[174]
川村 透
[2004 09/13 23:27]
★3
ベクトルは収斂してくる。同時に音読を試みている、韻律は詩の論理として思わぬ地平に導いてくれる。KJ法的コラ―ジュと呼んでいる僕のゆさぶり方で言葉が僕に教えてくれる。いくつもの「これしかない」があるひとつの「そうだったんだ」に変わる頃、ひとつひとつの言葉が、行が、連が、句読点が、空白が、改行が、韻律が声が、あるべきところに精一杯「近づいた」ことを教えてくれる。そこでようやく未練たらたら、あきらめるのだ。
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