つぼみふくらみ
匂わずに匂うよう
結びの前にほころんで
笑いも
泣きも
....
自分の気持ちに嘘をつくと
心が涙を流します
嘘の言葉が口から出ると
嫌な気持ちにはなるけれ ....
親に育てられるために産まれたのか
親と育つために産まれたのか
誰かに愛されるために生きてきた ....
膝枕みあげる視線おっぱいの向こうの笑顔変わらずにいて
おっぱいが胴回りより細くても ....
米糠に触れた滑らかな掌ボタンを外しおっぱいに置く
ともに入る風呂で見慣れたおっぱい ....
錆ついて 細く小さく 縮こまった
わが古家を 見くだすような
....
僕は
こう思う
こう考える
と言うのは
自由だが
こうしたら
ああしたら
と言うのは
....
いぬの紐は赤と白でねじられている
悲しみのつぎに
夕日のようなゼリーをたべて
こぼれながら ....
内なる外が押し寄せて来る
外なる内が押し寄せて来る
誰もいない、繋がりはない
白い空間奥 ....
○自分が入院して
よくわかった
義理見舞いなら
遠慮した方がいい
葬式は
義理でも行った方 ....
どうでも良いことに
頭をあまり使わないことである
あまりにも
雑念が多すぎる
これが
病気 ....
行き先のないお前の虚像
とどまることを知らない水
不器用に溢れるのを忘れて
拒絶された命の河に ....
自称不動産賃貸業って
普通に考えて
「あっ、こいつ働いてないな」と思うだろ
何でそんな奴が生活 ....
オレンジ色の世界が僕に優しい。
季節の抜け殻が道路脇に溜まっている。
それは次の季節に ....
午後になり気がつけば夕暮れ
隣にはあなたがいて
長い下り坂の向こうに海が見える
リゾート地 ....
静かに生きてると
図々しい人にやられ続けるから
たまには牙があることを
教えなきゃダメだ
....
諍いが嫌いで
嫌な人間から逃げる
くよくよした
ちっぽけな自分の頭の中を
粉々にふっ飛ば ....
いつからなのだろう
躊躇するようになったのは
幼いころ
なんでも言い ....
風に靡く髪のように
たおやかな装いで
優雅な舞を演出する舞踏家のように
はらはらと落ちては舞い ....
惑星をつなぐ鉄道の中継地
真空チューブが
弦のように延びている
定刻をすぎても宇宙嵐で
....
蓋然性
籾
御影石
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