[204]本木はじめ[2004 10/10 00:45]
った
母親の青白い下腹部に すでに
鉄条網が巻きつけてあるなら
それはそれでお誂えむき
人玉の燃える雨の夜の理科室から
人体少年を横抱きに攫ってくる
カーテンを引き 息を鎮めたら
極彩色の内臓を ひとつずつ
取り出して 恐怖の宿りを確める
恐怖の宿るところ 魂も宿る
それが兄でも弟でも 魂が欲しい
自分にはあらかじめ無いにしても

一篇の詩なのか違う詩なのかわからないのですが。
とても気に入っているので知りたいのです。
戻る