灯籠のつくように世界の意味は反転する
昼と夜とについてくる残酷な時刻たち
君らには心がないんだね ....
宵の街
冷たい風に
ふかれつつ
きみ待つ時は
心楽し
顔 しかないあなたを覚えては
いませんとうの昔に身体が
あることが当たり前になっていた
....
こんな詩しか書けないのに
他人の批評なんかするな
という言い方は本当は嫌いだ
何故なら
詩作 ....
もの言わぬ時間が
周りの壁を白く塗っていく
それから
道も
樹々さえも
ただ空は青いま ....
僕は
ワイフが
出かけると
動きが
活発になる😊
何千、何万回と
細い管を体内に入れて
排出するために
カーテンで遮るような社会
....
田舎町の空を明るく灯す
年に一度の花火大会。
いつもは走り回る校庭に
ビニールシートを広げ ....
帰りの車で
仕事で使えないジジイを笑い話にしているのを聞いて
帰宅する
黙ったまま
話を ....
言いたいことも言えぬまま
蓋を閉じた父の棺。
最後に触れた手に一輪の花を握らせて
また会い ....
掃除をしたはずの離れは
埃臭くて何処と無く汚い。
段ボール箱を破いて
いくつかのゴミ袋に詰 ....
傷
花
笙
もうじき春がやってくるはずなのに
今にも雪が降り出しそうで
泣いている子どもの膝が赤くてかわいそ ....
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