イライラするのは
しょうがないとして
イライラしていないふりを
うまくできなくて
八 ....
毛細血管が狂気と絡み合って血流は金属的な悲鳴を上げながら全身を駆け巡る、オオ、産まれ持った宿 ....
思い描いていた三次元曲線だったが
慎重さが足りなかったせいで
空気の抜けていく風船になってい ....
国境など無くなればいい
人類は民族間の違いなどは
大さないのだ
宇宙生命にも
大さないの ....
公営住宅の三階の角から二番目の部屋
のいつかぴかぴかだった扉
おんなのこは台所で目玉焼き
格子 ....
橋の下に鳥がいた
みつけたことがうれしかった
春をつれて鳥が群れる
水面下で魚と戦う
....
他人はすごい力持ちで
僕を振り回してく
振り回された僕は紙みたいに
力もなく薄い身を任せるだけ ....
ここ最近の
自称詩人ブームのせいで
自称詩人の社会的地位が向上し
勘違いした自称詩人が
こい ....
夜陰に
静けさの
微かに揺れ動く
ベッドを囲むカーテンから
白の色 剥がれ漂い出し
....
車と人々の行き交う大都会の交差点
彼は信号の支柱にもたれかかっている
その脇を通り過ぎていく ....
蝶が、
たくさんの蝶が舞っている
ビルとビルの稜線で区切られて
行き場を失くした ....
わたしから切り落とされた白い手が
向こうで手をふっていたのです
交差点にはひっきりなしに
....
大震災と原発事故で被害を受けた土地に赴任して、日々復興の仕事をしながらもう一年になる。右も左 ....
数字に計られる気持ちが
こんなにもちっぽけでくだらない
若いとか
重いとか
少ないとか
....
東
キロ
滑り台
光る春
心一新
風渡る
16rows, 1.01sec.