
....
冷たい夜に
むらさきとむらさきが向かい合う
岩の径を
音だけがすぎる
鉱 ....
俺みたいに
ウンコしながら
スマホで書いたものが
ウンコみたいなのは
当然と言えば当然だが
....
ゆらり
ゆらめき消えてゆく
あれは幻だ
人生も過ぎてしまえば
ゆめまぼろし
ゆらり
....
いったいどこに行ったんだろうか?
消えてしまったんだろうか?
閉じ込めているうちに
....
外の日を入れよ、
外の日を
目を、眼を
ひたすら瞑り
泣きたい時はただ泣けばいい ....
君のうなじが
白くうつくしいので
ことばを失くし
つつじ柄の着物に
雨が落ち ....
コトコトと煮物を煮る
人生にはそんな要素が必要な気もする
アンテナを高く張ってトレンディなこ ....
自転車
夕暮れ
キセノンランプ
かなしみが、一律に同じ形をしていれば、いくらだって切り貼りして、いびつな模型を作ってみせる。
....
カシカシという音
ああなんだ
カササギが鳴いているのか
クロサギではないのか
あれ向こうには ....
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