[184]藤原 実[2004 09/20 00:27]★4
コトバを投げつけるわけで、その身振りを読み取らずに、拾い上げたコト
バばかりを吟味しても批評の場が豊かになるとは思えないのです。

ぼく自身が今、批評を書けずにいるのにはいろいろ事情があるのですが、ひとつにはぼくを叩
き落してくれるようなコトバに容易には出会えない、ということもある。
そういう詩との出会への待望は、ブルトンが『狂気の愛』で「空中の不可能の花でも摘むよう
にあなたを摘み」にゆきたいと言ったように、あくまでもバーチャルで、脳内恋愛と蔑まれて
もしかたがないものなのですが。
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