恋しても恋されても
いつも僕らに残されているカードはひとつで
愛情を裏返しては その意味を確かめ ....
べつになんてことはないよ
ついでに嫉妬をしただけ 君とアイツに
どうしようもないよなボクは... ....
黒い飛行船の群れ 夜の隙間に浮かぶ
船は月光を隠し 機体の淵が煌めく
少年はマッチを擦り 蝋燭に ....
バリウム飲む前は
腹に何も入れてはいけない
というのは本当なのか？
それは食ったものが
何時 ....
チェーン外れた自転車 ペダルも日常も空回り
最近スローな景色は 執着が織り成す技？
バランスばっ ....
初夏のきみの窓にはいま何が
クイーンが封入されていた
封書が届くと
鐘が鳴るたびに
ゴミが散らばった
夕暮れに同意を求め ....
あたしかみさまっているっておもった
あたしいまかみさまをかんじた
だから、
も ....
ぼんやりと
ぼやけている世界に
浮かんで
あたふたとしているのだろう
あのイエスを見よ
....
風に運ばれて揺れる髪の毛は
頬をなぞる優しい手の動きを
思い出すような恋に良く似てる
永遠の森 ....
広場の顔した 原っぱは
住宅街の 一角にある
四号公園の立札みせて
....
夕暮れが濃い青であることに同意してくれた
ふすまの模様がウサギみたいだと言ってくれた
天袋のホコ ....
すべては上手くいくさ
と口にしながら歩き出すと
なんとなく
なんとなく
ほんとにそう思えてき ....
陽の光が乱反射している
この町の匂いと音
この部屋に
私が居る
確かに私の肉 ....
音を意識してください。え、あ、なんで、いや、そうやってどもってくぐもったものにも意味なんてあるんだろ ....
石楠花を右に折れ
道なりに進むと
大きな手で盛ったように花の咲く庭がある
かつて愛 ....
海の匂いが充満するあの部屋は
小気味が悪い
だから荷物を全部置いて来た
きっともう二度と戻 ....
風
狭間
真実
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