[250]足立らどみ[2024 12/14 20:32]
ひとつの試みかもしれません。
話し言葉と書き言葉には、そもそも違う「時間性」と「空間性」が宿っています。話し言葉は、瞬間ごとに流れ去る音声の波であり、その場にいる人々の感情や状況、文脈の中で成り立っています。一方、書き言葉は、紙やデジタルの中に記録され、読み手に「解釈」を委ねるものとして、永続的でありながら固定的な面を持っています。詩を書く人が、この両者の違いを意識せずに文字を氾濫させると、たしかにどこか空虚さが漂うようにも思えます。ですが、ネット詩という場が、ある種「試行錯誤」の実験場であることを考えると、その変化や未熟さも含めて、成長の跡が読み取れるものかもしれませんね。
「文字人間」とい
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