扉のそとの明るい闇に
つっかけ一つで飛び出すと
石焼きいも屋さんがいた
おいちゃん、わたし ....
冬至を過ぎたとはいえ
まだ夕暮れはとても早い
午後と思ってでかけたが
歩き出してほどなく
....
それは山頂に降る一滴の雨から始まった
ポタリ ポタリと降る雨が
次第に寄せ集められ
濾過されて ....
夢に描いた箱庭は
とても脆く
不均衡に過ごす幸せを
それと実感することなく
華を掻きむし ....
北風に乗せて嘘吐くJSSJ
ドラゴンが冬干からびて漢方薬
気狂いが三人寄って墓囲う
毛受(めんじょ)の火災は壮大だった
宇宙戦艦ヤマトが突っ込んで来た結果の
大火に宅建業者も沢山見 ....
誰かが落としたハンカチ
びしょぬれで舗道に張り付く
イルミネーションを飾る 一人の部屋
ひ ....
遊びに行こうよ。
種明かしのテレビ
消して
手をつなぐための手
つないで
準備ができた ....
癌治療に対しての研究が凄まじいことになっていて
細胞が若返る研究がラットで、成功していたのですね。 ....
晴天の地中海の風に吹かれ
オレンジを噛みしめ
あの歌を歌おう
飲め 食え 歌え
ピザ ....
歳は後ろから突然にやってくる
ある朝目覚めたら
俺は六十歳になっていた
俺はいつの間にこんなに ....
三日月の横に
ちょこんとほくろみたいで
セクシーね星
正月の仕事帰りの私
つまらない気持 ....
息が落ち着かない
頭痛がする
もう2週間ぐらい続いている
真夜中頭痛で目をさました ....
人の手に触れたら最後は下僕
雨から身を守る為に濡れて
風に飛ばされても探して貰えず
骨が折れた ....
父母の愛の巣
僕たちの育ちの巣
たびたび人生の翼を休めに帰った巣
今は親もなく
巣も取り壊さ ....
まだ生きている
、
夥しい数の幽霊たちが街をゆきかう
、
様々な商業施設へ殺到する
、
....
ベランダで詩を黙々と読んでいる彼女のこころに青く咲く花
「愛だけが空から降ってくるんだ ....
初富士に望みを託す期間工
オバハンの毛穴も開く初明かり
趣味兼ねて消防隊員火事見舞
....
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断捨離といふ転機あり去年今年
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