[88]佐々宝砂[03/20 01:39]☆
みとは大きくかけ離れますが、コンクリートで固められた川岸を美しいととらえる文化もあるかもしれません。外国産の花畑を美しいととらえる人もいるでしょうし、私のように野の花や一般的には醜いとされる虫を愛しそこに美を見いだす人間もおります。私はそうした自分の好みについては、きちんと詩にしております。声高に宣伝する気はありませんし、詩を好みの景観のために利用しようとも思いませんけど、私にとっての大切なものについてはちゃんと詩にします。そういう詩作の可能性は否定しません。
「美しさ」の基準をつくることに、私は危険性を感じます。景観はもちろん美しいほうがいいのですけど、私は「絶対的な」美しさというものを信じていないのです。
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