[754]mizu K[2010 07/18 11:23]☆
井草6丁目と6.5丁目の空隙に
こっそり建てられた図書館への小道は
軍手をつけた不可思議な
夜の子どもたちの掲げる電球に
ふちどられてみちびかれる
あるいは
フィラメントの一瞬の惑いが
鬱積されて飽和していく
その頂点を的確に予測できる司書というものの存在が
重要なのではなく
ただ耳をかたむける鷺が1羽
そこにいてくれればよい
あるいはそこに満ちる
空調のぶんぶん
靴底のこつこつ
スキャナのぴこぴこ
新聞のぐゎさぐゎさ
喉音の、ん、ん
咳のけほけほ
くしゃみのはっくしょい
鼻水のじゅるじゅる
ガムのくちゃくちゃ
飴玉のぴちゃぴちゃ
いびきのがあ
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