桜桜
桜が咲いた
寒い寒い冬の先
暖かい春の大空に
桜が咲いた
いっぱい咲いた
今年 ....
私は存在するので歌を歌ったりもする
眠りのなかはいつも春で、毎日夢の中で春の空気と遊ぶ
眠り ....
なだらかな丘を曲がり下る路のむこうは見えない
{引用=突き当たり 川沿いのT字路を左折す ....
曇りの空がある
気持ちは停滞している
何もやる気がしないよ
興味は彼方へと打っ飛び
鈍感な時 ....
自称詩人が存在する限り
俺の存在理由もある
ということは
自称詩人が絶滅すれば
俺は消えてな ....
ふと窓辺に立って
外を眺めたりしてみる
波が荒れている
春はまだ先だと聞かされている気にな ....
入院すると
上には上がいるということが
わかる
僕と同室に同じ地域のおじいちゃんが
入院して ....
病院へ行くと
すぐに検査、検査になる
検査の機械が精密になっているから
年を取るとたいてい何か ....
固く結んだ風呂敷の結び目を
ほどこう
あなたの前でだけ
ちょっと時間がかかるけど
....
ささいなことだった
君が僕の前で
仮面をかぶっていたことに気づいたのは
一度気づいたら ....
夜
からだじゅうのあなたを摘みとりながら
指はあおく湿っている
記憶はうすくひきのばさ ....
しーちゃんちの壁は砂壁で
さわるとちょっと手についた
しーちゃんのなかにチェーンのきれた自転 ....
母
大安
陽
加筆訂正:- 花の針/田中修子[01:08]
- わたしの心臓は花の針にトントンと打たれ 泣くこともできず あの日からたちどまっていた→わたしの心臓は花の針にトントンと打たれ 痛すぎて青い唇をかみしめて あの日から消えないあなたを抱きしめている
13rows, 1.04sec.