[121]佐々宝砂[01/31 21:39]☆
うひとも、「桶物語」ならいけるかもしれません。もっともバカバカしさアレルギーを持つひとにはちょっと無理です。人を小馬鹿にしたような小説です。ところで「人を小馬鹿にしたような」というのは疵なんでしょうか、どうなんでしょうか。そこらへんは好みの問題じゃないかなと私は思います。
差別と文学の問題を考えるとき、私が思い出すのは、『誰だハックにいちゃもんつけるのは』といういまさら誰も憶えてないだろーな小説です。私も作者を憶えておりません。集英社コバルト海外シリーズから出ておりました。『ハックルベリ・フィンの冒険』を授業で使う学校があって、ハックには黒人差別的な要素があるからとその授業を黒人生徒がボイコットする話です。たったひとりだけ授業を受けた黒人生徒がいて、最後にその生徒が「ぼくはハックルベリフィンを読んだ。読んだから知っている。ハックはニグロという言葉を使うけれど差別的じゃない」というようなことを言います(記憶で書いてるので詳しくは違うかもしれません)。差別的だと言われていても、「読んでみる」「自分で確かめてみる」ということが、重要なことなのではないでしょうか。
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