糸が風に舞う
白い糸が
青い空を背景に
風に流されている
その先を辿っていけるだろう ....
八王子市にある
自称詩人施設「悔恨の里」には
社会や家族から見放された
自称詩人達2500人が ....
絡めあうゆび
傷だらけのたましい
ふたりぼっち
ビルと家々との間に
はんぶん ....
人はそれぞれ、地上と永遠が触れる場所を持っている
それが天国への搭乗ゲートになる人生もあれば、 ....
イライラしながらつくるご飯
容赦なく切り裂いてゆく食材
答えが知りたい
だけど知ってしまっ ....
わかるのは、わからなくてもいいようなことばかりだ。
ききょう、ぴなぴなして頼りない花びら。ここ ....
路傍に落ちている石は
思い悩むことはない
そこに在る
それだけで満足し
微笑んでいる
蹴と ....
息絶えること
束の間の
蝶ちょ捕りでは
ないのだから
手にしたとたん
枯れはじめる ....
悪の組織「世界JS会」に捕らえられ
自称詩人「鋼鉄ジショーシ」に
改造された天才自称詩人紫ヶ原丈 ....
何気なく手に取った
鉛筆を見て気がついた
芯が尖っている
おかしいな、削った覚えはないのだが
....
くり貫いた目玉に映るスライス
お子様ライス
生卵
半分だけ とろけたチーズ
ぐちゃぐ ....
1条うまいものばかり食っていると
ろくなことない
2条飲み過ぎると
ろくなことない
....
風の化石 そよ風は立ち消えて
烈風に吹かれる熱砂の蜃気楼
焼けた砂岩 流砂の耀
渇きの ....
脊椎から
霊性
ロンダルダロンの夕景は
染まる薄いブルーで
パセリをフォークで
遊んで
....
靴を鳴らして歩く田んぼの畦道
やんちゃに暴れる子犬のリードを父が必死に手繰り寄せる
寒さに負けま ....
捨てしまったはずの着せ替え人形。
何故だか会いたくなって
押入れと物置の中を探し回る。
埃 ....
トランプさんが
叫んでいるよ
お前は来るな
あなたはおいで
お前はくずだ
あなたはすば ....
歪みを感じる
いつからだろう
目に見えているわけではないが
なにかが歪んでいるのを感じる
....
父と食べた大トロの刺身が
真夏のトマトよりも美味かった。
春先の清水港
少し冷たい潮風が
....
山
静
斬
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